石はやめてください石は

石はやめてください石は

歩行する際、手と足が一緒になる事例(卒業式などでよく見られるアレ)を限界まで自然にこなし、「あぁ、元々そういう歩き方の人なのか」とすら思わせてしまうようなブログです。
ニコニコマイリスト→http://www.nicovideo.jp/mylist/22119177

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タケコプター:人一人が自由に宙を舞える程の浮力を生み出す。ヘリコプターの原理と同様、回転に伴う反作用が考えられ、本来であれば自身の体も回転してしまい操縦どころではないが、作中ではその様な表現はなく(不慣れの為操縦がうまくいかない場合を除く)かと言って、反トルク作用を防ぐ横方向に対する力も作画の構造からは見て取れない。非常に不可解だ。また、安全面においても放置できない点がある。あれほどの小さなプロペラで50kgの人間を浮かせようとした場合、回転数で言うと十数万rpmを叩き出す必要がある。これは人体を縦方向に支えている脊柱に多大な負荷が加わり、場合によっては神経を傷つけ手足の痺れ等を誘発する可能性がある。また、装着面に加わる摩擦抵抗の大きさも無視できない。場合によっては地肌、毛母細胞を傷つけ、脱毛症を引き起こす可能性が懸念される。



どこでもドア:意図した場所へ瞬時に移動できる言わば空間転移装置だ。移動先が目視できることから高濃度のX線で細胞をデジタル信号に変換し、ネットワーク等で転送する類でないことがわかる。いや、わからない。そこなんだ。これらは推測の域を出ないが、何かこう、基地局のようなものが随所に設置してありその電波管轄内にて複数のどこでもドアを設置することで空間軸を電子的に捻じ曲げ、トンネルのように繋ぎ、あたかも瞬時に移動しているかのように見せかける…。しかしこれでは同時に複数のドアが必要になり、そもそも「どこでも」と言う商品名に語弊が出るのではないか。わからない。わからないんだ。



タイムマシン:その名の通り過去と未来を行き来できる夢の乗り物。大変に大きな重力は空間にも作用し歪を作る。そしてそこに流れる時間は通常よりも遅くなるため、間接的に「時間」という概念にも重力が作用する。つまりそこに作用する重力の大きさを変動できれば通常の時間の流れと比例的に相違を生み出し、何倍もの時間を経過させることができる。浦島太郎などの俗説を始め、宇宙空間に存在するブラックホールの原理を参考にした、通称「相対性理論」だ。しかしこれはあくまで未来へ進むための仮説である。過去に戻るためには時間の経過を遡る必要があることから「時間」という漠然とした概念を解明させなければならないため、今の僕には理解できない。


ほんやくこんにゃく:あらゆる言語を理解し、話せるようになる。現代のインターナショナルビジネスに身を投じる労働者や海外での活動を目標としている若者からすれば喉から手が出るほど欲しい代物ではないだろうか。脳に良いとされる成分でお馴染みDHAを多量に含み、脳の細胞膜を柔軟にし、神経細胞の成長を促しているのだろうか。しかしそれでは限界がある。即効性がないからだ。作中の表現としてはこの製品を摂取した直後に効力が現れていることから何か別の作用が考えられるのではないか。例えば脳細胞の細胞分裂を爆発的に早める方法だ。細胞分裂促進活性作用のある特定のタンパク質が現に実在しているため可能性はある。副作用としてはすぐに症状が出るもので目眩や吐き気。急激に成長を早めていることから脳の老化に伴う若年性アルツハイマーや脳内出血、また肝臓への負担も計り知れない。この時点で大変な薬物であることがわかるが、更には対応する語学力がなくてもコミュニケーションが図れていることから、相手の瞳孔の開き具合、脈拍、発汗量などから推察して、相手が何を伝えたいか理解出来るほど五感を研ぎ澄ます効力があるのか。もしくはあらゆる語学プログラムを神経信号に変換する技術が完成している。どちらにせよ神経に多大な負担をかけることになり、場合によっては自律神経失調症や鬱病を発症させる心配が出てきた。

難しいことを考えるのは嫌だ。簡単に生きていきたい。

未来に絶望した私は、理論ではなく、古来より狩りや打製石器に使用された物理攻撃を行う。

部屋の片隅に立て掛けられていた金属バットを手に取り大きく振りかぶると

今、PC目掛け勢いよく振り下ろした。