都合の悪いことはきれいに忘れていく息子をみていると、
私の血だな
と思う。
昔から、
記憶力が悪いんだから、
都合のいいことだって記憶に残すのが精一杯。
まして、
都合の悪いことを記憶に刻むなんて、
至難の技です
私の体が、
今、どのくらい健康なのか…
うーん。
判断の難しいところ。
腎臓っていうのは、
痛みないし、
もちろん痒くもないし、
開けて見ることもできないのですから、
私の腎臓がどのくらい健康かなんて、
誰にもわからないわけですね。
パートのお仕事も始めて、
毎日をひたすら過ごしています。
地震があったあの日から、
大切なたくさんの友達を思って苦しんだ日もありました。
Pの仕事のことで、
とことん凹んだ日もありました。
でも、
体のことで歩みを止めた日は一日もありません。
忘れてしまったのかしら。
悩まないことと、
忘れてしまうことは同じじゃないよね。
このままでいいのかな。
と、思い始めた今日のこと。
職場の社員さんたちの健康診断の結果が返って来て、
再検査で落ち込んでる人たちがいました。
「なんの病気だって言われたわけじゃないけど、気が重くてやだよねぇ」
って言ってる彼女たちに、
「わかります!」
と答えたけど、
私はもう、
あの日の、
あの苦しんだ日々の記憶を、
持ち合わせていない。
なんだか、
焦りにも似た気持ちになりました。
経過観察を勧める、
最初の主治医に、言われた言葉。
「病気になったのは、あなたのせいじゃない」
うぐぐ…
なんだか、書きながら涙が溢れてしまった…
あの日、
自分が聞いたこともない病名に怯え、
不安にかられ、
自分を責めていたこと、
私は忘れていなかったんだ…
思い出したつもりはないけど、
胸が重たく、
涙が止まりません。
人の記憶って、
無意識の部分に残ることがあるのかもしれないね。
忘れて生活してる自分に不安を感じて更新を試みたfromですが、
書いてみてよかった。
歩みをとめることも必要かもしれませんね。
もし、
私のように、
忘れてしまうことと当たり前になってしまうことに不安を感じてる人がいるなら、
それはあなただけじゃないですよ。
また、
前を向き、
空を見上げて、
ゆっくり歩いて行きます。
ありがとう。
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