フロンティアの小島です。


訪問カウンセリングに伺っている特別養護老人ホームで、

管理職の方対象に

「相談対応スキルアップ講座」が始まりました。


以前は、職員全体に対してメンタルヘルスのセミナー等を

何度か実施させてもらいましたが、

今回は、施設長を含む管理職の方を対象に

月2回半年間、講座として実施することになりました。


当初は業務時間後という予定でしたが、

実際には業務時間内で開催することになりました。


これは、受講自体が業務として位置づけられたことで、

大変光栄であるとともに、更なる責任を感じています。


カウンセリング理論やテクニックを、

職場の面談、相談に生かしてもらうことで、

部下との信頼関係や相互認識を高めてもらい、

引いては、入所様、利用者様への関わりの向上に

繋げて頂きたいと期待しています。


高齢化と言われて久しく、

全員介護の時代と昨今言われる状況で

介護福祉の現場での課題は山積みです。


今回の講座のご依頼においても様々なことを

施設長や管理職の方から伺いました。


また、職員の方にカウンセリングを提供する中で

組織レベルから個人の段階まで、

多くのご苦労や課題を語ってもらいました。


しかしそこには、皆さんが

現状をより改善したい、

もっと利用者様に満足してもらいたい、

働くみんなが更にやり甲斐を感じていきたい


等の多くの希望や期待がこもっていました。



私自身も利用者の家族としての立場を持っています。

(母も義父も介護施設を利用しています)

これまで心理職として複数の介護施設で研修やセミナーを担当しました。

カウンセリングの教え子に介護職、ヘルパー、ケアマネージャー等の現職の方々が多くおられました。


そのようなことからも

老人介護福祉の現場で

心理臨床の理論やテクニックをお伝えすることは

私の自然なプロセスだろうなと捉えています。


今回は講座として毎回2時間もの時間をもらい、

半年にわたり同じメンバーで学んでいきます。

これは、単発のセミナーでの知識を享受することとは異なります。


私を含めたメンバー全員の人間関係が伴ってきます。

そこは一人ひとりが持つ現実場面での課題が、

フラクタルに表出する場となります。


初日の時点で、

「これは相談のスキルを身に付ける以前に

自分の傾向や在り方が知れるということですね」

との感想は、

この講座の意図することを早くも掴んで頂いたようで

感心しました。


今回の様な「講座」としての取り組みは、

時間の調整や参加者の意思の調整など

乗り越えないとならないことがとても多いです。


それを承諾された経営関係の方々にも深く感謝する次第です。

ありがとうございました。


次回が待ち遠しいです。





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