4~5歳頃の記憶(1) | 福玉来ブログ

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人生マラソン

400戸程の半農、半漁村である。

 

発動船と伝馬船で、爺さん、父、おじさん達3人を

 

頼んで漁に出ていた。

 

朝3時半ごろ漁に出て6時半ごろに帰って来る。

 

母の後に付いて姉と浜で船の着くのを待つ、

 

浜には漁に出ている家族が大漁を待っていた。

 

船が着くと1番列車で鹿児島魚類市場への商人の

 

準備で戦場の様な時を記憶している。

 

姉は魚を買いに来た人達の相手をして母の加勢

 

が出来ていた。

 

自分は邪魔にならない様に眺めていた。

 

網を干し、ロープを干し、船を引き上げ家に帰るの

 

は9時半ごろ母は先に帰りお茶の準備をして皆が

 

上がって来るのを待つ、

 

準備が出来ていないと父が機嫌が悪くて大声で

 

どなる。 今は父の気持ちも理解できる。

 

子供心で母が可哀想でならなかった。

 

母はやさしい頭の良いきれいな人だった。

 

今でも強く印象に残っている。        

 

                 平成29年7月28日