駅の雑踏に紛れて歩く。
満員の電車で壷の中の梅干のように締め付けられ押しやられている。
駅が近づき、一旦ホームに降りてこの駅で下車する人の邪魔にならないようにしようと思っていたら、反対側からの人波に押されかえって奥に押しやられる。
すると、押しやられた方から乗降口に向かおうとする人からは邪魔にされる。
今朝もそのような試練の中から１日が始まっている。
そんな中、皆さんは何を思っているのだろうか。
一人ひとり、いろいろなことを思っているのだろう。
私はといえば、熱い炊きたてご飯に味噌汁、焼鮭、煮物、野菜サラダに漬物が勢揃いした朝食の光景を想像している。
今日の私が憧れる朝食のオールスターだ。
小さな憧れだなぁ。
人々の様々な思いや周囲の状況があっても、この小さな憧れと食いしん坊精神があれば、私はまだ元気だ。
さて、今日も働くかな。