海外ビジネスは日系人を頼りに… | 財産コンサルティングな日々

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船井財産コンサルタンツ高松で働くファイナンシャルプランナーのブログ

こんにちは(^O^)/
こんにちは
本日は、アメリカ、ロサンゼルス出張の最終日です。
現在は、日本への移動の畿内ですが、最終日の飛行機への乗り込み寸前まで、凝縮感のある内容でした。
様々な収穫がありました。

外貨建ての資産が必要な時代です。
海外で外貨建て資産を保有することにより、様々なギャップが生じます。
そのギャップを利用して、資産保全を図ることができます。
お客様に新しいご提案をできる仕組みが整いつつあります。

さて、今回のロサンゼルス出張で初めて知ったことがありました。
過去に映画やドラマの題材にもなっているので、ご存じの方も多いでしょう。

ロサンゼルスの日本人街であるリトルトーキョーに全米日系人博物館があります。
その博物館では、第二次世界大戦中にアメリカで暮らす日系人が強制収容所に強制収容されたことや、その日系人が徴兵の際に多くの志願兵となり、アメリカのために大きな戦績を挙げたことが資料とともに記録されています。
強制収容された日系人は12万人以上に及び、驚くべきことに、その日系人の中にはアメリカで生まれ、アメリカの国籍を持つ人も多くいたそうです。

全米日系人博物館
http://www.janm.org/jpn/main_jp.html
http://www.janm.org/

志願した日系人兵士は、日系人だけの第100師団と第442師団が組織され、後に二つは第442師団に統合されたそうです。
この日系人の部隊は、大変大きな戦績を挙げ、アメリカ陸軍史上で最も多くの勲章を受け、その記録は現在でも破られていないそうです。

日系人兵士の合言葉は「GO FOR BROKE」、「当たって砕けろ」という意味です。
その合言葉が大きく書かれた石碑の側面には、部隊の兵士の名前が刻まれています。
94歳と90歳の部隊の生き残りの方にも直接話しを伺うことができました。
go for broke



今回の我々のロサンゼルスでの活動は、日系人ビジネスマンに大変お世話になりました。
全米日系人博物館でのガイドさんから、現在の全米日系人博物館の建物を建築する際に、当時の日本経団連会長であったソニーの盛田氏が経団連をまとめ、多額の寄付を行ったということを聞きました。
戦後、日本が稀に見るスピードで復興を果たしたのは、外貨を稼ぐことができたからです。
外貨を稼ぐことができたのは、それぞれの企業の努力があったことはもちろんですが、アメリカにおける日系人の努力、その努力による日本のイメージアップの影響が大きかったそうです。
日系人の努力があったからこそ、日本企業がアメリカで稼ぐことができるということで、多くの寄付が集まったそうです。

我々は、海外でのソリューションをお客様に提供できるようコネクションを構築しつつありますが、日系人という切り口を強く意識したのは今回が初めてです。
中国人や韓国人は、自国出身者のネットワークをうまく活用しているように見えます。
海外ビジネスというと、特に金融の世界では、欧米人を意識しますが、我々日本人は、日系人のコネクションを頼りにしたほうがスムーズに進むのではないかと感じています。

日系人のサポートで我々のビジネスにドライブがかかりそうな予感ですo(^-^)o