僕らでしか出来ない仕事を。 | 最新福祉脳!?夢想転生

僕らでしか出来ない仕事を。

僕にとって5月は、これまでの一年間を振り返る月になります。

うちの会社の期首は6月。
つまり、5月は決算月です。

決算賞与は5月に出ます。

一般には、夏のボーナス、冬のボーナスなんて言うから、5月にボーナスをもらえるなんて!一足お先にボーナス。ということになります。これ自身は諸刃の剣。みんながボーナスをもらう前に少しリッチになるんだけど、みんながボーナスをもらえる頃には使い切っているなんて事もある。宵越しの金を持たない江戸っ子体質だから、夏が大変になるのである。

というわけで、最近は人事考課をしているわけ。

スタッフの全てと面接をするのだけど、これが非常に楽しい時間です。
日ごろ交わさない会話も沢山出てきます。
日常の仕事のやり取りの会話は、長くとも一ヶ月程度の目標設定やゴールだったりします。
スタッフそれぞれが、半年で何を考えて、何を行ったかって事が確認できる大事な時間です。

今日から一週間。訪問介護のスタッフと、小規模多機能のスタッフに対して、僕と訪問介護の課長。又は、僕とユアハウスの所長代理(レオちゃん)で面接を始めています。

いつも気が付くのだけど、面接をして成果を聞くと、僕が想定していなかった活動をしているスタッフがいる。僕たちは有限の脳みそで無限を考えることが出来ないので、想定していなかったことってのは、そのまま新しい気付きになる。一年に二回も、そういったことだけを聞ける機会があるのだ。

さて、僕たちの頭はそもそも、有限である。ところが、人間の活動は無限である。すると、日ごろから僕たちは、無限の活動状態を、無理やり自分の頭で考えうる状況に翻訳して考えているのだと思う。

自分が考えている以上に、他人が考えていることってのは、自分の頭で処理できない範囲にあるってことだ。普通に考えると当たり前なんだけど、僕たちは想定の中に他人を押しやることをしているのだと思う。

他者の支援を行っている僕たちの想像可能な状態で日常が進むこと事態が、他者を自分の考え、頭に押し込むことになるのだと思う。僕たちの仕事が想像可能な状態になったときに、仕事自体が死んでいくのである。想像可能で固められた世界こそ、自分勝手な世界に他ならない。そんなものでは、他者を檻の中に入れ込むような支援にしかならない。

想像不能な支援とは、そのまま、『利用者の声に耳を傾けて、実行する』支援なのではないだろうか?

実際に、スタッフ面接をしていても、『おいおい、それは、想像以上に素晴らしい支援だよな!!』って物が出てくる。そして、そのほうが僕は、仕事を楽しくやることが出来るし、クリエイティブだと思うわけ。

僕にとって
『介護保険事業って出来ないことが沢山あるよね。』とか、
『小規模多機能って訪問しないところあるよね』とか、
『儲からないでしょ?』とか、
ステレオタイプだったり、固定概念バリバリの言葉って、
非常に邪魔くさくて、埃臭くて、嫌い。

好き、嫌いで言ったら、嫌いなんですね。
支援を有限の脳みそで考えたら、そりゃあ、無限に対応できない。
それぞれの組織、現場は、
『(有限で、生物学的に退化する)管理者の脳みそで作られる』か、
『無限に作り続けられる』か、
のどちらかである。だから、二極化が進むのだと思うのだけど。

そういったものがどんどん出てくると、それらは、『○○さんにしか出来そうにない仕事』から、『○○さんがやった仕事』になり、『ユアハウスで出来そうな仕事』から、『ユアハウスがやった仕事』になる。これって凄く大事なことで、想定外を想定内にすることが出来る。想定幅を広くする。すなわち、その組織の脳みそが膨張するって事だ。一人の人間で言うと、『成長』と呼んでいるものだろう。

管理者の脳みその広さでも、支援は足りず、スタッフ一人だけの脳みそでも、支援は足りず、スタッフ全員の脳みそを合わせても、支援は足りず、ばあさんの脳みそも足して、家族の脳みそも足して、全ての脳みそを足して初めて、成長ってのがある。

支援の広がり、ネットワークそのものが、その組織の脳みそになるって事だ。

『トップダウンはこの業界になじまない』ってのは、皆さんご存知のとおり。想定内である。その外側を自分の組織の脳みそに足していく為にも、変化を厭わず、チャレンジしようではないか!!

そんなわけで、この業界は特に、チームが大事。活動の頻度が大事。

僕の脳みそをぶち破る話が、今期も沢山出てくると、楽しいって思う。

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まあ、そんなわけで、今週は沢山の面接からスタートです。
想定の外側を期待するってのは、ワクワクします。
探究心でしょうか?
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