八ヶ岳 花を求めて② | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^

 

①のつづきです

 

 

 

行者小屋のテント泊。

 

メリノウールと上下ダウンでしっかり着込んだつもりなのに

 

寒くてずっとウツラウツラとしているうちに夜が明けましたガクリ

 

 

 

 

 

 

朝、テントには霜がついて凍っていました

 

 

 

 

でも

 

外に出て見上げると

 

 

 

阿弥陀岳のトップに陽があたり、

 

最高のお天気になりそう(*'∀`*)v とウキウキ音譜

 

 

 

朝食を簡単に済ませ(=ごはん、豚汁(フリーズドライ)、りんご、コーシー)、

 

テントはそのままにして

 

必要最低限のもの(=といっても結構ある 笑)を持って出発します

 

 

 

昨日下りてきた地蔵尾根を

 

再び登り返しますよはい

 

 

 

樹林の雪の残った道を登り上げます(凸凹じゃないので意外に歩きやすい!)

 

 

 

昨日下っている時に

 

『この尾根を登り上げるのは嫌だなあ。なんとか他の道で行けないかな〜』

 

とまで思ったのに

 

登ってみるとアラ不思議。思ったよりも登りにくくありません

 

 

 

右側に朝日を浴びる阿弥陀岳

 

 

 

朝焼けの中浮かび上がる、北アルプス

 

 

登る

 

 

登る

 

 

登るますよ〜!奥さん!

 

 

そうしましたら

 

 

だんだん

 

 

阿弥陀さんの背丈に近づいてきましたがなー!

 

 

途中でお地蔵さまがいらっしゃいました

 

 

 

実はこの地蔵尾根、雪の季節以外に歩いたのは初めての私たち・・・

 

 

こんなところにお地蔵さまががいらっしゃったとは。初めて知りました・・・。

 

 

冬は雪の中に埋もれていたのですね

 

 

 

そして

 

 

初めての冬の赤岳(=コレ)で

 

 

恐怖におののいた『ナイフリッジ』というポイントは

 

 

ずっと、

 

 

夏はどんな形をしているのかなーと気になっていました・・・

 

 

同じ道でも

 

 

雪が消えると全く違う道になるといっても過言ではない中、

 

 

ふと振り返ると

 

 

 

 

ここかな〜 という場所がありました

 

 

脳内であの時の風景を思い浮かべ しみじみと眺め入りました

 

 

そして冬季ナイフリッジを過ぎるとすぐ

 

 

 

 

 

地蔵尾根の分岐点のお地蔵様が。

 

 

朝日を背に受け、神々しいです・・・

 

 

お地蔵様の横に登り上げると

 

 

その目の前に 息をのむ光景が。

 

 

 

光に満ちた雲の海が延々と

 

 

遥々と、広がっていました

 

 

思わず 歓声があがります

 

 

思わず祈りたくなります 

 

 

 

このように大きく広く、神聖ともいえるものを見た時というのは

 

なぜか己の小さな欲求、欲望ではなく

 

やはりその光景の規模に応じてなのか、

 

漠然とした「祈り」になるのが不思議です

 

 

 

空間  すなわち 広がり

 

 

というのは、ほんの少しでも、

 

とても大事なものだと思います

 

小さな部屋のいらないもの一つを片付けるだけでも

 

そこに空間ができる

 

空間があると心にその分 余裕が生まれます

 

 

 

できれば心の中にも空間をもち

 

広い心で 

 

今 目の前に起こっていることを受け止められるようでありたいと

 

思うのです

 

 

余計な憶測や

 

余計な期待は

 

そこにセットで不安と欲望がチン、と鎮座する

 

 

 

それを排除するだけでも

 

実は心に透明に澄んだ湖のような空間ができる

 

 

 

その空間にだけ

 

純粋な感動や 

 

純粋な喜びが

 

舞い降りるのではないかと思うのです

 

 

 

 

 

 

 

北アルプス

 

 

 

そして、お地蔵さまを境に 右に

 

 

 

昨日 お邪魔した赤岳。

 

 

左に

 

 

 

今日、お邪魔する 横岳が。

 

すばらしいお天気です!

 

 

 

赤岳の左横には

 

 

 

雲海に浮かぶ富士山

 

 

 

いい一日になりそうです。ありがとうございます

 

 

とお礼を述べて 横岳へスタート

 

 

 

 

虹色の光が漂う中

 

 

ゴロゴロ道を通過

 

 

 

 

 

 

雪のない横岳は久しぶりです

 

 

ああ そうそう、こんなだった、こんなだったねーと言いながら

 

懐かしいねと言い合ったり

 

よくこんなところを冬に通過しようなんて思う人がいるもんだよねと

 

苦笑しながら 歩きます

 

 

 

 

 

 

岩場の合間に咲く花は だいたい、

 

 

 

緊張をほぐす、

 

 

絶妙な場所にポツリと咲いている(=オヤマノエンドウ)

 

 

 

登っては

 

 

 

ホッにへ

 

 

大きな山は時折光の壁となって

 

 

 

 

影絵をつくる

 

 

ああ、ここここ。

 

 

冬季のトラバースで一番怖かったところだね

 

 

 

 

当たり前ですが 今は

 

あの緊張が想像もできないほど安心して歩ける道となっていましたかお

 

冬季の道をイチイチ思い出しながら歩いていたせいか

 

降りたハシゴに

 

 

 

と書かれていた・・・アチャ。すみません滝汗

 

 

 

 

そして

 

 

 

杣添尾根分岐の三叉峰通過。しばし、いつか使いたい尾根を眺める・・・かお

 

 

そんでもって 奥さん

 

 

ここからテクテクテクリンコで

 

 

 

ウェーーーーイゲラゲラ音譜 横岳、とうちゃーこ!(後ろに富士山!)

 

 

と、

 

 

ここまで読んで、奥さん。

 

 

なんか、気づきませんでした?

 

 

 

・・・・・ん?なになに?

 

 

・・・・・WHAT:*:・( ̄∀ ̄)・:*:?

 

 

FINAL ANSWER・・・?

 

 

 

 

 

YES,   THAT'S  RIGHT~~~~ゲロー!!

 

 

 

 

I  HAV'NT  FOUND 

 

 

 つ〜く〜も〜ぐ〜さあ〜〜〜〜〜〜かおがーん!!(→で、なんで英語?笑)

 

 

 

 

NOOOOO〜〜〜〜〜〜〜〜P叫び爆弾!!

 

 

 

 

奥さん、ワタクシ最初に

 

なんのために今回このコースを決めたと言いましたっけ?

 

 

 

 

ああ・・・・・ガクリダウン

 

 

そうです。そうです。

 

 

 

なんじゃかんじゃと 他の思いにとらわれている間に(=まさに心に空間ナシ 笑)

 

 

 

その目的をスルーしておりましたわ・・・チーン

 

 

 

 

ツクモグサがあるのは地蔵〜三叉峰までの一画だけ・・・・

 

 

事前知識はあったというのに

 

 

足元ではなく目の前の光景にふんふん音譜と浮かれながら歩いていたら

 

 

 

気がついたらスルーしていたという・・・チーンダウン

 

 

それでもこの時はスルーした自分(達)という意識はなく

 

 

『ツクモグサ、なかったねえ〜・・・、終わっちゃったのかねえ〜』と

 

 

二人でのんきに言いながら横岳山頂でパン食べたりしてました・・・(=マヌケ夫婦)

 

 

あとで、この日に

 

 

とってもキレイな可愛いツクモグサの写真を撮っている方の写真を

 

 

ワタクシがどんな気持ちで眺めたか、

 

 

奥さん、想像できる?え?え?  うお〜〜〜〜〜んえーんビックリマーク(=自業自得ぼけー

 

 

 

『なかったね〜(^^ゞ』とマヌケな残念感をもちつつ

 

 

目の前に広がるこのすばらしい光景に

 

心はすっかりリセットされ

 

 

 

 

横岳までで引き返そうと思っていた当初の予定を変更し、

 

 

硫黄岳まで行くことにしました

 

 

 

 

気持ちいい〜!とルンルン進みます(=マヌケ)

 

 

 

 

そして、硫黄岳山荘まで降りてきたので

 

 

『山荘の前通過』の写真を撮ろうとしていたところでウシシ

 

 

 

 

私の奥にいるお二人が見えますか・・・( ´艸`)?←この時まだ気づいていない私

 

 

うふふふふニヤリ

 

 

なんとなんとなんとお〜!

 

 

ブロ友さんで、一度一緒に飲みに行ったこともある、kumiさんご夫婦ドキドキと(旦那様はハジメマシテ)

 

 

 

バッタリーー!

 

 

ヒャァァアアアアーーーーー!ウレシい〜〜〜〜о(ж>▽<)y ☆!

 

 

kumiさんとは今まで何度も、他のお山でニアミスを繰り返していたので

 

 

まさか丹沢ではなく八ヶ岳でのバッタリになるとは!

 

 

あとで知ったのですがこの日はkumiさんも当初の予定を変更して

 

 

こちらまで足を延ばすことに決められたそうです!

 

 

ワタシタチ、運命の出会いを果たしたのねええ〜〜〜ヤッタ(b´ω`d)ゼィ♪

 

 

 

 

 

 

通りすがりのおっちゃん呼び止めて( ´艸`)、

 

 

4人で記念写真!

 

 

こんなことってあるんだあ!ウレシいなあ!

 

 

一通りはしゃいで(笑)、

 

 

『じゃあまたね!また下界で飲もうね!』と

 

 

なぜか硫黄岳で下界の飲み会の約束をするワタシタチなのでした( ̄▽ ̄)わら

 

 

 

 

いやあ〜・・・嬉しかったなあ〜

 

 

 

まさかこんなところで会えるなんて思わなかったよー!

 

 

と、旦那ちゃんにコーフン気味に話しながら歩を進め

 

 

最後の硫黄への登りにさしかかったその時ポーン

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・え━━━(゚o゚〃)━━━!!!

 

 

なんとなんとなんとーーーーー!

 

 

今度は!目の前から!

 

 

ブロ友さんでしかも一緒に2回程山行したこともある、

 

 

 

レジェンドさんが〜〜〜〜〜(ノ´▽`)ノ!

 

 

すごいすごいすごい!ですよ、奥さんっ!!!

 

 

ツクモグサには会えなかったというのに

 

 

この連続のバッタリ!

 

 

嬉しすぎて嬉しずぎてうお〜〜〜ん笑い泣きドキドキと空を仰ぎ見ると

 

 

そこに

 

 

 

 

舞い上がる龍の雲がクラッカー シャラララララ〜〜〜〜うえ

 

 

最高 。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚!!

 

 

 

 

 

つづくバイバイ