月光という本を読んだ。
ネタバレごめん。
そしてもう読み終わった人向け。
とくに内容は書かないけど(矛盾)。
レビューをみて私なりに解釈したこと。
香山姉弟、とくに舜が1番悪いって言われてるのが多かった。姉も女のくせに弟の実情知ってよく助けようと思えるなてきな。
んで私が思ったのは野々村姉妹との対比。
血の繋がりのない、言ってしまえば他人である涼子と結花。
恐らく血が繋がっている舜と初美。
どちらにも愛はあるのかもしれないと思った。前者は純粋な、誰が見てもそう思える。後者は歪んだもの。
という対比と。
これはほんとに憶測だけど、、、
涼子は結花に全く何も言わなかった。
対して舜はきっと全てではないかもしれないが(いやほとんど全てだと思うが)初美に言った。
それから、
舜の全てを知ってその場にいつつ弟が人を殺めていてもただ名前を呼んで止める素振りをする姉。
何も知らない妹のために自分が穢れてでも守ろうとする姉。
とまあ言い出したらキリないけど、とにかく対比のためのこの構成なんだろうと思った。
あと舜がモデルになれるのかってレビューがあったけど、たしかになって思った。
中学の時は美人な先輩?3人ともに振られたみたいなのがあったような...
しかも清彦にだいたい負けるって感じだったし。
けど。まず清彦は涼子を殺した訳じゃん。たとえそこに色々絡んでたとしても故意じゃなくても。
当然罪を償うべき人が、鑑別所に入ったけど少年法によりすぐ出てきたと。
悪だよ。悪だったけど心の底から悪いやつって思えないな私は。
まあ置いといて。
で結局舜に殺されたと。
羽田先生はわかんないどうなったんだろってでも可能性としては二度と会えない的なことが書いてあった気がするから死もあるよね。
涼子も不倫したっていう事実には、少なからず罪があるわけで、身をもって死。
てなるとこの物語の事件関係者(って言っちゃうと結花とかも入っちゃうかな?とにかくほんとの中心の人達。)で残るは舜なわけ。
もし舜がタレントでもなんでもない大学生だったら、菅井を殺したとしてやっぱり少年法で守られてすぐ出てくるだろうなって思ったわけ。
でもタレントってことによって、ちょっと名の知れてたのもあって、絶対バッシング受けると思うの。だから彼は社会的に死んだ。顔も知られてるわけだしこの先 生きてたとして犯罪者というレッテルは絶対消えない。死 同然。
っていう感じよ。
だから舜はタレントである必要があった。
語彙力無いからこれが精一杯なんだけど伝わるといいな、、、、、
作者さんの無理矢理感も否めなくはないよね。
あとは、菅井がいい人で終わった説?
両親自殺で死ぬってけっこうな精神的ストレスよ。目の当たりにしちゃったんだし。たしかにほんとに酷いことをしたと思う。でも自分でもわかってて好きが行き過ぎちゃったんだってわかってケジメつけようとしたじゃん。ワルぶってるって気持ち、なんとなく共感できるから。
不倫については、んー。。。
教師という立場にしても妻がいるのしても、涼子だよ??そんな美女とどうこうなれるなら絶対誰でもやっちゃうって。
しかも純粋無垢なその子だって、満更でもなさそうなんだよ?やめられねぇでしょうよ。
涼子だって先生が好きだった。純粋に。
ある種芸術でしょ。その2人だけ見れば美しいよ。そこに妻だとか教師だとか学校だとかいろんなしがらみがまとわりついた結果じゃん。
ということで反対ではないね。うん。
てここまできてさ、私、涼子って悪じゃんって思うわけ。ほんとにそんな完璧な人間いるの???
少なくともそんな子私の周りにはいない。
菅井に好かれてて嬉しかったって言ってたのは私もは?って思ったしそれに関してはなにも解決できない。
強いて言うなら話がわかりそうな清彦をつかって、まず舜をやめさせる作戦の1つ。
そういうこと言って菅井がやめてくれるって考えたならかなりの策士じゃない??
て考えるとちょっと小悪魔だよね。
でもやっぱりイメージは真っ白なの。
それはほんとに作者さんすごい。
これぐらいかな。
ネタバレというかレビューに対して思ったことと、読んでみた感想でした。
でわでわ。アデュー◎