■民主党首脳は媚中に走った売国奴だ

【中国共産党・王氏「拉致は日朝で解決を」】 　（産経新聞　１月１７日）　

　民主党は１７日、中国共産党との定期協議機関「交流協議機構」の２日目の会合を都内のホテルで開き、小沢一郎代表ら幹部が王家瑞対外連絡部長らと意見交換した。

　王氏は、北朝鮮による拉致問題について「日本の関心を理解し、北朝鮮に伝える努力をしているが、最終的には日朝間で解決しなければならない」と述べ、日朝間の対話を進めるべきだとの認識を示した。

　北東アジアの安全保障問題では、民主党の前原誠司前代表が「周辺国は中国の軍事力増強に関心を寄せている」と指摘。中国側は「外国を攻めるつもりはない。国土や人口でみれば、米国や日本と比べてもはるかに少ない」と説明した。

　また靖国神社参拝について、民主党の出席者は「国内問題として適切に解決したい。民主党政権なら首相や官房長官、外相は参拝しない」と説明。中国側は「（中国側の）感情や状況を理解してほしい」と述べた。

　・王家瑞対外連絡部長と小沢代表　「交流協議機構」にて

　

　ここへ来て中国側は北朝鮮への働きかけを半ば放棄・諦めたかのような物言いをしていますね。日朝間で解決するためには、先ず北朝鮮が諸問題に誠実に対応することが必要です。それまでは頑として圧力を加え続けるという態度が必要であると思います。

　さて、以前までは小沢代表は「無意味な訪中・要人との会談は行わない」というスタンスの持ち主でしたが、最近になってそのスタンスを１８０度転換したようです。

　この日午前の民主党党大会では野党党首らのほかに、王家瑞対外連絡部長を来賓として招いています。異例のことです。

　・民主党党大会で挨拶する王家瑞対外連絡部長

　

　反自民のためには中共の力も借りるということでしょうか。民主党は、往年の社会党どころか社民党や共産党のようになってきましたね。

　靖国参拝についても、「民主党政権ならば参拝はしない」などと、一体誰の支持を受けて国会議員に当選しているのか理解していないような物言いです。たとえ民主党政権になって参拝を行わないと明言しても、ネットを通じて変容した国民意識の前にはどうなることでしょうか。

　靖国問題は判然たる国内問題であり、いちいち中国の許可を得て行う行わないを決める問題ではありません。また、その問題を主体的に考えるのは本来国民の役割であり、今回のような国民を全く無視した中国側との約束のやり取りには強い不快感を覚えます。

　前原誠司前代表ただ一人が中国を巡る安全保障問題に問題を提起していますが、私はそれを評価したいと思います。と同時に、中国側の説明に非常ないらだちを覚えます。

　「外国を攻めるつもりはない」という言葉は、チベット侵攻や中越戦争、台湾問題、フィリピンへの侵攻、或いは東シナ海での艦艇遊弋を見れば大ウソであることは明らかですし、「国土や人口でみれば、米国や日本と比べてもはるかに少ない」という言葉の意味も分かりません。中国軍は自衛隊の何十倍もの軍備を保有し、核ミサイルを多数保有しています。

　中国側は安全保障を巡る日本の懸念に応える気がさらさら無いのです。所詮彼らは我が国にとって敵性国家でしかありません。

　国内問題を見ても外国の外交プロトコルを無視し国際条約を遵守せず、中華帝国・華夷秩序の再構築を目論む中国の「外国を攻めるつもりはない。国土や人口でみれば、米国や日本と比べてもはるかに少ない」などという言葉を言葉通りに受け取るわけには到底いきません。民主党首脳はそれで納得したかもしれませんが、日本国民はそれで納得するでしょうか。

　また、今回の敵性国家の独裁政党との会談・共闘を民主党首脳は日本国民にどう説明するのでしょうか。どのよう説明してくれるのか、非常に気になるところです。まさか報告無しなどということはないでしょうね？小沢代表。

　【参考ＨＰ】

　■東アジア黙示録 　様

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