■韓国マスコミでは日韓戦争論がブーム? | FUNGIEREN SIE MEHR !!

■韓国マスコミでは日韓戦争論がブーム?

 なにやら戦後の日本の第二次日米戦争を描いた仮想戦記もののような感じもしますが、韓国国内の大手マスコミがこぞって日韓戦争の可能性と戦力比較などを行っているとなると、やはり韓国の仮想敵国は北朝鮮ではなく日本なのだなと感じます。



【韓国軍が独島防衛演習 マスコミは日韓戦争論 1ページ】  (産経新聞 7月29日)
【韓国軍が独島防衛演習 マスコミは日韓戦争論 2ページ】  (産経新聞 7月29日)


 竹島問題で日本大使館前で抗議する韓国保守団体


 ■仮想戦記事の勝敗予想は…日本優位
 韓国軍は29日、日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)周辺で30日に「独島防衛訓練を実施する」と発表した。海軍の艦艇6隻やP3C哨戒機、対潜ヘリなどのほか空軍からもF15戦闘機が参加するという。韓国軍が島周辺で軍事演習を事前に公表し「独島防衛」と銘打って公然と行うのは初めてで、竹島支配を内外に誇示しようとするものだ。
 発表によると今回の演習は「仮想勢力が独島の領海を侵犯するというシナリオの下に、海・空軍と海洋警察(海上保安庁に相当)の合同作戦で仮想勢力の独島進入を遮断し退去させるもの」という。
 一方、独島反日ムードを主導しているマスコミも「独島をめぐる日韓戦争」を仮想した記事を大きく掲載し、双方の軍事力を比較しながら勝敗分析に余念がない。韓国では先年、100万部を超えるベストセラーになった「ムクゲの花が咲きました」など大衆小説には日本の「独島侵攻」を仮想した日韓戦争モノが多く、週刊誌などにも似たようなストーリーがしばしば登場している。

 しかし今回は「独島で韓日全面戦が勃発(ぼっぱつ)すれば?」(26日付、朝鮮日報)や「今、独島で(日韓)空中戦が展開されれば」(29日付、中央日報)など大手の一流紙が堂々と報道しており、マスコミの高揚ぶりが目立つ。
 ちなみにこれら仮想記事の勝敗予想は「海・空軍力に大きな格差。半日ももたず強奪される可能性」(朝鮮日報)とか「初期は韓国が有利だが、イージス艦や空中警戒管制機などを持つ日本に押される」(中央日報)などと不利を強調し、日本に対抗できる軍備強化を訴えている。
 また韓国政府は29日、韓昇洙首相を、首相としては史上初めて竹島に上陸させるなど、マスコミ世論にあおられるかたちで“独島愛国”をエスカレートさせている。



 以下、韓国側のマスコミの『韓日戦争論』の記事を。



【「F-15K、独島を守れ」…独島防御訓練実施】  (中央日報 7月30日)


 外国による独島(トクト、日本名・竹島)侵犯に対する阻止能力を高めるため、独島防御訓練が30日、鬱陵島(ウルルンド)と独島近海で実施されると海軍が29日、明らかにした。

海軍の関係者は「訓練にはF-15K戦闘機をはじめ、広開土大王艦(KDX-Ⅰ級・3000トン)、馬山艦(FF級・1800トン)など海軍艦艇6隻、海上哨戒機(P-3C)、対潜ヘリコプター(LYNX)、海上警察の太平洋7号(3000トン級)、漢江8号(1000トン級)などの警備艦が参加する」とし「最新鋭機F-15Kが独島防御訓練に参加することは、今回が初めてだ」と話した。

今回の訓練は仮想船舶が独島領海に侵入してくることを想定し、情報入手の段階、状況の伝達および識別を経て、海軍、海上警察、空軍が合同作戦を行い、これを退去させるシナリオで進められる。訓練は海軍第1艦隊の司令官が全過程を主管、統制する。この間、韓国と日本の関係を考慮し、公開しなかった独島防御訓練は1995年から毎年、実施(2~4回)してきたが、今年は今回が初めてだ。

鬱陵島にある海軍レーダー部隊が東海(トンヘ、日本名・日本海)の公海上で独島に接近してくる国籍不明の不審な船舶を発見し、訓練が開始される。

レーダー部隊が不審な船舶の状況を東海の第1艦隊司令部に通知すると、第1艦隊司令官は直ちにP-3Cの出動を指示する。海上レーダーを装着したP-3Cはこの船舶に近づき、無線交信を通じて、国籍、予想航路、航海目的などを識別する。この際、国籍不明の船舶が交信を拒否して独島の方に進んだら、直ちに第1艦隊司令部に報告する。

続いて、第1艦隊司令官は海洋警察にこの情報を伝え、海上警察は太平洋7号と漢江8号を出動させて、この船舶の航海を阻止させる。不審な船舶が海上警察の阻止を振り切り、独島近海に侵入した場合には、F-15Kと広開土大王艦がこの船舶を阻止する。


【独島:韓日もし戦わば(上)】  (朝鮮日報 7月27日)


 「独島(日本名:竹島)をめぐって韓国と日本が軍事衝突を起こせば、1日で独島は奪われてしまうらしい」
 「1日もかからないかもしれない。断言はできないが、(独島が奪われるのに)半日かからないかも…」
 島根県議会が「竹島の日」条例を通過させた2005年3月、韓国海洋戦略研究所が主催するセミナーで出た発言内容だ。ある専門家の質問に答えた人物は、「大洋海軍の父」と呼ばれる安炳泰(アン・ビョンテ)元海軍参謀総長だった。


 朝鮮日報『韓日戦争』(上)
 

 ◆韓国の海軍力は日本の30%レベル 
 それから3年後、韓国海軍の戦力は急速に向上した。初の韓国製イージス艦「世宗大王艦」が進水し、アジアでは最大の上陸艦である独島艦、5000トン級の韓国型駆逐艦KDX‐Ⅱ、1800トン級214潜水艦も保有するようになった。
 しかし日本の海上自衛隊の戦力もさらに強化された。これまでのイージス艦よりも戦力アップした最新鋭イージス艦2隻を加え、イージス艦だけで6隻を保有している。戦後初のヘリ用空母と呼ばれる1万3500トン級の日向や水中作戦能力が大幅に向上した最新鋭の3000トン級潜水艦も現場に投入された。その結果、艦艇の総トン数は韓国が13万700トン、日本は42万8000トンと大きく水を開けられている。
 ◆韓日のイージス艦、韓国は1対6で劣勢 
 水上艦艇で主役となるイージス艦の場合、最大で1054キロ先から飛来するミサイルや航空機を発見でき、500キロ先の航空機、艦艇、ミサイルなど900の標的を同時に発見、追跡できる。とりわけ昨年配備されたあたご型イージス艦は東海(日本海)を管轄し、有事の際には独島へ最初に出動できる第3護衛隊群に配備された。第3護衛隊群は京都の舞鶴を拠点としている。
 日本の海上自衛隊は今年初めに地方隊に属していた護衛隊をすべて護衛艦隊へと編入し、四つの護衛隊群と14の護衛隊に再編された。それぞれの護衛隊群は4隻ずつの護衛艦からなる二つの護衛隊で構成され、計8隻の護衛艦を保有している。


【独島:韓日もし戦わば(中)】  (朝鮮日報 7月27日)


 朝鮮日報『韓日戦争』(中)

 ◆戦闘艦-対艦ミサイルもヘビー級対フライ級 
 排水量1000トン級以上の戦闘艦も韓国海軍は40隻だが、日本は3000トン級以上だけでも40隻以上を保有している。両国海軍が敵艦を攻撃する際に使用される対艦ミサイルは、そのほとんどが米国製のハープーンだが、日本の保有数の方がはるかに多い。
 対艦ミサイルの攻撃を防御する対空ミサイルや、機関砲で対艦ミサイルを撃墜する近接防空システムなども日本が上回っている。その上、日本の艦艇は1984年以降に投入された艦艇の比率が65%以上を占め、新型艦艇の比率も高い。
 ◆対潜水艦戦力は大人と子供の違い 
 海の戦略兵器とされる潜水艦と相手潜水艦を捕える対潜水艦戦力を比較すると、その差はさらに大きくなる。韓国海軍は現在1200トン級209型潜水艦9隻と、1800トン級214型潜水艦1隻を保有している。一方、日本はこれよりもさらに大型の2200から3000トン級潜水艦を16隻保有している。潜水艦を探し出すP3C海上哨戒機も日本は90機以上保有しているのに対し、韓国には8機しかない。ヘリコプターも韓国は40機だが、日本はSH60Jが89機、SH60Kが8機の計90機以上に達する。
 ◆海上警察は航空機の面で比較にならず 
 独島をめぐる韓日間の紛争が起こった場合、軍が衝突する前に交戦するのは韓国の海上警察と日本の海上保安庁だ。韓国側には3000トン以上の大型警備艇が多い。
 3000トンから6500トン級の警備艇は韓国側が15隻、日本が13隻だ。しかし、900から1000トン級の警備艇は韓国側が7隻に対し、日本は38隻だ。
 航空機においては韓日間の格差はさらに開く。固定翼機の場合、日本は27機で韓国はわずか1機。回転翼機(ヘリなど)は韓国が14機で日本は46機だ。


【独島:韓日もし戦わば(下)】  (朝鮮日報 7月27日)


 ◆韓国空軍のKF16、独島で5分しか戦闘できず 
 韓国空軍は500機の戦闘機を、日本の航空自衛隊は360機を保有している。問題は日本の方に高性能の戦闘機がはるかに多い上に、空軍基地からの距離が短く、さらに空中給油能力まで兼ね備えている点だ。
 独島は江原道江陵基地から266キロ、F15Kが配備された大邱基地から330キロ、慶尚北道浦項から258キロ、非常滑走路のある慶尚北道蔚珍からは216キロの位置にある。
 一方の日本は独島から157キロ離れた隠岐からF15J戦闘機を出動させることができる。韓国の戦闘機のうち独島上空で1時間以上作戦を実行できるのはF15Kだけだ。170機を保有しているKF16は5分しか独島上空にとどまることができない。
 日本はF15Kよりもやや性能が劣るF15Jを203機、F16を改造したF2支援戦闘機70機以上を保有している。日本は今年に入ってKC767J空中給油機を導入した。空中給油を1回行えば、F15Jは飛行時間が2時間増え、F2 戦闘機は地上に対する攻撃範囲が1000キロ以上も増加する。
 ◆日本の早期哨戒機は韓国空軍の動きを手に取るように把握 
 空軍力で何よりも韓国側が劣るのが、空中早期哨戒機の能力と電子戦の能力だ。
 日本はE767を4機、E2Cを13機の計17機の早期警戒管制機や哨戒機を保有している。これらは350キロ以上離れた韓国の航空機の動きを手に取るように把握できるものだ。
 韓国は2012年にE737を4機保有する予定だ。独島で空中戦が起こった場合、鬱陵島などにある長距離レーダーの支援を受けることになるのだが、地上にあるレーダーはどうしても空中の管制機よりも探知する範囲が制限される。電子戦の場合も日本はEC1など電子戦機を数機保有しているが、韓国空軍にはない。現在韓国軍は米軍から偵察衛星の情報を受け取っているが、韓日間で衝突すれば支援を期待するのは難しいだろう。
 宋永武(ソン・ヨンム)元海軍参謀総長は「韓国の海軍力が日本の70から80%のレベルになれば、日本が独島問題で挑発できなくなる。昨年夏に海軍が合同参謀本部に提案した内容、すなわちイージス艦3隻、5000トン級駆逐艦(KDX‐Ⅱ)6隻の追加建造計画を直ちに実行に移す必要がある」と述べた。

 (ユ・ヨンウォン記者)



 ツッコミどころは多々あるようですが…。


 1054キロ先の飛行物体を探知?地球は丸いのに?衛星とのレーダーリンクでもないと1054キロも走査でき無いと思うのですが…。
 仮に走査できても、その時点で敵性航空機にレーダー探知を教えてしまうようなもので…。


 900から1000トン級の海上警察(海保)の警備艇が、戦闘を行いながら(?)日本海の波浪にどこまで耐えられるのでしょうか。



 そもそも戦争は軍艦や航空機の数ではなく、それを扱う側の国家の状況で戦況や戦術は全然変わってきます。
 憲法や法律、何より国民やマスコミの無理解に晒され続けている日本の自衛隊が、果たしてどこまで本物の戦争を遂行できるのか、私には少々疑問です。


 これらの韓国マスコミの記事は、冷戦期に米英ソが良く用いた手法と同様、相手国の軍事力を誇張して自国軍事力の軍拡に正当性を与えるための目的で書かれたのではないかなと思います。


 韓国の李明博大統領はアメリカ産牛肉問題をきっかけに、政治的危機にあります。このため世論受けの良い反日策を取らざるを得ないのも現状でしょう。


 大手マスコミがこうした韓日戦争論を書き連ねるのは、特に中央日報と朝鮮日報がアメリカ産牛肉問題の際政府の政策を擁護した際に、暴徒に社屋を襲撃され(この襲撃の際、他の韓国内左派系マスコミはこぞって襲撃を熱烈に支持しました)、国民世論の大勢に迎合する必要があったのではないかと思います。一種のガス抜きですね。


 こうしてみると、韓国がいかに日本を敵国視し、軍事力によって日本を脅かそうとしているか、よく分かります。


 日本のマスコミも国民もこの現実を、現実的に深刻に受け止めて、国民が一丸となって韓国の反日政策に対処していただきたいものです。



 【参考書籍】


韓日戦争勃発!?―韓国けったい本の世界
野平 俊水


「反日韓国」に未来はない

呉 善花



「反日・親北」韓国の暴走―「韓流ブーム」ではわからない

呉 善花


やっかいな隣人韓国の正体―なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか

呉 善花
井沢 元彦



嫌韓流 実践ハンドブック2 ~反日妄言半島炎上編~

桜井 誠






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