この時期になるとテレビで東北取材を見ます
宮城県女川の復興の様子をやっていて
家族が津波で亡くなって、発見された
その地で店を再開させていたり、
見るとあの日を思い出します
このブログを始める前、もう10年以上前
劇団に所属して全国を巡業していました。
学校の演劇鑑賞会などで公演することが
多くて、女川の小学校でも公演しました
東京の子供たちと違って
地方の子供たちは東京から劇団が来る
というだけで、ワクワク感があって
女川での公演も大変盛り上がり、
なんとなく公演した体育館の感じとか
秋の陽気だとか覚えていて
あの子たち元気かなと思い出します。
テレビでの女川取材で津波がどこまで来て
ここには住居がなくなって、
高台に新しい街を作りました、と
俯瞰図で見たときに
｢あ、公演した小学校はまるごと津波に
流されてなくなってるんだ｣と
思ったときに、何か
押さえられない感情が沸き上がり
あの盛り上がり、分かち合った時間ごと
流されてしまったんだと
急激に喪失感が押し寄せてきます。
全国に色々な思い出がありますが、
ハッキリと喪失したことが
認識されたことで
却って忘れてはならない思い出になりました
写真は2013年に宮城県に行った時のもの
今年は宮城行きたいなぁ。