(今日も懐かしき風景を。1ヶ月以上経ちました。今は新緑の季節ですね。)

 


ここ暫く専門的な分野へ話が入っていますが、
テーマから大きな逸脱はしていません。

 

例えば、賃貸不動産の見立て。
脱サラした後にどのような条件を満たすものを取得すればよいのでしょうか。

 

また、税務上会計上は?相続対策としては?
実は、全部繫がっています。

 

様々知識を溜めることで、みえる世界が変わりますし、
それへ向けての行動も変わることでしょう。

 

今日は昨日の続きです。昨日分も一読して下さい。


では、本日分、以下どうぞ。

 

 

1.フロー面の「資産」とはどのようなもの?

 

今日の最初は、フロー面の「資産」がどのようなものか、見てみましょう。


例えば同じ1億円で購入した賃貸用不動産があったとします。

 

①その賃貸不動産の利回りが10%の場合、フローは1億円×10%=1,000万円。
②その賃貸不動産の利回りが7%の場合、フローは1億円×7%=700万円。

それぞれの数字が算出されることが理解できると思います。

 

同じ1億円の換金価値がある「資産」でも、叩き出すフローの面からみた「資産」としての価値は、それぞれ異なるものが出ることが解りました。

 


1.もうちょい突っ込んでみましょう。

 

昨日の「換金価値」の部分と、今日の「フローの価値」の部分を結合すると、見た目以上の価値が見て取れ、何年後かの価値の大小にも相当の差が出ます。

 

つまり、
①換金価値1億、利回りが10%なら、10年間稼働すれば、1億+1億×10%×10年=2億、
②換金価値1億、利回りが7%なら、10年間稼働すれば、1億+1億×7%×10年=1.7億、


このような数字が出ます。

 

上記は余計な変数を一切排除して算出しましたが、ここから、どのようなものを購入することが将来に繫がるか、理解できそうですね。

 

また、貸借対照表上の価値が①②共に1億で変わらないのに、表されていない部分から生ずる価値が、その後全く異なることもポイントです。

 

実業に関わる場合には、必ずこのような二面性、三面性を考慮して、様々な顔をみる必要があるのです。

 


最後はいつも同じメッセージ。

 

「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。

 

焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。