これまでの記録を自分用にまとめてみました。
●2/12
意識不明で緊急入院。
てんかん、肥厚性硬膜炎の疑いありとの事。
髄液検査が陰性のため、てんかんと診断される。念のため全身を検査。
右乳房に腫瘤、緑内障発覚。
エコー、マンモ、針生検、胸MRIを受ける。
●3/11
検査の結果、右乳房のシコリは悪性と診断される。
脳外科病棟より退院。
●3/16
骨シンチ検査、呼吸機能検査
→骨に転移なしとのこと。呼吸機能正常。
●3/18
針生検により乳がんのタイプ判明。
ER:80%強陽性 PgR:50%中陽性
HER2:10% 1+ 陰性判定 Ki67:12.4%
ルミナルA グレード1 浸潤癌
以上から今後の治療として
①部分摘出手術→放射線治療→ホルモン療法
または
②全摘手術→ホルモン療法になるとの事。
ただし手術をしてリンパに転移などあれば治療内容も変わるとの事。
手術するにあたり、救急搬送時に調べた血液検査の血糖値が高かったことから、念のため手術前に他の糖尿病専門病院で調べるように勧められる。
糖尿病があると手術時に感染症や傷が治り難いなどの危険があるそうだ
●3/24
脳外科外来の日。
MRI検査時、急にパニックになる。
呼吸困難と吐き気や冷汗。
2度ほど中断し、3度目でなんとかクリア。
画像から脳に腫瘍や血栓はなしとの事。
てんかんの薬だけは、飲み忘れがないよう強く言い渡される。
●3/29
糖尿病専門病院にて初受診。
糖尿病の初期だと判明。
投薬はなく、食事療法と運動療法で様子見。
月1で通院し、血液検査で管理。
乳がん手術はOKとのこと。
●4/1
外科外来の日。
先日調べた糖尿病の結果を提出。
いよいよ手術日を決める段階で、別な病院への転院を勧められる。
------------------------------------------------------------
4/1外科外来の日。
先日調べた糖尿病の結果を持って、クール先生を訪ました。
糖尿病ではあったけれどまだまだ初期段階で。
入院時、食事はしっかり管理されてたし。
退院してからも療養食の宅配を利用してたから、食事はかなり気をつけてて。
その成果もありHbA1c(過去1~2ヶ月の血糖値状態)の数値はかなり良かった。
だからすぐ「じゃあ手術はいつにするか?」
って話になったんだけど、その時に先日、脳外科で受けたMRIの時に、パニックになってしまった話をした。
あの時は本当に怖くて。
ただ寝てるだけの検査。
髄液検査や針生検に比べれば、痛くも痒くもない検査。
MRIを受けるのは入院してから4回目だったし、それまで一度もパニックになったことはなかったのだ。
それなのに あの時、、、
怖い…
そう思った瞬間
目の前がサーっと血の気が引くように暗くなったりチカチカしたり。
激しい動悸。息苦しさ。
とにかく呼吸が上手くできなくて。
苦しくて苦しくて。
手先は冷たく、冷や汗が流れ落ちる。
怖い…怖い…怖い…
それがドドドっと押し寄せ、落ち着けって言い聞かせても、自分ではコントロールができなかった。
吐きそう…
横たわったままヘルメットみたいなのを被せられて、耳にはヘッドフォン。
ベッドがゆっくりと動きだし、MRIのドーム型の装置に入った瞬間、暴れるように緊急用のボタンを押した。
「どうしました~?大丈夫ですか?」
慌てて近寄ってくる看護師さん。
真っ青な顔を見て悟ったのか
「あれ?閉鎖恐怖症でしたっけ?」
言いながらカルテを急いでめくる。
そんな記録はどこにも記載されてない。
だってこんな事は初めてだった。
少し休みましょうと言われて休憩。
「今日は病院空いてるから。焦らなくていいですよ。大丈夫になったら声をかけてくださいね」
若くて可愛らしい看護師さんが、心配そうに声をかけてくれるけど、応える余裕がない。
ただ頷いて、MRI室を出た前にあるソファに身を沈めた。
なんとか自分を戒めて、30分後にMRIを再開。
それなのに、
またドーム型の装置に入ると、再びパニックになってしまった。
もう…やだ…
忙しい病院。
忙しなく働く医師や看護師さんたち。
辛いのに長い待ち時間を我慢して待っている患者さん。
みんなに迷惑かけてる。
申し訳なさと、気分の悪さでいっぱいだった。
それでも自分を奮い立たせて。
MRIは脳に転移があるかどうかもわかる重要な検査。
まして、始まりが意識不明で運ばれた私にとっては重要な検査なのだ。
そういい聞かせて。
身体はブルブルと震えたまま、なんとか3回目でMRIを無事に終えた。
思えば少しだけ兆候があった。
針生検の詳細がわかった日も。
あの日も1人で外科外来に来たんだけれど、待ち合い室のソファに座っている時、突然、怖さが押し寄せて、冷汗と動悸が酷かった。
あれ。
なんで?
ドキドキしている鼓動の速さに、もしかして、てんかんの発作?とか考えてまた恐怖が増して。
でもその時は、すぐ名前を呼ばれて、クール先生と話をしているうちに、落ち着きを取り戻していた。
そんなことがあったから
手術する際にパニックになったら迷惑をかけちゃう
そう思ってクール先生に伝えたんだけれど、
返ってきた言葉に驚かされた。
「手術だけど…
○○病院で受けるのはどうかな」
勧められたのは大きな国立病院。
「あそこなら精神科や心療内科もあるし、それに乳腺外科もあるから」
もともとクール先生は、乳がんが発覚した際にも私に転院を勧めていた。
それは外科のここでも治療や手術は出来るけど、乳腺外科のある病院に行った方が安心出来るんじゃないかっていうクール先生の私への配慮だった。
でもその時は断ったんだよね。
正直いって、専門の乳腺外科がある病院に行きたいとは思ってた。
たぶん私の病気が乳がんだけなら、間違いなく転院してたと思う。
でも最初に脳外科へかかり、そこから発覚した乳がんだったから、脳外科のデータがあるこの病院のままの方が、あとあと何かあった時に、すぐ脳外科と連携が取れるだろうと思ったのだ。
たがら1回目は断ったんだけど…
「まず今は無事に手術することを考えては?」
そうクール先生に言われて。
即答できずに頭を抱え込む。
すぐ答えを出せない私の様子を見て
「また今度にする?」
いやダメだ…
また今度にすれば、どんどん手術日が遅くなってしまう。
伸ばせばそれだけ腫瘍も大きくなるし、転移の可能性も高くなっちゃうかも知れない。
「いま決めます」
「じゃ、30分くらい時間をあげるから、外に出て気分転換しながら考えてみて」
猶予は30分(笑)
待ち合い室のソファに座りながら考える。
どうしよう…
今さら転院?
しかもここより遠いよ?
ただでさえ糖尿病は別の病院で。
ここで乳がんも別の病院にすれば、通院する病院は3ヶ所になる
それって、てんかんで車の運転NGの私にはかなりキツい。
それとも他の科も全部、転院先の病院に移してしまおうか…
グルグルと1人で考えて。
その時、ふと思い出したのはクール先生の言葉。
「まずは、手術を無事に終える事を考えましょう」
てんかんがあって。
糖尿病もあって。
貧血もかなりある。
おまけにここにきてパニック障害まで。
それを考えると…
大きな病院で乳腺外科がある方が良いのかも知れない。
「○○病院に行きます。」
30分後にはそう答えていた。
●2/12
意識不明で緊急入院。
てんかん、肥厚性硬膜炎の疑いありとの事。
髄液検査が陰性のため、てんかんと診断される。念のため全身を検査。
右乳房に腫瘤、緑内障発覚。
エコー、マンモ、針生検、胸MRIを受ける。
●3/11
検査の結果、右乳房のシコリは悪性と診断される。
脳外科病棟より退院。
●3/16
骨シンチ検査、呼吸機能検査
→骨に転移なしとのこと。呼吸機能正常。
●3/18
針生検により乳がんのタイプ判明。
ER:80%強陽性 PgR:50%中陽性
HER2:10% 1+ 陰性判定 Ki67:12.4%
ルミナルA グレード1 浸潤癌
以上から今後の治療として
①部分摘出手術→放射線治療→ホルモン療法
または
②全摘手術→ホルモン療法になるとの事。
ただし手術をしてリンパに転移などあれば治療内容も変わるとの事。
手術するにあたり、救急搬送時に調べた血液検査の血糖値が高かったことから、念のため手術前に他の糖尿病専門病院で調べるように勧められる。
糖尿病があると手術時に感染症や傷が治り難いなどの危険があるそうだ
●3/24
脳外科外来の日。
MRI検査時、急にパニックになる。
呼吸困難と吐き気や冷汗。
2度ほど中断し、3度目でなんとかクリア。
画像から脳に腫瘍や血栓はなしとの事。
てんかんの薬だけは、飲み忘れがないよう強く言い渡される。
●3/29
糖尿病専門病院にて初受診。
糖尿病の初期だと判明。
投薬はなく、食事療法と運動療法で様子見。
月1で通院し、血液検査で管理。
乳がん手術はOKとのこと。
●4/1
外科外来の日。
先日調べた糖尿病の結果を提出。
いよいよ手術日を決める段階で、別な病院への転院を勧められる。
------------------------------------------------------------
4/1外科外来の日。
先日調べた糖尿病の結果を持って、クール先生を訪ました。
糖尿病ではあったけれどまだまだ初期段階で。
入院時、食事はしっかり管理されてたし。
退院してからも療養食の宅配を利用してたから、食事はかなり気をつけてて。
その成果もありHbA1c(過去1~2ヶ月の血糖値状態)の数値はかなり良かった。
だからすぐ「じゃあ手術はいつにするか?」
って話になったんだけど、その時に先日、脳外科で受けたMRIの時に、パニックになってしまった話をした。
あの時は本当に怖くて。
ただ寝てるだけの検査。
髄液検査や針生検に比べれば、痛くも痒くもない検査。
MRIを受けるのは入院してから4回目だったし、それまで一度もパニックになったことはなかったのだ。
それなのに あの時、、、
怖い…
そう思った瞬間
目の前がサーっと血の気が引くように暗くなったりチカチカしたり。
激しい動悸。息苦しさ。
とにかく呼吸が上手くできなくて。
苦しくて苦しくて。
手先は冷たく、冷や汗が流れ落ちる。
怖い…怖い…怖い…
それがドドドっと押し寄せ、落ち着けって言い聞かせても、自分ではコントロールができなかった。
吐きそう…
横たわったままヘルメットみたいなのを被せられて、耳にはヘッドフォン。
ベッドがゆっくりと動きだし、MRIのドーム型の装置に入った瞬間、暴れるように緊急用のボタンを押した。
「どうしました~?大丈夫ですか?」
慌てて近寄ってくる看護師さん。
真っ青な顔を見て悟ったのか
「あれ?閉鎖恐怖症でしたっけ?」
言いながらカルテを急いでめくる。
そんな記録はどこにも記載されてない。
だってこんな事は初めてだった。
少し休みましょうと言われて休憩。
「今日は病院空いてるから。焦らなくていいですよ。大丈夫になったら声をかけてくださいね」
若くて可愛らしい看護師さんが、心配そうに声をかけてくれるけど、応える余裕がない。
ただ頷いて、MRI室を出た前にあるソファに身を沈めた。
なんとか自分を戒めて、30分後にMRIを再開。
それなのに、
またドーム型の装置に入ると、再びパニックになってしまった。
もう…やだ…
忙しい病院。
忙しなく働く医師や看護師さんたち。
辛いのに長い待ち時間を我慢して待っている患者さん。
みんなに迷惑かけてる。
申し訳なさと、気分の悪さでいっぱいだった。
それでも自分を奮い立たせて。
MRIは脳に転移があるかどうかもわかる重要な検査。
まして、始まりが意識不明で運ばれた私にとっては重要な検査なのだ。
そういい聞かせて。
身体はブルブルと震えたまま、なんとか3回目でMRIを無事に終えた。
思えば少しだけ兆候があった。
針生検の詳細がわかった日も。
あの日も1人で外科外来に来たんだけれど、待ち合い室のソファに座っている時、突然、怖さが押し寄せて、冷汗と動悸が酷かった。
あれ。
なんで?
ドキドキしている鼓動の速さに、もしかして、てんかんの発作?とか考えてまた恐怖が増して。
でもその時は、すぐ名前を呼ばれて、クール先生と話をしているうちに、落ち着きを取り戻していた。
そんなことがあったから
手術する際にパニックになったら迷惑をかけちゃう
そう思ってクール先生に伝えたんだけれど、
返ってきた言葉に驚かされた。
「手術だけど…
○○病院で受けるのはどうかな」
勧められたのは大きな国立病院。
「あそこなら精神科や心療内科もあるし、それに乳腺外科もあるから」
もともとクール先生は、乳がんが発覚した際にも私に転院を勧めていた。
それは外科のここでも治療や手術は出来るけど、乳腺外科のある病院に行った方が安心出来るんじゃないかっていうクール先生の私への配慮だった。
でもその時は断ったんだよね。
正直いって、専門の乳腺外科がある病院に行きたいとは思ってた。
たぶん私の病気が乳がんだけなら、間違いなく転院してたと思う。
でも最初に脳外科へかかり、そこから発覚した乳がんだったから、脳外科のデータがあるこの病院のままの方が、あとあと何かあった時に、すぐ脳外科と連携が取れるだろうと思ったのだ。
たがら1回目は断ったんだけど…
「まず今は無事に手術することを考えては?」
そうクール先生に言われて。
即答できずに頭を抱え込む。
すぐ答えを出せない私の様子を見て
「また今度にする?」
いやダメだ…
また今度にすれば、どんどん手術日が遅くなってしまう。
伸ばせばそれだけ腫瘍も大きくなるし、転移の可能性も高くなっちゃうかも知れない。
「いま決めます」
「じゃ、30分くらい時間をあげるから、外に出て気分転換しながら考えてみて」
猶予は30分(笑)
待ち合い室のソファに座りながら考える。
どうしよう…
今さら転院?
しかもここより遠いよ?
ただでさえ糖尿病は別の病院で。
ここで乳がんも別の病院にすれば、通院する病院は3ヶ所になる
それって、てんかんで車の運転NGの私にはかなりキツい。
それとも他の科も全部、転院先の病院に移してしまおうか…
グルグルと1人で考えて。
その時、ふと思い出したのはクール先生の言葉。
「まずは、手術を無事に終える事を考えましょう」
てんかんがあって。
糖尿病もあって。
貧血もかなりある。
おまけにここにきてパニック障害まで。
それを考えると…
大きな病院で乳腺外科がある方が良いのかも知れない。
「○○病院に行きます。」
30分後にはそう答えていた。