上益城郡医師会に地域連携室をつくる

上益城郡医師会でまた新たな取り組みをスタートしました

上益城郡は地域医療構想の検討の過程で、医療圏が隣の熊本市医療圏とくっついてしまった地域です

ということは、地域外への患者流出が多い地域わけです

地域にある医療資源が活用されず、このまま稼働率が低下していくと、

地域で医療機能を維持することができなくなってしまう可能性があります

そこで、今の医師会長が考えた計画が、医師会の中に地域の連携室を作ろう！という構想です

この地域で空いている病床を探すときに、医師会の連携室に連絡すれば、

医師会側から地域の医療機関の受け入れが可能か打診する仕組みです

さすがにこの窓口で各病院の状況を詳細に把握し、当該患者が受け入れ可能かの判断は難しいので、

フェイスシートで一定の情報得て、

その情報から判断して受け入れられそうな医療機関が手を挙げ、

そこから先は個別の病院同士で調整をしていくような流れです

構想を具現化するため、郡内の病床を持つ医療機関を集めて

上益城地域連携協議会という会議体を立ち上げ
運用についての検討を重ねてきました

どの医療機関も反対がすることなく、前向きに検討が進み、

ひとまず始めてみようと言うことになりました

私もこれまでいろいろと医師会の事業に関わっているため、最初の段階から関わらせてもらい、
この数週間は市内の急性期病院への事業の説明も同行しました

これから本格スタートであるためどのような結果になるかわかりませんが、

全国的にもモデルがあるわけではなく、どんな動きになるか楽しみです