「ありえない細さで服を着るということ」の内容から、

昔読んだ、痩せ姫の試着エピソードを思い出した。

ちょっと再現してみる。

 

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スキニージーンズがほしくて、試着したんです。
 
そしたら、いちばん細いサイズでも、
ウエストがだぼだぼで、股のあたりもスカスカで、
だからあきらめて、帰ってきちゃった。

でも、店員さんが、
 「細いですねぇ、うらやましぃですっ」
 
他のお客さんからも、
「見て見て、やばくない?

あの脚、細すぎ」

って声が聞こえてきて。

 

いつもなら不愉快になったりするけど、

今日はちょっとうれしかった。

 

朝、体重を計ったら、

何ヶ月ぶりかで30キロを超えていて、

ショーパンをはいたら、脚も太くなった気がして、

ずっとへこみっぱなしだったから。

 

店員さんのはどうせお世辞だとしても、

他のお客さんの「細すぎ」って言葉が、
「あれ、私、まだ細いのかな」って思わせてくれました。
 
なんかおかしいかもしれないけど、

すっごく救われた気分だよ。

 

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痩せ姫あるあるの掌編みたいになった。

こういう記事は「光と影Ⅱ」向きなのだが、あちらは今、

「スレンダー総選挙」専用みたいになってるので、

こちらにも「妄想の欠片」カテゴリーを設けることに。

 

今、この瞬間にも、

ドキドキしながら試着する痩せ姫がいるんだろうな。