スタジオジブリの新作映画『借りぐらしのアリエッティ』の完成
披露試写会が7月1日、東京・有楽町の東京国際フォーラム
で行われ、主人公アリエッティの声を務めた志田未来、
共演の神木隆之介、鈴木敏夫プロデューサー、そして本作が
初メガホンの米林宏昌監督が舞台あいさつに立った。
からジブリ作品を観て育ったといい、「とてもうれしかったです」
と笑顔でコメントした。アフレコ前には企画・脚本を手掛ける
宮崎駿と対面し、「印象に残っているのは、宮崎監督が
『僕は物忘れが激しいんだけど、アリエッティっていう
名前だけは覚えていた』とおっしゃっていたこと。
とてもプレッシャーだった」と振り返った。
一方、鈴木プロデューサーは、志田と神木について「切ない
感じがうまくいったなぁ。本当に二人はハマり役」と太鼓判を
押したが、志田の第一印象を「会ってすぐわかった。
そのもの」と評す一幕も。これには志田も少し顔を
赤らめながら、「そんなことないです」とかわいく怒って見せた。
さらに最後のあいさつでは「わたしが演じたことで、ちょっと
わがままなアリエッティが伝われば」と発言し、
鈴木プロデューサーを恐縮させていた。
『借りぐらしのアリエッティ』はメアリー・ノートンの
ファンタジー小説「床下の小人たち」を基に、宮崎駿が
企画・脚本を手掛けたスタジオジブリ最新作。
舞台を1950年代のイギリスから現代の日本に移し、
古い家の床下に暮らす小人・アリエッティ(志田)と人間の
少年・翔(神木)との交流を切ないタッチで描いている。