Vol.15 From Eroica with Love まもなく発売 | 親愛なるエロイカへ

Vol.15 From Eroica with Love まもなく発売

2009年度決算月、みなさまはいかがお過ごしですか?!
…って、関係ない方もいらっしゃいますが、つまりは、そう、忙しい!慌ただしい!疲れる!

でもその一方で、「From Eroica with Love」ー「エロイカより愛をこめて」公式英語版の第15巻が発売されようとしています。

親愛なるエロイカへ-Vol.15 Temporal Front cover image

【暫定表紙画像】Amazon Japanより (10年3/13現在)
Vol.15 From Eroica with Love
©Aoike Yasuko/CMX/Akita publishing Co.,Ltd.

右の画像は、2010年3月14日(日)現在の、アマゾンジャパンの「商品画像」として掲載されているものです。
Vol.10あたりから、日本語のプリンセスコミックスとは違う独自のセレクションでその表紙を飾ってきたCMXですが、ここで、再び日本語のものに合わせてきました。

そして貴重なのは、タイトルロゴや巻数、著者名を記載した最終形ではなく、絵の原画をそのまま載せているところ。

出版元のCMXでは、すでに完成した表紙画像 が上がっていますが、少し前までは、同じくこの「とりあえず原画をママ掲載」状態だったのです。
それが結構面白かった。

右絵のようにスキャンした絵ではなく、
日本から届いたばかりの絵を封筒から出して、その場の机で
立ち上がって斜め上からデジカメ撮影したかのようで、絵がつぶれてパースかかっていたのです。つまり、お札を下から覗くと顔がつぶれて見えるような、縦方向につぶれたイメージ。

公式英訳版の出版元が、しかも主役レベルのキャラクターの顔を斜めにつぶしたような画像を掲載してよいものなのでしょうか?著作権的な面で少々気になりました。
日本ではマンガキャラの扱いにはもっと厳密なはずですので、まずあり得ないですよね。
ガイジンさんは一般ユーザーだけでなく、プロでもその点ではおおらかなようです。掲載機会を逃しちゃったのはちょっと残念です(笑)。

そのひしゃげた少佐は見られませんが、通常の印刷ではトリミングされて見られない、貴重な保子先生の筆後が残るこの絵をまじまじ見ましょう。

普段はコマの中で動く生きたキャラに思いを寄せますが、こういう絵を見ると、人が描いた絵なのだなということを実感します。

キャラクター周囲の背景余白部分は、以外にも狭いものですね。
特に右下。傘近くのコート裾から、グリーンの背景色はわずかしかありません。
たまたま連載時のこの絵が使われた扉絵を購入して所有していたのでチェックしましたところ、
コートぎりぎりの所で断ち切られていました。
基本的に画面一杯に少佐が入る前提の絵のようです。

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最近発売された日本語のプリンセスコミックス36巻。
プリンセスGOLDでの連載をリアルタイムで追っていたため、すべて知っている内容でした。
当然ですが、新鮮さがなくてつまらなかった。
意を決し、よほどの事が無い限り、
連載時の雑誌を買わないように(厳密には読まないように)しようと思いました。
エロイカのためだけの630円はあまりに高いしね!

ここの所、英語版は出版ペースが遅くなってきているため、今後の雲行きはあやしいですが、
それでもこれから「皇帝円舞曲」ですからね!
まだ色気のあるキャラたちを、しかも英語で見られるのは、ある意味で日本語の原作よりも新鮮に楽しめるのです。

From Eroica with Love Vol. 15


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