2006/5/19(誇大表示) | F’s function

2006/5/19(誇大表示)

結婚・婚約数を誇大表示、紹介サービス2社に排除命令

…Yahoo!ニュース(読売新聞)

 

 

 たとえばこれが”結婚相談所”という看板を掲げていたのならば、


「私どもの方で、アドバイスいたしましたところ、運気上昇、フェロモン倍増ということで、Aさんもステキなお相手とめぐり合ったという次第でございます。つまりこれは私どものアドバイスを実行することにより、Aさんが異性を惹きつける雰囲気を持つに至ったわけでありまして、これに関する指導料として合計で××万円いただいておりますし、Aさんのケースを成約例として広告にも掲載させていただいております」

 

 などと言い訳できるのではないでしょうか。しかし、「結婚相手紹介サービス」ということであれば、具体的に相手を紹介しなければならず、マッチングの良し悪しがそのまま結果として反映されてしまいます。それなのに大幅水増しで成約者数を表示してしまえば、消費者はその圧倒的な数を見て、そこで申し込むだけで自動的に結婚ができてしまうと錯誤してしまうのではないでしょうか。そういう部分にはちょっと悪意を感じます。

 

 ただし、これらの会社にも言い分はあると思われます。つまり、こういった会社も、ただ対手を引き合わせるのではなく、そこにたどり着くまでにもいろいろと会員にアドバイスやら何やらをしているかもしれないのである。まさに上記の言い訳のような感じです。

 

 結果的に会員同士ではカップルにならなかったけれども、親身なアドバイスにより会員が男振り(あるいは女振り)を上げて一般人との成約を果たした。ということであれば、これはある程度は我々の功績もあるんじゃないですか、というふうに考えたとしても不思議ではない。

 

 ちなみに、今回のケースは『景品表示法違反』に抵触したということですが、結婚相手候補が景品なのだろうかと思えてきてなりません。思い違いも甚だしいでしょうか。