GWの中盤、夫とダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
暗闇の中の対話。 鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。 足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。 仲間の声、乾杯のグラスの音。 暗闇のあたたかさ。 ダイアログ・イン・ザ・ダークは、 暗闇のソーシャルエンターテインメントです。 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、 暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、 そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。 世界 30か国・約130都市で開催され、2011年現在で700万人以上が体験したこのイベントは、 1988年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。 日本では1999年11月に初めて開催され、現在は東京・外苑前の会場にて常時開催中。これまで約10万人が体験しています。
本当の暗闇
キャストに案内を受けて、白杖を持ってカーテンの向こうへ。
段階的に暗さに慣れて行きます。
最終的にたどり着いたのは、初めて体験する真っ暗闇。目を開けても、閉じても、変わらない。
キャンプで山間部に行くので電気が無い状況というのは結構体験してますが、ぜんっぜん違う!
月明かり、星明かり、雲への反射光など、やっぱり自然には光が少しはあるものですよね。
しかしこの闇は、いくら目を凝らして何かを探せども、探せども決して何も見つからない。
その不毛さ、心細さに最初は「このまま最後まで耐えきれるかな?この中で90分なんて発狂しちゃいそう⁈」と思ったり。
豊かな世界
しかし、スタッフの案内を受けて次の間に入った途端、全く異なる空間に入り込んだことが分かりました。
匂い、音、空間の広がり/圧迫感がはっきり伝わってきます。
中で行うアクティビティには、上記に加えて触感を存分に使うものがあり(ネタばれになるので書きませんが)、夢中で作業をしていました。
その次から次に伝わってくるものを慌てて受け取って感じていると、視覚が閉ざされていることに意識が向かなくなるというか・・・。
暗闇、つまり視聴覚障害の方は普段寂しい世界に住んでいるのかな?と漠然と感じていたのですが、想像していたより何倍も「豊かな世界」だと思いました。
感じ方の違い
そんな風に、結構すんなり暗闇に慣れることが出来たなぁと楽しく出て来たのですが、
全く同じ体験をした夫に聞いてみると・・・
「最後まで何か見つからないかと目を見開いていた。実はたまーに設備の隙間から一瞬光が見えることがあったんだよ。」
(私:え?!私は閉じても開けても変わらないし、フツーに目を開いてたんだけど!そもそも光が見えるはずなんて絶対無いとスイッチ切り替えちゃってたし。)
「人に触れられることでものすごい安心感が得られた。普段なら考えられないこと。」
(私:途中から不安感は無かったなぁ~。声が聞こえていれば大丈夫だった。)
と、全く違う感想を持っていました。
こんな風に、同じ場所に居ても、情報の受け止め方や、人との関係性の取り方に性格が出ているのも興味深かったです。
おまけ
中で飲み物を飲みながら休憩する場面があったのですが、注文したビールを(当然)味だけで銘柄を当てた自分がかなり嬉しかった!夫にもスゲー!と言われる!(ちなみに一番搾りね。)
最後に、今回のテーマ「Gardening in the dark」にちなんだお土産を頂き帰ってきました。(中身はご想像下さい~)
5月26日までは小学生が通常2500円500円だそうですので、お子さんと行くのもおススメです。
新しい世界観と、一緒に行った相手の新しい一面が見られますよ!
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
暗闇の中の対話。 鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。 足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。 仲間の声、乾杯のグラスの音。 暗闇のあたたかさ。 ダイアログ・イン・ザ・ダークは、 暗闇のソーシャルエンターテインメントです。 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、 暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、 そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。 世界 30か国・約130都市で開催され、2011年現在で700万人以上が体験したこのイベントは、 1988年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。 日本では1999年11月に初めて開催され、現在は東京・外苑前の会場にて常時開催中。これまで約10万人が体験しています。
本当の暗闇
キャストに案内を受けて、白杖を持ってカーテンの向こうへ。
段階的に暗さに慣れて行きます。
最終的にたどり着いたのは、初めて体験する真っ暗闇。目を開けても、閉じても、変わらない。
キャンプで山間部に行くので電気が無い状況というのは結構体験してますが、ぜんっぜん違う!
月明かり、星明かり、雲への反射光など、やっぱり自然には光が少しはあるものですよね。
しかしこの闇は、いくら目を凝らして何かを探せども、探せども決して何も見つからない。
その不毛さ、心細さに最初は「このまま最後まで耐えきれるかな?この中で90分なんて発狂しちゃいそう⁈」と思ったり。
豊かな世界
しかし、スタッフの案内を受けて次の間に入った途端、全く異なる空間に入り込んだことが分かりました。
匂い、音、空間の広がり/圧迫感がはっきり伝わってきます。
中で行うアクティビティには、上記に加えて触感を存分に使うものがあり(ネタばれになるので書きませんが)、夢中で作業をしていました。
その次から次に伝わってくるものを慌てて受け取って感じていると、視覚が閉ざされていることに意識が向かなくなるというか・・・。
暗闇、つまり視聴覚障害の方は普段寂しい世界に住んでいるのかな?と漠然と感じていたのですが、想像していたより何倍も「豊かな世界」だと思いました。
感じ方の違い
そんな風に、結構すんなり暗闇に慣れることが出来たなぁと楽しく出て来たのですが、
全く同じ体験をした夫に聞いてみると・・・
「最後まで何か見つからないかと目を見開いていた。実はたまーに設備の隙間から一瞬光が見えることがあったんだよ。」
(私:え?!私は閉じても開けても変わらないし、フツーに目を開いてたんだけど!そもそも光が見えるはずなんて絶対無いとスイッチ切り替えちゃってたし。)
「人に触れられることでものすごい安心感が得られた。普段なら考えられないこと。」
(私:途中から不安感は無かったなぁ~。声が聞こえていれば大丈夫だった。)
と、全く違う感想を持っていました。
こんな風に、同じ場所に居ても、情報の受け止め方や、人との関係性の取り方に性格が出ているのも興味深かったです。
おまけ
中で飲み物を飲みながら休憩する場面があったのですが、注文したビールを(当然)味だけで銘柄を当てた自分がかなり嬉しかった!夫にもスゲー!と言われる!(ちなみに一番搾りね。)
最後に、今回のテーマ「Gardening in the dark」にちなんだお土産を頂き帰ってきました。(中身はご想像下さい~)
5月26日までは小学生が通常2500円500円だそうですので、お子さんと行くのもおススメです。
新しい世界観と、一緒に行った相手の新しい一面が見られますよ!