10月10日に、ずっと前から楽しみにしていた、九州国立博物館　特別展『京都高山寺と明恵上人 - 特別公開鳥獣戯画』に行ってきました。
鳥獣人物戯画、大好きなんですよ。

Twitter等で入場まで2時間待ちとの情報を得ていたので、実は少しは混雑が緩和されるのではないかと期待して、前日9日の夕方にも九州国立博物館に行ったんですが、閉館2時間前だと言うのに、駐車場に入る車列が凄くて、30分は待たされそうで、そこから入場の列に並んだら、観覧時間が30分も取れなさそうなので出直したんです。

今回は、朝9時に到着。
待ち時間なしで駐車場に入れましたが、建物に入るのに20分ほど待たされ、館内のエントランスで20分ほど待たされ、会場前に20分ほど待たされて、ようやく入場できました。

なぜこれだけ待たされたのかは、入ってすぐに分かりました。
鳥獣人物戯画をじっくり見てもらうためなんです。

こんな感じで、1列縦隊の一方通行となっていたので、観覧場所がゴチャゴチャしない分、じっくり見れませんが、確実に見ることができました。
待たされましたが、これはいい工夫だと思いましたね。

この写真の下のケース内に原本が置いてあるのですが、その上に複製が掲示されて解説があるので、知識の下準備ができるのも良かったですね。

そして、これが原本です！

感動です。

これは一番有名な甲巻で、過去に一部を見たことはありましたが、今回は乙巻・丙巻・丁巻と初めて見ることができました。

うれしいなぁ～。

下期はそれぞれの巻の撒き直しをするそうなので、違うものが見れますので、もう一度行くつもりです。

鳥獣人物戯画で感動したあとは、鳥獣人物戯画を保有している高山寺の歴史や高山寺の宝物、高山寺ゆかりの明恵上人（みょうえしょうにん）の生涯が展示されていました。
その中には、絵巻や夢記がありましたが、意外と文章が読みやすくて、内容が理解できるのが多くありましたね。

そんな中、一番笑ったのは、乙巻で僧侶が拝む御本尊です。

どんなものかは、ネットで検索してみてください。
偶像崇拝を揶揄しているようにも思います。

でも、見に行ってよかった。
また行きたい、てか行きます。

※画像は、九州国立博物館より提供を受けました。

特別展『京都 高山寺と明恵上人 - 特別公開 鳥獣戯画』

特別展『京都高山寺と明恵上人 - 特別公開鳥獣戯画』