震災お見舞い申し上げます | 親愛なるエロイカへ

震災お見舞い申し上げます

東北太平洋沖地震で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
被災された方々の一日も早い避難環境の改善とその地の復興を心よりお祈りいたします。

青池先生はご無事だったことは公式のブログにUPされていましたので
ご存知のことと思います。
震災翌日の、このサイトのアクセスはさすがに減ったもの、
また通常通りのアクセス数が復活しはじめましたので、
ここで投稿することにしました。


震災当日の平成23年3月11日14時46分。
私も東京の職場で仕事をしておりました。

9階のフロアで突如襲ってきた大きな揺れ。
それもすぐにおさまらず、揺れは段々と大きくなり、
ビルがしなるようにグワングワンと建物内のものを揺さぶりました。
揺れで「酔い」を感じたのは初めてでした。
ビルの高層階にいた自分は机の下に隠れるしかすべがなく、
それでも止まらない大きな揺れの中で、
9.11でビルが崩れるイメージが頭をよぎりました。

その日の東京の交通機関は完全にマヒ状態。
震災時に移動中で外にいた人は都内で一番大変だったでしょう。
移動のすべが徒歩以外になくなってしまったのですから。
私は15人位の同僚と共に結局オフィスで一夜をすごしました。
避難用毛布も支給され、近くのスーパーで食糧は確保されていましたし、
ラッキーな方でした。


観測史上最大と言われる今回の震災は、初めに100秒間の揺れ、
その後50秒の間の後、南福島県沖震源の揺れが100秒、
茨城県沖震源で100秒の合計6分間、合計3回にも渡る、
南北500Km・東西200Kmに及ぶ巨大な断層亀裂が発生した、広範に及ぶ地震でした。
最終マグニチュードは9.0、政府もこの災害を「激甚災害」と指定しました。

この災害で、良くも悪くもその威力をみせたのがマイクロブログサービス「Twitter」。
被災地からの救助依頼や安否確認を呼びかけるツィートが瞬く間に拡散され、
それによって救援物資が届くきっかけにもなったとか。


元ライブドア社長の堀江貴文氏が個別安否確認依頼のツィートを懸命にリツィートする姿があったり、東大病院医療放射線チームがTwitterで放射能に対する正しい知識提供しはじめたり。情報錯綜による混乱を割けようと、デマ情報に対し修正情報を流すアカウントができたり。

不眠不休で働く枝野官房長官の睡眠姿の写真コラージュが回ってきたり(右絵、35万回以上のView数。)、官房長官にちなんだ「枝る*」という動詞の定義が出来たりと、Twitterで今、明らかに萌えられている政治家です。

*:【枝る(えだる)】:動詞
(1)極限まで睡眠を取らないこと。寝る間も惜しんで働くこと。
(2)上司に恵まれず必要以上の努力を強いられること。
※出所不明

中でも、漫画家の井上雄彦氏による絵を通じた慰労活動が印象的でした。

震災直後から「Smile」と題し(おそらくiPadで描いたと思われる)、被災地名の入った
バスケユニフォームを着た子供達や老人の笑顔を次々にTwitterを通じてアップ。
そこに言葉はなく、黙々と描いては投稿する、その一連の行動はまるで「行」のよう。
希望や祈りが絵の中にこめられているようです。

Smile88. #prayforjapan #tsunami on Twitpic Smile80. #prayforjapan  #tsunami on Twitpic
Smile34. on Twitpic

(なお、この絵はポストカードとTシャツとして販売され、売り上げ金は寄付されるとのことです)


最後に同業の連載漫画家へ向けた、
井上雄彦氏からのメッセージツィートを引用させていただきます。

連載漫画家は、この大災害と無関係な
世界とそこに住む人間達を、
災害以前と同じ手触りで
描かなくてはならない。
この難題に今挑んでいる
同業の方たちに敬意を。
数々の困難を越えて近いうちに
漫画雑誌が世の中に届けられたら、
つかの間の娯楽で次への
活力を補給してください。
僕もリアルネーム開始。
Twitter 3月20日 @inouetake /Inoue Takehiko


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