試食の後、お花屋さんとの打ち合わせでした。

その打ち合わせの話をする前に。

私はお花が大好きです。

別に詳しくはないのですが、お花の季節になると、あちこちのフラワーガーデンにでかけます。

彼と初めての二人きりのデートは、浜松の花博でした(笑)

特に私はバラが大好きで、バラの香り、色、形、どれも大好きです。招待状もバラのデザインにしました。5月はバラの季節ですし。

だからブーケは絶対にバラ!と決めていました。


会場でお願いしているお花屋さんは、パリに本店を置く有名なお花屋さんです。

でもそこのお花屋さんが作っているブーケは、HPで見る限り、私がイメージしているのとは少し違いました。素敵は素敵なんだけど、色が濃いというか、私にはちょっと似合わないというか。


いろいろとお花屋さんのHPをめぐる中で、私のイメージ通りのブーケをいくつも作っているフラワースタジオがありました。私の愛読雑誌「花時間」にもよく載る、有名なところです。

そこのHPに載っているブーケや会場装花は、私が大好きな色や雰囲気で、何度見てもうっとりしてしまいます。

でも「花時間」に載るくらい有名なところだし…きっと忙しいだろうし、私のような飛び入りの素人がお願いしても無理だろうし、何よりも値段が高くて手が出ないんじゃないか?

そう思ってあきらめようとも思ったのですが、どうしてもあきらめられず、思い切ってそのスタジオに相談のメールを出してみました。

そうしたら。

そこの主宰の先生自らお返事くださり、「ドレスの写真を持って、一度スタジオにいらしてみては」とお声をかけてくださいました! 先生が直接メールくれたことがとてもうれしく、このスタジオでブーケを作ってもらえるかわからないけれど、これは一度行ってみよう!と思い、試食会の前々日、そのスタジオに行ってきました。

住宅街の中にあるひっそりとしたところでしたが、中はとても素敵。

出ていらした先生も、雑誌で拝見したとおりの美人な方。

すごく緊張しましたが、先生は優しく一通り説明してくださいました。花材の話、同じバラでもいろいろと違うこと、生産者さんとのおつきあいが大事なこと。私の知らないフラワービジネスの裏側のお話をいろいろと聞かせてくださいました。

そして先生は「もしうちで作らせていただけるならまたご連絡ください」と言ってくださいました。

本当はここで、すぐに先生にお願いしたかったのすが、会場のお花屋さんの話も一応聞いてみたいし、なにより彼に勝手にブーケをここで作ってしまうのも、ちょっと躊躇してしまったので、この日はこれで失礼することにしました。


二日後、レストランにて試食会の後、お花屋さんとの打ち合わせでした。

担当の方はさばさばとした方でどんどん決めていきます。

お値段も高くなさそうだし、頭のどこかで「ここでブーケをお願いしてもいいかな?」とも思いました。

あそこのスタジオだと高くなりそうだし、会場の装花とブーケが同じところのほうがいいかな?とも思ったので。

しかし、ブーケの話をして、私がドレスの写真を渡そうとしたら、その担当者さんは「写真はいりませんから!」と、私にその写真を返したのでした。

ブーケを作るのに、ドレスの写真はいらないのでしょうか?私はこのドレスと、そして私に合ったブーケを作ってほしいと思ったのでドレスの写真を持って行ったのに、いらない、と言われてショックでした。


なので、その打ち合わせの次の日に、会場のプランナーさんに彼から連絡してもらって(私がすると気まずいので<おい)ブーケのみキャンセルさせてもらうことにしました。

やはりブーケは花嫁のこだわりがあると思うのです。

ひとつひとつの花材にこだわり、その人に合ったブーケを作ってくれる、あのスタジオにお願いすることになりました。

値段も、私が予算を告げたら、「本当はそれでは同じようなものは作れないのですが、花材を調節してなるべく同じようなものを作れるようにします」と先生がおっしゃってくださいました。


ブーケができあがるのが楽しみです!

私が頼んだのはこういうのです。


挙式のときのキャスケード。

ブーケ白


披露宴のイメージチェンジ後のラウンドブーケ。

ブーケピンク



素敵なブーケができあがりますように……。