せっかく人生でそうそう行くことのない、

南インドの結構な奥地にある、神聖で「ふく」な場所

世界遺産のブリハディスバラ寺院に行ったのだから、

もう少しそこの写真を御紹介。


ここがどれだけ奥地かというと、私はこの時、

仕事で南インドの大都市チェンナイから飛行機で1時間の

ティルチラパッリという町に来ていました

(この時のことは「さちのぐすく 2011年6月編」 参照)。


ブリハディスバラ寺院は、そこからさらに車で1時間半。

というか、時間の問題ではなく、ブリハディスバラ寺院までの

交通手段なんて外国人にはよくわからないから、

自分で車を手配して行くとなるとすっごく手間だしお金もかかる。

なので、そうそう行ける場所ではありません。



城田さちの世界のふくもの-india2


こちらが門の1つなんですが、すごい細工です。

細かいところは修復していますが、全体としては一度も

倒壊したことはなく、建った時のまんま。

この寺院は1010年に建てられ、2010年に1000年記念祭が行われています。

1000年残った建造物って、すごい。それだけでパワーを感じます。


城田さちの世界のふくもの-india3


こちらが寺院の本殿。

この日は雲1つない晴天で、青い空にとてもよく映えていました。


一番上にある丸いドームみたいのは重さ60トンもする1つの花崗岩で、

5~6キロ離れたところからてっぺんまで坂を作り、

そこを転がしてこの上まで持ち上げたとか。

そんなこと人力でできるのか??すごすぎ。


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こちらは、上記の建物を囲むようにある回廊にて。

長さは数百メートルにもなります。


私の足元を見てわかるように、裸足です。

敷地内に入る時に、靴も靴下も脱がなければいけませんでした。


日陰はひんやりとしてよかったのですが、

直射日光を浴びているところはとにかく熱い!!

地元の方々は平然と歩いていましたが、軟弱な私は

「あつっ!!あつっ!!」と叫びながら日陰へと飛び跳ねていきました。


私が興味深いと思うことの1つは、神の前での足元の扱い方。

インドやミャンマーなど東南アジアのいくつかの国では

神殿に入る時は裸足になるのが礼儀とされるのですが、

日本やまたいくつかの国では、逆にそれは無礼とされて

足袋や靴下や靴をはくべきとされているんですね。


それって、その国や地域の文化が反映されてると思うのですが、

どこに境界線があり、どういう文化はどっちなのか

調べてみると面白いかも。