ネットとテレビの違い ~ネットの持つ欠点~ | ふじくまさんのブログ

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あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

次期参院選挙より、ネット選挙が解禁される。
そこでネットの持っている欠点について書こうと。

まず、テレビとネットの大きな違いは何か?

例えばテレビでニュースを見る。そうすると、そのニュースに関心が無くても興味が無くても一応、そのニュースについて
耳にするし、目にする。
これがネットだと、yahooのトップに最新ニュースの項目があるが、そこを見てる人が興味を持ってクリックしないと
、そのニュースの内容がわからないわけですよ。

例えば、A政党がバナー広告を張ったとする。
元々、有権者の約半分は選挙に行かない、つまり選挙に興味がない。
そんな人が政党のバナー広告なんかクリックするわけがないんですね。

では、逆にクリックする人はどういう人かというとA政党を元々積極的に応援してる人。または、一応主要政党がどういう主張、公約を発表してるか見る人。そして、アンチA政党の人。

また、例えばB候補の街頭演説の様子を動画サイトにアップした。
誰がそれを見るのか?そういう動画をわざわざ見に行く人はB候補を積極的に応援してる人ですよ。
つまり、動画をアップする、しないに関係なくB候補に投票する人ですよ。

2ちゃんねるという、有名な掲示板サイトがありますが、いろんなジャンルの板がある。
2ちゃんねるを見に行く人でも、政治関係の板は見たことが無いという人もたくさんいるはず。

また、2ちゃんねるで政治系の板をよく見る人は、ニコ動やyoutubeなんかの政治系動画も見るわけです。
逆に言うと、2チャンネルの政治系の板を見ない人は動画サイトの政治系動画なんか見るわけがないわけですよ。

インターネットの世界というのは、ものすごく広がりを持ってる半面、閉鎖的側面があるわけですよ。
つまり、政治が好きな人は、みんな同じサイトを巡ってる。アニメが好きな人はアニメのサイトを追っかけて見てる。

政治なら政治、アニメならアニメ好きの小さな、村、集合体がいっぱいできるわけですよ。

テレビなら、つけてさせすれば仮に画面を見て無くても音は聞こえて耳に入る。
ニュースが終われば、アニメが放送されて、それが終わればバラエティー番組が。
という風に、いろんなジャンルの情報が勝手に耳にはいってくる。
もちろん、テレビでもニュースは見ない。アニメしか見ないという人もいるにはいますが。
しかし、ネットの場合は自らの意思で、そのサイトに行かないといけない。
この壁は意外と大きいわけですよ。

ネット選挙が解禁になって、投票率があがるのか?特にネットをする若い世代。
私は、ほとんど変わらない、変化は無いと思う。

次期参院選挙で補者が、ネットで無党派層に働きかけるというのは非常に難しいのではないか?と私思いますね。
もし、それが出来る可能性が高い候補者となると、いわゆるタレント候補になるのではないかなと。