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(オランダのスーパーで見た、鯖の燻製らしきもの。本文とは関係ありません)



こんにちは。フン子・妹です。

先にブログをやり始めた姉・フン子に触発され、「私もやってみるか~」と会社退職を機に始めたこのブログも、気付けばはや3年。

当時、なんとなく気になっていた「ノマドライフ」をタイトルに掲げたものの、実際はロックや茶道や日々の暮らしや・・・かなり適当な内容でした


が、しかし

なんとここに来て、ほんとにノマドライフな人生を送る可能性が出てきました・・・

いやはや、人生いつどこでどんな出会いがあるか、わからないものですね~~。


一年半前に実家に戻ってきた時は、両親はもとより、ご近所や町内・親戚の方々にものすごく歓迎されました。「お父さんもお母さんも、喜んどられるだろうね~」「もう、ずっとここにいたらいいよ~」なんて、さんざん言われて・・・。ありがたいんだか、どうなんだか。

一方の私は・・・。地元は自分が育ったところですし、自然も豊かだし、もちろん愛着はあります。ただ、自分の人生で、いまこの時点で、長期的にここに腰を落ち着けて暮らすことは、想像できなかったんですね。なので、自分専用の車を持つことも、地元でフルタイムの仕事に就くことも、徹底拒否。。


実家を出たのが18歳。子どもの頃とは違う目で、地元を見ることで、いまの日本の地方(田舎)が抱える課題とそのポテンシャル、そしてそこで頑張っている人たちと日々接することができたのは、大きな収穫でした。そして、両親と、なんてことない日々を過ごせたことも。たぶん、私はそのために帰ってきたんだろうなーと思います。(親はどう思ってるかわからないけど)


ただ、このタイミングで姉夫婦が海外転勤になったこともあり、いろいろ考えました。親(というか母親)から、私たちが子どもの頃からさんざん刷り込まれてきたこと・・・

「お母さんは、あなたたちのために、頑張って仕事してるのよ~」
「お母さんは、一人っ子だから、仕方なくお婿さんをもらって
(お父さんみたいな人としか結婚できず)、家を継いだのよ~」
「できればどっちか、お婿さんをもらって、老後の介護もよろしくね♪」



昔は気にしてないつもりだったけど、やっぱり刷り込みって、コワいですねそれに、私自身、今までいろいろ、親には迷惑かけてるからなー・・・。

この半年、考えました。いっぱい悩んだし、いっぱい泣いた。相談ベタな私ですが、人生の先輩や友人や、たまたま出会った方なんかに、相談したり、話も聞いてもらいました。親にも、子どもの頃は我慢して言えなかったことを、敢えて言ってみたりしました。



で・・・、もういいかな、と。

自分の幸せを考えよう、と。


決め手になった理由の一つが、地元に帰る直前に携わってた二つのお仕事現場で、それぞれ1人ずつ、とっても不幸せそうな人がいたんです。そして、その人たち(1人は日本人女性・もう1人は外国人男性)には、私から見て、共通点がありました。それは:

周りのために、自分が本当はやりたくないことを、無理して頑張ってやっている。そして、いつも怒っている。

2人とも、とても優秀で、周りから頼りにされている人たちなんです。でもね、「もう、この仕事やめたい」って、公言してるんですよ。だけど、自分がいなくなるとその職場が周らなくなるので、やめれない、と。そして、いつも不機嫌で、ちょっとしたことで烈火のごとく怒る。怒鳴る。本当はとても優しくていい人たちなのに。


私はそれを見て、「あぁ、自分を犠牲にして誰かを幸せにするなんて、できないんだなぁ」と思ったのです。むしろ、自分が不幸なことで、周りまで不幸にしてしまっている。

ボランティアとか奉仕活動をされてる人は、どうなの?と思われるかもしれません。でも、そういう方は、「自分がやりたいからやっている」わけで、「自分を犠牲にしている」とは思ってないはずなのです。(少なくとも私自身がボランティア活動をするときは、そうです)


人生の大きな選択をするときって、どちらに進んでも、何かしら課題や障壁はあるでしょう。でも、その選択が「正しかった」と思えるようにするのは、自分の行動ですよね。

私も自分の選択が正しかったと言えるように、そしてその時どきの自分の気持ちに正直でいられるように、心がけたいと思います


・・・本日は長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
今後とも引続き、よろしくお願いいたします

ついでに、いよいよ本日アメリカへ旅立った、フロリダ駐妻となる姉・フン子のブログも、あわせてよろしくお願いします