発売情報がリリースされた「艦NEXTシリーズ:戦艦比叡」

 

開発中の途上情報をお知らせしまーす。

 

 

まずは、艦NEXTシリーズ。

 

これは決して入門者向けのみに非ず!

 

 

1) 多色成型ですが、1パーツ1色が基本。

 

2) 最新の考証を取り入れ、形状再現には心血注いでます

 

 

1)+2)= 苦行のマスキング作業が軽減され、かつハイクオリティーなモデルができる!

 

ということ、艦船模型ファン歴の長い深い方にも向いているんです!!

 

未塗装キット「特シリーズ」でそろえるのもいいですが、

 

こっちはレベル落ちずに楽できまっせ。

 

 

その特徴ある部品を試作品でご紹介していきましょう。

 

 

まずは模型化に際してモチーフとしたのは、改装され高速戦艦として返り咲いた

 

昭和16年~昭和17年の姿です。

 

 

 

まずは艦橋に目が行きます。

 

金剛型4隻のうち、最後に改装された比叡は、戦艦大和の建造時期と相まって

 

テスト的に大和型の基礎となる艦橋形状で施工されました。

 

 

 

 

 

艦橋パーツは複数部品で構成され、積層しつつ高さを増していきます。

 

一部床面は滑り止めの模様まで彫刻しており、細密感もじゅうぶんに。

 

 

 

 

 

この艦橋トップには砲戦の際、敵との距離を測るための測距儀が装備され

 

開戦当初は「連合艦隊」所属をあらわす白色の塗装がされていました。

 

 

成型品は純白となります。かなりコンテントの高い成型材料をフジミは使っていますので

 

透けることなくしっかりした発色なんですね、これ。

 

 

 

 

 

砲身はスライド金型を採用、砲口を再現しています。

 

 

次に砲塔。

 

金剛型は2隻ずつ、搭載する砲塔の形状が異なります。

 

比叡は、砲塔前部の垂直面が、平板の集合体のような角があるタイプとなっていて

 

その形状はご覧の通り。

 

 

 

 

円筒形の砲塔旋回部下方は木甲板と別体ですよ!!

 

あの面倒な塗り分けから解放されるんです(苦笑

 

 

同じく、木甲板には昇降ハッチ、吸気口、パラベーンなど様々な突起物がありますが・・・

 

 

見てください!ないんです!ぜ~~~んぶ別パーツなんです

 

 

 

(すみません、塗装ユーザー前提にここは語らせてください!)

 

あの忌まわしい筆塗り、苦行の細かいマスク作業が「必要なーい!」んです。

 

 

 

 

艦首のアンカーチェーン部は丸ごと別パーツ化。

 

 

 

 

艦首付近の組立後の様子はこのとおり(試作部品なんで隙間は今だけのご愛嬌で)

 

未塗装でもメリハリの聞いた彩色様相がお分かりいただけると思います。

 

 

 

 

有彩色の木甲板とともに、航空兵装が設備される後部にはリノリウム甲板があります。

 

(搭載の水偵塗装パターンは、製品と異なります)

 

 

この部分ももちろん別パーツ化され、リノリウム色で成型となります。

 

色調だけでなく、航空機輸送軌条の固定具もしっかり彫刻。

 

航空機を方向変換するターンテーブルのみは軍艦色となるよう丸く抜けています。

 

 

 

 

 

 

搭載機は九五式水上偵察機が付属。 濃緑色の成型色で2機分。

 

(写真は試作品のため透明になっています)

 

 

 

 

 

煙突脇には予備フロートが装備されますが、その部品も部品化。

 

 

 

左側の第二煙突、手前にあるグリーンの物体が予備フロートですね。

 

その近くに茶色い横長の棒が置かれてますが、これは被弾時のダメージコントロールに

 

使用される応急木材で、リアルな色彩のシールで再現できるようになっています。

 

 

 

 

煙突はトップ部分だけ、黒成型でキャップを被せるように取り付けます。

 

ちなみに「抜けてます!」  無垢のモールドだけではありませんよ。

 

 

なお、煙突の蒸気捨管は煙突下部を一体化するよう設計変更され、写真とは

 

異なり、さらに作りやすくしています。

 

 

 

 

スクリューはゴールドで成型されます(試作なんでベージュになってます・・・)

 

 

 

 

同じく艦底につく、舵、スクリューブラケットは濃赤の艦底色で成型された部品に。

 

 

 

艦底パーツと船体のパーツにはウンチクポイントがあります。

 

 

 

艦首から一旦垂直になるえぐられ度合が比叡は、金剛・榛名・霧島とはことなり浅いんです。

 

すなわち艦首の垂直線部分がやや前にある、そしてつながるカーブは微妙に3艦とは

 

異なる部分を今回は盛り込んだ設計にしています。

 

 

艦底の底面は、取排水口などの凹凸も彫刻で立体化しています

 

細かいでしょう~

 

 

 

 

細かい機銃やアンカー部品など、かなり細密に表現していますが、それだけではなく

 

大きな意味でのシルエットや形状・考証も確実に反映させる内容としています。

 

 

 

 

 

手前味噌ですが、艦ネクストシリーズ・特シリーズの品番80・90番台の製品の碇を

 

他社製品のものと比べていただければ、金型彫刻の繊細表現度、形状再現性が

 

納得いただけるかと思います。

 

 

 

 このようにこだわった戦艦比叡・艦ネクストシリーズは、ライトユーザー向けと

 

思われがちですが、決して違います。

 

 

 

 

これら木甲板にある目隠し穴は、その証です。

 

これらは接着材を使用しワンランク上の模型工作を楽しみたいヘビーユーザー

 

向けの部品取り付けに対応しているんです

 

 

 

 

そうじゃなきゃ、さらにこだわるエッチングパーツを別売しませんからね・・・

 

 

 

 

 

舷梯や砲塔上のアンテナ支柱などボーナスパーツの扱いとして付属します。

 

 

 

 

 

ささっと駆け足で試作品部品から、比叡をご紹介しました。

 

発売までの3月までは時間がありますが、ぜひポチッと今のうちにしてくださいね

 

 

 

紹介はシュトルゲでした~それでは状況終わり。