秋です。お出かけには最適な季節です。
なんですが…
最近、夏に逆戻りしていて暑いですね。
変形性股関節症・変形性膝関節症は、
関節やその周辺に痛みがでます。
痛みがあったら外出なんてできない
したくない
でも、
仕事や買い物に行く時には、
そんなこと言ってられませんよね。
外出するときに、ちょっと工夫するだけで
お出かけが楽になると思います。
変形性関節症の外出するときの注意点
●鞄
出かける時、どんな鞄を持っていますか?
ショルダーバックやハンドバッグなど、片方の肩や腕からさげるタイプの鞄は、鞄の重みの分、重心が片寄ってしまって、股関節に余分な荷重がかかっているそうです。
股関節だけでなく、肩や背骨にもよくないかもしれませんね。
杖をついていたならなおさらです。
杖で片手がふさがり、荷物でもう片手がふさがり、自由になる手がない! なんてことになりかねない。
リュックタイプの鞄なら、荷重が均等にかかるので身体にもいい。
そして、手が自由になるから、万一、転倒した時も手をつくことができるので危なくない。
だからと言って、たくさん詰め込まないようにしましょう。
1㎏の重みは、3~10倍の負荷を股関節に与えてしまいます。
どうしても、
手や腕、肩で荷物を持たなくてはいけないときは、痛みがある側の手で荷物を持ちましょう。
テコの原理と同じで、患脚より遠い逆側の手で荷物を持つとその荷重が倍増されてしまうそうです。
●杖
歩行時に痛み・跛行がある場合には杖を使用。
歩行時には股関節には3倍の体重がかかります。
T字杖を使用しすると、歩行時に患脚にかかる負担が軽減されます。
杖は患脚とは反対側の手で持ちます。
なぜ反対側の手で持つかというと…
歩いているときは、手と足は互い違いに動かしています。
左脚を前に進める時は右手を前に出します。
左脚が悪い場合は…
右手に杖を持つと、左足と右手が同時に前に出るため、自然な形で杖を繰り出すことができます。
杖を初めてつくのは抵抗があると思います。
痛みがあるときに杖をつくと、関節の負担を軽減させるとともに、痛みを低減させます。
『転ばぬ(痛みが悪化する)先の杖』です。
だからといって、
痛みのない時に無理に杖をつく必要はないとおもいます。
その時は、翌日に痛みが残らない程度に歩いてくださいね。
●靴
ハイヒールや底の硬い靴を避けます。
クッションのあるスニーカータイプが良い。
踵がしっかりした運動靴を履く。
歩いたときに指のところで曲がるような運動靴、スニーカー、ウォーキングシューズを選びます。
ヒールのある靴でも適切な歩き方ができていれば、それほど関節に負担はかからないと思います。
※内股
●その他
電車を利用するときはエレベーターやエスカレーターを利用し、股関節に負担がかからないようにします。
長い距離を歩くときには、途中で休むことも考えて、できるだけ余裕を持って出かけましょう。
変形性股関節症 日常生活の注意点でもあった、
歩いていて痛みが出ないこと。
歩いた日に痛みが出ないこと。
翌日以降に痛みが出ないこと。
これを目安に、自分に合った歩行距離を見つけだして、無理のないように歩いてみましょう。
痛みが出てしまった場合は過剰に動いていることになります。
仕事や買い物だと、つい我慢して動いてしまうこともありますね。
出かけた時などは、思っている以上に動いていることも少なくありません。
出てしまった痛みや疲れは、
その日のうちに、痛みの対策をしましょう。
しばらく天気の良くない日が続きます。
それが過ぎれば、
屋外で活動するのが最適な気候になってきます。
少しでも関節の負担を少なくして、
楽しいお出かけをしてくださいね。
食欲の秋!ですね~。