撮影:2012/10/24
23日、筑波山、宝篋山、雨巻山周辺を散策、今日24日は快晴、浅間山や日光男体山から初冠雪のニュース、ここつくば市は満天★ではないが久しぶりに「夜明けの星空」、日ノ出には10分ほど遅れたが、つつじヶ丘着、有料駐車場は5台程、つつじヶ丘高原を登る若者二人が見え、他の登山者は女体山直下に着いた頃だろう。
奥に霞ヶ浦が見える
コース
つつじヶ丘手前6:20―(0:02)―>つつじヶ丘駐車場6:22―(0:14)―>最後のアカマツ6:36―(0:21)―>弁慶茶屋跡6:57―(0:16)―>北斗岩7:13―(0:06)―>棒部岩・大仏岩7:19―(00:8)―>77:27女体山山頂7:40―(0:50)―>筑波高原キャンプ場8:30―(0:29)―>つつじヶ丘・国民宿舎4つくばね分岐8:59―(0:09)―>林道終点9:08―(0:24)―>林道分岐9:32―(0:19)―>つつじヶ丘駐車場9:51―(0:08)―>10:00つつじヶ丘手前
正面に女体山を見て、左に関東平野、すでに日ノ出は昇り、富士山は霞むが雄大、山頂は白く雪の覆われピンク色をおびる、NHK天気予報では山頂の気温マイナス10℃。筑波山では初夏から今日まで富士山は見えず、冬の楽しみが、、、。
つつじヶ丘駐車場から、つつじヶ丘公園まで、岩場の連続、木々が伸び以前は富士山が見えたが今は無理。
霞ヶ浦とつつじヶ丘
つつじヶ丘高原から再び急登、そう長くは無い、登り切れば最後のアカマツ、アオキのしげる薄暗い登山道、登り切るとブナ林、大きなアカガシ、一旦下って、荒れた登山道を登れば、弁慶茶屋跡で、筑波山神社からの登山道が合流、10時を過ぎるとベンチは埋まるが今が誰もいない。
晴れていれば、木々の間から富士山が綺麗だ、見上げれば女体山が鋭く聳える。
台風で倒れた杉株と弁慶七戻り入口
茶屋跡にはマサキが多い、続いて昨年の台風で倒れた杉株と弁慶七戻り。大声を出すと落ちそうだが東日本大震災ではビクともしなかった!
次の岩場で先行の若いカップルに出合う、日ノ出を見に登って来たと言う。高天ヶ原に登る、富士山は綺麗に見えるのだが彼らは確認できず女体山までお預け!
続いて母の胎内くぐり、陰陽石。小さな鎖場を登れば、国割石に立つ、続いて出船入船、ここから美林のブナが続く、巨木のアオハダも有り赤い実を多数つけている、葉が落ちても実は残る!
尾根道が終わるところに北斗岩、弁慶七戻りは全員が通過するが、ここは選択。
岩場を登れな、ケーブルカ―の真下、屏風岩入口のベンチ、続いて大仏岩、ここか本格的な岩場登り、土日は渋滞、今日は下山の人数人と出合うだけ、山頂から富士山が雄大に見えていると皆さん笑顔。
ちょっと花期を過ぎたダイモンジソウ、目立たない花だが、ここの岩壁に毎年群生し、今が見頃。
最後の鎖場を登れば、女体山山頂、標高:877㍍。360度の大パノラマ、冨士山が素晴らしい、ただ日光連山方向は厚い雲に覆われる。
この時間帯は一番空いている、地元の人は既に下山、9時から動くケーブルカーやロープウェイはまだ、都心から電車バスでやって来る人がここに立のは10時過ぎで富士山が見えているかどうか?
山頂を後に、今日はこのまま筑波高原キャンプ場に下る。
オクモミジハグマ 奥紅葉白熊 キク科
オクモミジハグマが咲き残り、カシワバハグマは葉を見せるだけ、花期を期待したキッコウハグマも同じだ!ただ、キッコウハグマは蕾が多いのだが!蕾のまま終わってしまう物が多いらしい。
筑波高原キャンプ場はヤクシソウ、ユウガギク、トネアザミ、シロヨメナ、シラヤマギク、サラシナショウマ、ヤマトリカブトなどが咲き、この時期筑波山周辺で花の多い場所だろう。
筑波高原キャンプ場で人に出合うかと期待するが、無人、林道を国民宿舎つくばねへ向かう。
林道はそろそろ紅葉は始まる 裏筑波は表に比べ早いようです
筑波高原キャンプ場には真壁の方からが一般的で、国民宿舎つくばね方向から来る人は少ない、ときどき、筑波高原キャンプ場や薬王院から登って、山頂からつつじヶ丘へ下って、周遊してこのコースを使う人達を見かけます。
ユウガギク 柚香菊 キク科
カントウヨメナ、シラヤマギク、シロヨメナ等が林道を飾る。
筑波高原キャンプ場から離れ、湯袋峠へ下山する登山道を見送ると、サラシナショウマの群落がある、筑波山周辺で秋の草刈が最近行われたが、ここは登山道からちっと離れ刈られずに済んだようです。
山頂付近では群落は御幸ヶ原の新トイレに前のみで、新トイレ建設で移植された場所、自生ではここが一番株が多いかも知れない。
ヤマトリカブト 山鳥兜 キンポウゲ科
サラシナショウマに比べ極まれに生えている、トリカブトの変種で葉が3~5深裂し、茎が湾曲したものです、全草が猛毒で知られ、花粉にも毒があり怖い。
国民宿舎つくばねとつつじヶ丘分岐、この辺りから日が当り明るい、つつじヶ丘への林道は一般車は入れないが、登山道として歩くには全く問題は無い、ただ、無差別に草刈は進み、サラシナショウマなどの大形植物も刈られている、そんな中で生き延びたオオナルコユリは黒い果実をぶら下げている。熟すと黒くなると言うからそろって熟したようです。
アマドコロ、ナルユリ、ホウチャクソウ、チゴユリ、ワニウチソウ等似たものどうしですね。
シラヤマギクとミヤマシキミ
シラヤマギクとミヤマシキミはこの薄暗い登山道に多く生えている、ミヤマシキミは葉に毒があり、草食動物がさけるのでシカが多い場所でも大丈夫、筑波山にはいませんけど。写真は蕾で3~5月に咲く、果実は有毒だが真っ赤で美味しそうです、、、。
センブリ 千振 リンドウ科
先日加波山から下山中にアケボノソウ
を見付けた、草丈が高く驚きましたが、センブりに花が良く似ていますが花びらに斑点が有りました、この二つ同じリンドウ科センブリ属で日本に自生する花であるとのこと。このセンブリはドクダミ、ゲンノショウコと合わせ三大民間薬で有名な薬草。
女体山からここまでキッコウハグマの開花を探した、私の腕とデジカメ君となに頑張ってもこれがやっと、白い花びらでピンク色を帯びている、小さな花が3個集まってひとつの頭花になっている、葉は五角形の小さなもので中央の大きな葉は別ものです。とにかく小さく暗がりでしかも一輪一株でピンボケになってしまった。
キッコウハグマは閉鎖花(へいさか)で、花冠の一部もしくは全体が開かず、自家受粉してしまうのだそうです。従って開花の株が見付からない訳です。
これにはスミレ、ホトケソザ、センボンヤリ、フタリシヅカ、ツリフネソウ、ミヤマカタバミ,キキョウソウなど、庭に生えるタツナミソウをよくよく見ると閉鎖花が数多くついています、面白いですね!
キッコウハグマと比べビック、全体を映すのに苦労する、茎にむかごが付き、タマブキ。
つつじヶ丘駐車場は林道終点からノコンギクが咲く階段を上がる、子供達の声は広い駐車場に広がる、小学生がこれから山頂を目指すようです、秋の青空で富士山はまだ見えているが朝ほどの鮮明さは無い、、、。
帰路、すれ違いのつつじヶ丘行のバスは満席、、、。
HP:わたしの天気予報