屋久島旅行 2日目その①
4:00起床。
体調絶不調・・・
それもそのはず、ここ数日の寝不足がたたってるのです。
でも、今日は今回のメインイベントその① 「縄文杉登山」 の日。
往復23km、標高差700mの道のりを、平均約9~10時間で歩くのです。
大丈夫かなぁ・・・。かなりの不安をかかえながら、栄養ドリンクを飲んでホテルロビーに向かいました。
トレッキングシューズを履いて、朝昼のお弁当をホテルで頂いて、雨具も持ったし、非常食も持ったし。
準備は完璧なんだけど、身体が・・・。
とりあえず、5:00ホテル出発
途中、他のトレッキング客と合流し、6:00過ぎ登山口到着。
山に入ってしまうと、頂上までトイレはあと2つしかありません。
行ける所で必ず行っておかないと大変なことになるのです。
その後は、朝食をとります。
食事を済ませたら軽くストレッチ。
今回のメンバーは山岳ガイド1名+トレッキング客6名の計7名チーム。
私だけならまだしも、初顔合わせの方もいるので迷惑はかけれない・・・さて、止めるなら今だ。
と、ギリギリまでかなり悩んだのですが・・・今日逃したらもう機会はないだろう・・・根性で行くぞ
7:00 出発です。
天候がかなり心配されましたが、この日も日頃の行いのおかげか?晴天
昨日「明日は雨です」って天気予報で言ってたのに!
うれしい限りです
雨が降ってると、枕木が滑って危ないのよね。
登山口を出発したら、まず、川沿いに続く平坦なトロッコ軌道(枕木の上)を約8~9km歩きます。
平均1時間3km。
途中、トイレの清掃等をする為のトロッコ列車に遭遇。(週一回らしいんだけど運よく見れました)
この辺りは、川が流れてたり、珍しい草花が咲いていたりと、楽しみながら進んでいけますよ
天気も良いし、空気はおいしいし、緑はきれいだし。
ガイドさんが木々の説明等して下さるから、ずーっとトロッコ道を歩いててもそんなに苦になりません。
湧き水も飲み放題。これが美味しい
途中、大小の鉄橋がいくつかあるのですが、なかには手すりがないものがいくつかあるんです。
かなり危険です。
高所恐怖症の方は大変かも・・・
無事、9kmの道のりを平均時間通り3時間で歩きました(1時間につき5分休憩)。
ここでトイレ休憩&水分補給。
さて、いよいよここからが正念場。
険しい道の中に入っていきます。
入り口にはこんな看板が。
道のりが一変します。急な登りの連続となります。とても辛いです。
中には「心臓破りの階段」と言われる程の急な階段も。
軍手がないととてもじゃないけど登れません。
道が細く、足を踏み外すと、すぐ隣は崖。そんな場所がいくつもあります。
でもそんな道のりだからこそ、感動も数倍にしてやってきます。
迫力ある屋久杉が次から次へと現れます。
中でも、一般的によく紹介されているものは・・・
ガイドブックには「アメリカの植物学者ウィルソン博士が、偶然雨宿りしていた際に発見した株」のような事を書かれてますが、実は、ウィルソン博士が屋久杉の素晴らしさを初めて世界に広めてくれたので、お礼に彼の名前をつけたんだそうです。
切株の中に入って上を向くと、隣の写真のようにハート型になってるんです。
素敵でしょ。
ここをちょっと過ぎた所でお昼ご飯TIME。
体力をつけて再出発。
この切り株を過ぎると「世界遺産区域」に入ります。
この辺りから雨が降ってきました。やはり山の天気はわかりません。
何度も何度も休憩を取りながら、縄文杉目指して歩いていきます。
縄文杉が発見されるまでは屋久杉最大とされた存在。
やはり世界遺産区域に入ると、杉の迫力も今迄と全く違います。
夫婦が手をたずさえているかのように見えます。右が男杉で左が女杉。
そして、残すは「縄文杉」。
アップダウンの激しい道のりをひたすら歩き、ようやく到着です。
樹高25.3m、幹回りは16.4m。杉の周りは柵がしてあり、木に触れることは出来ません。
標高1300mのやや急な斜面に立っています。
樹齢7200年の縄文杉はやはり存在感があります
やっと見れた~という感動と、やっと着いた~ という脱力感が一気にきました。
10分程縄文杉を眺めた後は、折り返し。
ひたすら来た道を帰ります。
おかげさまで私達のグループは足腰の強いメンバーばかりだった為、往復9時間で戻る事が出来ました。
やっぱり来て良かったー。
すごくきつかったけど、その分の感動を手にすることが出来ました。
17:30にホテルに戻って、温泉入って、しっかりマッサージ。
その後は、和洋折衷のコース料理を頂いて、早めの床へ・・・。
いえいえ、イベントはまだまだ続きます。