3月18日、19日に札幌でタイトルのGID(性同一性障害)学会が催されました。

GID学会が札幌で実施されるのは2回目です。不育症や着床障害とは直接は関係ないですが、少しだけ触れます。最近はLGBTという言葉が知られてきました。これは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを含む性的マイノリティの方々を指します。実は性の分類はfacebookでは56種類もあるそうです。GIDは歴史的には病気と考えられていた時代から、現在は多様性の一分類と考えられるようになってきました。呼称としてはGID(性同一性障害)という言葉がよく知られていますが、近い将来にGender incongruenceという呼称になるようですが、まだ日本語訳が確定していません。戸籍の性別を変更されたGIDの方はこれまで約5000名に及ぶそうです。戸籍変更後は結婚も可能です。勿論、結婚後は妊娠も希望される方が居ますが、非常に厳しい環境にあります。今回は、いろんな問題があぶり出された非常に有意義な学会でした。この会は、医療者だけでなく、教育関係者は勿論、当事者の方が参加されて、積極的に発言されるユニークで熱い学会です。