大田区から回答書が届く！

やっと大田区から要請書に対する回答書が届きました。しかし内容はお粗末なものでした・・・。区民の不安に応えていない「お役所」答弁でした。

要約

①南部スラッジプラントから高濃度の放射線が検出された件
→東京都下水道局の施設であるので、放射線量の測定、人体への影響等は
東京都が説明すべきもの。情報提供を都に求めている。東京都の説明では、
施設の境界では毎時0.09μシーベルトであるから、周辺住民への健康被害の
恐れはない。

②学校給食の件
→放射能に汚染された食品が市場に出回ることはないので、給食食材の放射能
線量の測定は予定していない。国や都が公表する数値を注視する。保育園も同じ。

③プール問題
→区立小学校59、同中学28校の放射能測定を順次実施している。結果は区の
ホームページに掲載予定。

概ね以上の内容です。住民の不安に全く応えるものになっていません。

７月９日にこの内容を検討し、今後の取り組みを具体化していく場を持ちます。
近隣の方は是非ご参加ください。

●７月９日（土）１８時半　●大田区民センター

なお、先日独自で調査した城南島南部スラッジプラント周辺では私たちの線量計
で0.13ないし0.14μシーベルト／毎時を計測していました。

大田区に提出した要請書

友人４名と連名で、こんな感じの要請書を提出してきました。しかしいまだに回答がない・・・。

2011年６月20日

大田区長　松原忠義　殿

要 請 書

３月11日に発生した、東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故による、放射能汚染問題について、大田区の対応につきまして以下の質問をいたします。ご回答のほどよろしくお願いします。

【要請内容】

１．南部スラッジプラントについて

（１）大田区のホームページで随時情報を伝えて頂きたい。

（２）これまで測定された焼却灰の放射線量の最大値を教えて下さい。

（３）現在、南部スラッジプラントにはどれくらいの量の放射性物質を含んだ焼却灰が保管さているのでしょうか。また今後、どのように処分されるのでしょうか。

（４）既に埋め立てや、セメント業者などに引き取られた放射性物質を含んだ焼却灰はありますか。たとえばセメントが路面材などに使用された場合に人体に影響はありませんか。

（５）近隣に城南島海浜公園がありますが、焼却灰の飛散などにより人体に影響はありませんか。

（６）焼却灰を取り扱う業務に携わっている職員の健康管理は、十分に行われているのでしょうか。

２．学校給食における放射性物質の測定について

（１）区立保育園、区立小学校・中学校で使用する給食食材の放射性物質について測定をし、ホームページで公表して頂きたい。たとえば翌日に使用する食材から抜き取りで測定するなど。

３．区立小学校・中学校のプールについて

（１）区立小学校・中学校のプールの水について、放射性物質を測定して頂きたい。

※なお回答期日につきましては、喫緊の問題ゆえに６月27日（月）とさせて頂きます。また、当日質問内容につきまして回答をお聞きする場を設けて下さいますようお願いいたします。

大田区内の放射線問題を考える学習会のご案内

城南島スラッジプラントで焼却汚泥から高濃度の放射線が測定されました。日常生活では、学校給食やプールは大丈夫か？住民の不安が渦巻いています。私も友人と大田区に要請書を提出しました。まだ回答は来ていませんが、区民の声を区政に反映させて行きたいと思います。皆さんの参加を呼びかけます。

日　時：７月９日（土）18時半～20時半

場　所：大田区民センター

内　容：大田区の回答、区議会報告、スラッジプラント調査報告、意見交換

参加費：500円

連絡先：090-4960-4247（事務局）