口臭、口内炎 | 漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

 静岡県三島市、三島大社斜め前(大社駐車場正面)にある富士越薬局は、創業以来90年の経験と実績をもとに、人間が本来持っている自然治癒力を沸かせるための「漢方薬・生薬・保険食品」をご相談しながら、一人ひとりに合ったものをお選びする漢方薬局です。

口の中は、全身状態を見る鏡ともいわれ、口内炎や口臭はなどは、全身の健康状態が影響している場合が多いものです。
胃腸障害や歯槽膿漏、風邪、ストレスなどにより、抵抗力がおちていると口腔内の菌が増えて、口臭や口内炎がおこりやすいといわれています。

口腔内や、口の周りの炎症や口臭は、ほとんどが脾胃(消化器系)の機能と関係しています。
また精神的ストレスから、肝の機能が興奮して起こるものもあります。
口内炎や口臭は、熱証に属しますが、熱の強い実証と、熱の弱い虚証に分けられます。

実証には、食べ過ぎや油っこいもの・お酒などの取りすぎから脾胃に熱がこもり、その熱が上に昇り、口臭や口内炎となりあらわれます。
口が渇いて冷たい飲み物をほしがり、舌の赤みが強くなり、尿の色が濃くなるという症状がみられます。
これらの症状には、熱を冷ます作用のある黄連解毒湯などを用います。

虚証には、口内炎そのものの赤みで、痛みは弱いのですが、治りにくく繰り返し起こります。
原因は、体内の水分の消耗(陰虚)であり、手足がほてったり、イライラ、不眠などの症状がみられます。
体液を補う杞菊地黄丸、知柏地黄丸などを用います。

また、胃腸の虚弱により起こる口内炎には脾胃を丈夫にする補中益気湯や黄耆建中湯などを用います。