定期巡回・随時対応型訪問介護看護について考えること。 | 最新福祉脳!?夢想転生

定期巡回・随時対応型訪問介護看護について考えること。

法改正に対する筆が進まなかった。
アタリマエである。
真意がわからない。
議論がくそったれ。

だから、久々に、ブイブイ言わせます。
スピード上げて、ぶった切るから、よろしくお願いいたします。
(看護婦の方、ナイフをご用意ください。)

在宅の医療依存度が高い高齢者は増加する。
僕の目から見ても、介護支援専門員の医療知識は浅すぎる。
だったら、これで、ヨーイドンでやるしかない。
まさしく、転げながら考える介護保険である。
ああ、走りながら、か。

そんな駆け引きの裏側には、まこと、黒い阿婆擦れがいるもんだ。

まこと、浅はかである。
法改正ごとに新しい、『改正の目玉』を作るのだけど、
厚生労働省の介護保険関係には、人材がいないのか?
はたまた、そこに巣食う、生活支援をしたことが無い古人や低学識者や金猿が、
食い物にしているのか?

浅はかなのは、
一体的に提供していることで効果を出しているサービスを、
切り売りすることである。
いくつかのサービスが織り成す、生活の連動性は、まさしく音楽である。
その完成された音楽を切り売りすると、そいつは音符である。
Cの音が好きなのではなく、流れるコードや、
メロディーが僕たちに響くことをわからない婦女が多くて困る。
銭が絡むと無粋な発想になるよな。

切り売りってなんだって?
もちろん、例の『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』だよ。
何を切っているのかって?
もちろん、小規模多機能のサービスだ。

ご存知の通り、
今回の法改正では、
複合型事業所として、
『小規模多機能型居宅介護』+『訪問看護』型。
そして、
『訪問介護』+『訪問看護』の定額包括制である、定期巡回・随時対応型訪問介護看護
が新設される。

まことに、ステキなことだ。
在宅の医療依存度が高い高齢者に、
柔軟で即時性を持ったサービスを提供できる体制にしよう。と。

これは、間違いなく、在宅系サービスに、
『小規模多機能型居宅介護』の要素を注入している。
もう少し、穿った、戦略的な裏読みをするならば、
訪問看護の経営状況悪化に伴う、病院併設型在宅サービスの充実で、
訪問看護の活躍の場を増やしていこう、という、看護婦協会の主張である。

こういうことやるから、看護婦って感情的だと、言われるんだよな。
だれが言っているかって?もちろん、僕だ。

ぼうふらのように降って湧いた看護婦協会からの提案がすんなり通った裏側には、
これまた、ここでは書けないような根回しがあったと聞く。
腐った性根を回したら、本質も腐ってしまうよな。
べろべろべー。

まあ、でも、これで間違いなく訪問看護ステーションは増えるだろう。
もちろん、介護保険給付のダンピングが起こる。
看護婦は口をそろえて言うわけだ。
『処遇を改善してください』と。

小規模多機能の柔軟性、即時性について非常に魅力的であることは
わかった。看護婦協会も、
小規模多機能そのものに、『医師の指示書を出せる状況に改正する』という、
だれが考えても正当性があることを主張しなかったのは、
市場の拡大というニンジンに食いついているのである。

しかし、この、定期巡回・随時対応型訪問介護看護はいただけない。
完全に、看護婦はケアマネジメントの歴史をぶっ壊そうとしている。
本人の日常生活に資するケアプランを立てているケアマネジャーに、
有資格差を感じたことは無く、むしろ、認知症ケアなんかは、
看護婦が立てるケアプランで本人をぶっ壊していないプランを見たことが無いけどな。

もちろん、看護師はどうか知らないよ。
僕が言っているのは、看護婦の話だから(笑)

方々のニュースを見ていてもわかるとおり、
事の本質を理解している人間がいない。
訪問介護事業所しかり、訪問看護しかり、厚生労働省しかり、学識者しかり。
家族の会くらいかね?わかっているのは。

この問題は、お泊りデイの問題と本質的に同じことなのである。
簡単な、足し算の問題。

『お泊りデイ』+『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』
が、
『小規模多機能型居宅介護』+『訪問看護』の複合事業所
と、
同じ機能を持つと勘違いしている議論なのである。

『えっ?同じじゃん』って思った方は、
耳を真っ赤にして恥ずかしがる必要がある。

●『お泊りデイ』+『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』
=『通所介護』+『自費宿泊』+『訪問のサービス』+『(柔軟な)看護行為』

であり、

●『小規模多機能型居宅介護』+『訪問看護』
=『通いのサービス』+『宿泊のサービス』+『訪問のサービス』+『(柔軟な)看護行為』+『(小規模多機能特有の)ケアマネジメント』

である。

特に、小規模多機能のケアマネジメントは、その仕組みも含め、
本人の代弁機能を十分に果たせる可能性を秘めている。
もちろん、その可能性を十分に発揮できていない事業所も多いのだけど。

『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』はさらに、
ケアマネジメントならぬ、サービスマネジメントをするらしい。
『定期巡回・随時対応型訪問介護看護計画書』でいいじゃん。
全く、どれだけ、権力主義なんだか?
君のお腹に、マジックで顔を書いちゃうぞ(テヘ!)

サービスを切り売りすることで、連動するサービスたちが織り成すグルーヴを、
ぶっ壊すのである。指揮者無きオーケストラの推奨。
だれもキカネエだろ?そんなもの。

これをやるんなら、並行してやらなくてはならないことってわかるよな?
『介護保険ケアマネジメントから、ケアマネジメントへの転換』である。
ここをいじらずして、新設サービスなぞ、ありえない。

どうして、こんなサービスが、簡単に法律に乗ってしまうんだろうな?
不思議でしょうがない。

わがままキャバ嬢に貢ぐおっさんの気持ちも、わからないではないが、
本質を見ようぜ。大体、盛り髪解いて、メイクも取れば、
魔法も解けるんだからな。朝、起きたらビックリだろう?

ブイブイ。


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このサービスについて、それぞれのニュースでのコメント見ましたか?
皆、論点がずれているよな。
小規模多機能が行っている、
本人が持っていた生活のラインを再構築するって活動。
これが評価されていないって事だよな。
って、実は、それこそが、本来のケアマネジメントなんだけどな。
ちゅうことは、ケアマネジメントがまずいって話に戻ってしまう。
それもこれも、教育が悪いよな。
システムが機能していない。
さかのぼれば、給付抑制からきているんかな?
皆。税金は払えよな。

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