高円宮杯はヴェルディユースが初優勝! | がんばれ少年・少女サッカー!

高円宮杯はヴェルディユースが初優勝!

U-18
高円宮杯第16回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会で東京ヴェルディ1969ユースが初優勝した。
近年、高円宮杯はクラブユースと高校のサッカー高校年代(18歳以下)の真の日本一を決める大会として多数の現日本代表を輩出し注目を集めている。
決勝は10月10日(祝)埼玉スタジアム2002で行われ、東京ヴェルディ1969ユースがコンサドーレ札幌ユースを4—1と逆転で下して初優勝の栄冠を手にした。東京ヴェルディ1969ユースは8月に開催された日本クラブユース選手権に続き2冠を達成した。
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優勝したヴェルディユースのメンバーは全国でも有数のエリート集団でありながら、ジュニアユース時代のチームメイトであり後輩の17歳、森本貴幸【東京V】に先を越された挫折も味わっており、歴代のユースメンバーよりトップチーム昇格への意識の高いメンバーが揃っている。
よみうりランドでの練習環境もプロ契約の森本が練習を行っている天然芝グラウンドではなく、息子たちが練習を行っている人工芝グラウンドを小学生と入れ替わりで使用している。
クラブ自体も体質を抜本的に変える為、ユース監督にホームタウンライバルのFC東京から柴田峡氏を招き、さらに育成アドバイザーとして高校サッカーの名伯楽である帝京高監督の古沼貞雄氏を招聘した。
FC東京から招かれた柴田峡監督は、ヴェルデイの伝統である「テクニック」を「技術にあぐらをかいている」と切捨て、徹底的に走り込ませるトレーニングを選手に課した。
強力なライバル関係にあるチーム、クラブユースと高校チームの垣根があっても、良いも物は吸収しヴェルディの伝統と融合させるクラブの姿勢と挫折を味わった選手の雑草魂が、高円宮杯全日本ユースでの優勝に繋がったのだと思う。
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TVで頼もしくプレーしていたヴェルディユースのメンバーは、よみうりランドで会うと普通の高校生である。
しかし、グランドで会う人に対して挨拶は欠かさないし、森本と同級生のFW皆川君はなどは、よく練習を終えた息子(小1)を呼び止め色々なテクニックを見せてくれたり遊んでくれ、10番の弦巻君(今回の大会で初めて顔と名前が一致した)などは京王線稲田堤駅から出るよみうりランド行きのバスで席を譲ってくれたりと、サッカーだけが上手い高校生では無いのは大変好感が持てる。(たまに練習中に菊池新吉GKコーチに注意されて、にふて腐れている者もいるが....( ̄▽ ̄)
この礼儀正しさは、ヴェルディのジュニアからユースまでの子供たちに一貫して言える事で、外の新しい文化を取り入れながらも、この部分は変わらないで欲しい。

高円宮杯第16回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会決勝
10月10日(祝)埼玉スタジアム2002

ヴェルディユース 4-1 コンサドーレ札幌ユース

得点者
【東京V】62分征矢智、 76分オサマ、77分征矢智、 83分オサマ
【札幌】52分 関