「辞書を読む」トークイベントが開催されました! | 舟を編むのブログ

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映画『舟を編む』公開記念
「辞書を読む」トークイベントが開催されました!



昨日3/10()、一橋講堂中会議場にて
映画『舟を編む』公開を記念して「辞書を読む」トークイベントが開催されました
会場には約300人のお客様にご来場頂きました。



その内容を一部ご紹介いたします

この日イベントに登場したのは、
●「舟を編む」原作者 三浦しをん先生

●一橋大学非常勤講師、漫才コンビ米粒写経 「学者芸人」サンキュータツオさん
●フリーライター、早稲田大学教授 永江朗さん
●岩波出版 広辞苑編者 平木靖成さん
ちなみに、なんと平木さんは、主人公・馬締光也のモデルとなった方です


皆さん辞書にまつわる著書があるということで、
それぞれの辞書にまつわるエピソードを織り交ぜながら
辞書を「引く」のではなく、「読む」ことの魅力や面白さについて語りました。

また、ご来場の皆さまには映画『舟を編む』の本編特別映像をご覧いただき、   
  実際の辞書作りの現場と比較しながら、原作及び映画の魅力についても語って頂きました。

三浦しをん先生:仕事で辞書を使うようになって、広辞苑と大辞林の2冊を買ったのですが、読み比べてみると、辞書によって言葉の語釈(意味)や表現の仕方が違うという事に気づき、それから色々な辞書を買いあさるようになりました(笑)
小説で多少ぼやかしていたようなところも、
映画では細かいところまで映像として再現されていて、そのあたりも見どころです!松本先生の机の上の辞書や、馬締が使っているマグカップの柄など!

サンキュータツオさん:「辞書は確かに人が作っている」ということを感じますよね。もちろん人によって説明の仕方や解釈が全然違ってくるもの。そういう人の温もりを感じられる書籍が辞書だと思います。辞書の“序文”は合コンの自己紹介みたいなもので、読み比べてみると面白いのでオススメです!

永江さん:僕は毎日歯を磨きながら
広辞苑を読んでいます。今3週目です(笑)

平木さん:僕は「舟を編む」の主人公・馬締光也くんほどは変人じゃありませんよ(笑)
“辞書を読む”ことで知ることのできる言葉がたくさんあると思います。言葉は知れば知るほど受け止め方が広がり、相手が言っていることに対しても寛容になれると思います。

イベントは約3時間に及び、この濃厚な辞書トークに会場も大盛り上がりでした。

皆さんのお家の本棚に、眠っている辞書はありませんか?
この機会に是非引っ張り出して、辞書を読んでみてはいかがでしょうか