人生色々… -5ページ目

占い

そう言えば、書き忘れてたんだった。

先日、『いつものグループ』が、いつもの喫茶店に集結!!

今回は、結婚間近のGちゃんが、最近占いにはまっている話を聞いた。




20分で¥3600らしい。

お高くないですか?そう思うのは私だけ?

私は1度も占いに行った経験がないから、よく分からない。

この先、私も占いに、行く機会があるのかな~。



Gちゃんは『結婚』について占ってもらった。

Gちゃん

『もうすぐ結婚するのですが、この結婚は私にとって、正解でしょうか?』

占い師

『お相手の方には、特に問題はありません。でも時期が少し早いようです。

27歳まで結婚は、待てないですか?そんなに焦らなくても。まだお若いんですから。27歳があなたにとって、1番ベストな時期ですよ。』と言われたらしい。




Gちゃんには、早く結婚したい理由がある。

子宮の病気をもっているのだ。

Gちゃんのお姉さんが先月、同じ病気で手術したばかりだった。

毎月、婦人科にせっせと通い、痛い注射にも耐え、キツイ薬も我慢して飲んでいる。




先月病院に行って先生に言われた言葉が、Gちゃんには衝撃的だった。

『このままでは手術をしないと、妊娠できても出産する事が難しくなります。手術をしても、またすぐ出てくる事もありますし、術後、半年は妊娠できません。どうなさいますか?』


Gちゃんは、いつでも先生のその言葉を覚悟していた。

でも実際に言われてしまうと、やっぱりショックは大きい。



病院の帰り道に、すぐ電話が来て泣きながら一生懸命話すGちゃんを知っていた私は、正直占い師の話など、気にしてほしくなかった。

でもGちゃんは信じているのかな…?



占い師に言われた話を、真剣に考えているGちゃん。

ここ数日で色んな、占い師のところに行っているようだ。

出費も多いだろう。しかも結婚も辞めて、彼と別れるとまで言い始めていた。
Gちゃんと彼は、最近見ないほどの相思相愛カップルなのに。


辛い時、
何かにしがみつきたい。と思うのは誰でも一緒なんだろうな…。


Gちゃんの場合、今回は『占い』だった。


私たちは思った。

私には、占いのできる力はないけど、Gちゃんがしがみつける存在になりたいと。

Gちゃんの未来を見ることは出来ないけど、占い師より私の方がずっとGちゃんを知っている。
どんな未来なのか?彼とは上手くいくのか?

それに対して、『絶対にこうだよ』とは、私たちには言い切れる力はない。

だけど

私たちには助言する事、支えてあげること、見守ってあげる事ができる。

しかもお金もかからない。20分、¥3600?いえいえ、無制限、¥0で済むじゃない!!




Gちゃんに後日、その話をした。

Gちゃんは、泣いていた。

『私、周りから見たら、結婚に焦ってしがみついているような女に見えるじゃない?だから会社とかで、バカにされる事も、引かれる事もあったけど、私には少なくとも、理解してくれてる人が3人もいたんだよね。』




別に私は、『占い』を間違っているとかインチキだとか、そう思ってるわけではない。

時には、必要な事もあるし、参考になる事もあるだろう。

もしかしたら、私だって『占い』に行く事があるかもしれないんだし。

ただ、それで出た答えが全てではないって事を、Gちゃんに分かってほしかった。



Gちゃんは、自分の意志でやっと決めたようだ。

『私、予定通り結婚する!!こんな彼ともこの先、めぐり会えるとは思えないし、体の事もあるんだから、子供が産める体のうちに、早く結婚したい。誰かに、批判されてもバカにされても、これが私だから。もう気にしない。』


私たちは、

『今度こそ、ほんとにおめでとう』と心から言った。

美へは程遠い…

最近の夜更かしで、私の目のしたのクマは、とてつもなく悪化しています。

           ↓

ビックリしたと思いますが、これが私の目でございます。

こうやって見ると怖いですね…。隠そうと必死なのが、お分かり頂けるでしょうか???

化粧も今日は、ザツで本当はお見せできないのですが、まあこの際公開してしまおう!!

最近一目惚れで購入した、サクラ型のスプーン。1本¥150だったかな…。

かわいいけど、ちと使いずらい。それで今では、スキンケア時のクリーム用のヘラになっています。

この小物の名前なんでしたっけ?何かかっこいい名前ありましたよね~。思い出せない…。

                                               ↓

                                     

今日は、久々にネイルでも塗ろうかなと考えています。

              ↓

ほこりを少々かぶっているネイルたち。

                       アナスイが多いです。でもすぐはがれるんですよね、私の場合…。

いつもこんなに大きな鏡を持ち歩いています。

                      消えかかっていますが、『演舞』と書かれてあります。

                      祖母が使っていた鏡です。

                      鏡を見る事は、『美』へとつながっている…。なるべく1日の中で何度か

                      自分をチェックするようにしています。 

皆様、わたくしの汚らしい目を見せてしまって、申し訳ありません。

本当に目の毒ですね。

クマさんの為にも今日は、早く寝ようかな~☆

おはようございます★

今日は朝から、天気が良すぎ。

洗濯物日和だな。

昨日寝たのが、夜中の3時過ぎで今ちょっとフラフラ状態…。

ビデオの整理してたらそんな時間になっちゃった。

マイカップ これで朝の珈琲を飲んで、今日も頑張ろう!!!

こんな恋愛も…③

私が、先輩の事を本気で好きになり始めてから、私はアパートに帰る時間が遅くなっていた。

先輩と会ってるわけではなく、ただ帰りたくなかった。




   前なら、M君がいるあのアパートに早く帰りたくて、少しでも早い電車に飛び乗っていたのに、どうしてこうも気持ちとは変わってしまうものなんだろう…。その自分の気持ちの変わりようにも、腹がたった。

『私は、M君をこの先、すっと好きでい続けるなんて言っておいて、所詮これだ。自分に振り向いてくれないから、私は自分を1番に見てくれて、1番に大事に思ってくれる人になびいている。M君から逃げているだけかもしれない。それでも今一緒にいたいと思うのは先輩なんだ。』とモンモンと一人で考えながら、漫画喫茶で時間を潰す事が多くなっていた。




自分に嫌気がさしながらも、私は先輩となるべく一緒にいれる時間を作ろうとしていた。

M君に、『今日何処に行く?』とか、『誰と会うの?』とか聞かれるのは分かっていたので、色々理由や予定をたてていた。あやしまれないように。ばれないように。

なんてひどい女なんだろうと何度も思った。





  私が、M君と色々もめている中、先輩と仕事の昼休みに話をした。

『私、M君が外にあまり出してくれなくて、先輩を待たせてしまっているよね。だから私、結局どっちつかずの最低の女です。M君を振り払えないから。私の事、幻滅してますよね?』

先輩は『もっと何があったか話してよ。そしたらもっと幻滅するはずだから。どうやってお前を嫌いになれるか俺も分かんないからさ。』

私は、先輩の前で大泣きしてしまった。

そんな私を見て先輩は強く抱きしめてくれた。

私は、嫌われたくなかった。先輩に好きでいてほしかった。

私も先輩が好きだったし、先輩を失いたくなかった。先輩の腕の中には私の求めていた場所がある。





これが、『NANA』の7巻と同じような経験。

ノブの言葉。『俺は、お前の事、他に、どーすりゃ諦めがつくのか、わかんねーから』

このノブの言葉が、先輩の言葉とかぶった。

勿論、この時、『NANA』はまだ読んでいない。

同じだなと気付いたのは、もっとずっと後になってから。





最近、外出が多くなった私に、M君は今まで以上にメールや電話をかけてくる。

『今、どこ?』『今、会社の近くだから会おうよ』『どこにいるの?』『寂しい』

私は、M君に今まで言ってほしかった言葉や、やってほしかったことを今更一気にやられてしまって、

『もう遅いのに…』と思った。





その頃、先輩は、一緒に暮らしていた元彼女を実家に返し、私といつでも会えるような状況を作っていた。

先輩の元彼女は、すごく泣きわめいたらしい。当たり前だよね。私もそうだったのだから。

私はそんな状況の中、先輩と初めて結ばれた。

私を抱く先輩は、いつも幸せそうで、このままどこかに俺たちの事を誰も知らない所に逃げてしまおうか…?俺は、お前さえいてくれればそれだけで充分』と言っていた。

そんな言葉を話しても、先輩は私の事を気遣ってくれていた。

『俺はいいけど、お前が困るもんね。辛い思いをするのはお前だし、Mから逃れられなくなってるのも充分理解してるし。だから信じて待ってるから、Mから本当に離れられる日を待ってるから。』

私は、先輩とずっと前からこうなりなかったような気持ちになっていた。

先輩の胸の中に入りたいと前から思っていたような気がした。

それでも先輩は、こんな私の事をいつも気遣ってくれていた。





私を1番に見ててくれる。

私も幸せだった。もう誰かの次ではない。1番なのだ。





そんな幸せな日が続いていたある日、

アパートに帰ると、M君は真っ暗な部屋の中で、色んな物を壁に投げつけていた。

コップを投げつけた時、私は悲鳴を上げた。部屋中にガラスの破片が飛び散ったのだ。

その割れたコップを握り締め、M君はついに私に言った。

『俺の側にいるって言ったよな!!俺の事が好きなんだよな!!俺はどーして一人なんだよ!!

お前はどこにいるんだよ!俺は彼女なんかもうどうでもいいんだ。ひどい事してきたけど、俺を一人にしないでよ!!

俺、お前が好きだから。ここにいてほしい。なんで最近俺と一緒にいてくれないんだよ?何で最近何も話してくれないんだよ!俺は、ずっとお前がここにいるもんんだと思ってたから、安心しきって、あぐらかいてた。隣にいるのが当たり前だと思ったから。どーして、俺の隣にいてくれないんだよ?!!』と。

M君の手は、血だらけだった。ドクドク血が溢れ出て、私は怖くなった。

『もう辞めて!』と言っても、M君は自分を傷つけ続ける。

割れたガラスを手に取り、泣きながら何度も足や腕に切りつけた。

私はどーしようもなくなって、M君を抱きかかえ、もう分かったから。もう辞めて。側にいるから。もうやめて。ごめんね。もう側に居るから』と言っていた。M君は、私の腕の中で、ブルブル震えながら泣いている。

私は、先輩を思いながら泣いていた。

もうこれで先輩に会えなくなる。先輩に本当に嫌われる。

私には、もう何もできないと思った。こうするしかないんだなと思った。

先輩に何度も電話をした。何度も何度も。でも先輩が電話に出る事はなくて、

私は思った。これで最後だな…』





私も顔に飛んできた破片で、怪我をしていた。こんな顔で会社に行ったら先輩がびっくりしてしまうと思い、

次の日は会社を休んだ。

先輩から何度も電話が来ていた。メールも。

『昨日、ごめん。電話出れなくて。先輩の所にいてミーティングだったんだ。何回も電話あったから心配だったんだけど、何かあった?今日はお休みみたいだけど、具合でも悪いの?』

私は、返信も何もしなかった。

  




  でもそんなに休む事もできず、その次の日に会社に行った。

案の定、先輩は私が先日会社を休んだ事と、顔の傷で何かがあった事を察したようだった。

先輩は、朝礼が終わってすぐに、私を非常階段まで連れて行った。

『お前、大丈夫かよ。その傷。どうしたの?何かあったんだよね。Mに俺、言うから。何があったか教えて』

私は何も言えなかった。黙り込んで先輩に一言。ご『大丈夫です。でも先輩にこれからあまり会えなくなると思います。ごめんなさい。』

先輩はそれでも『俺は待ってるから。会える時にいつでも連絡してほしい。俺はお前をこんなに傷つけたりしないから。俺はお前の笑顔が見たいんだから、そんなに悲しい顔しないでよ。いつも笑っててよ。』と言ってくれた。

私は、ほほの傷がとてつもなくジンジン痛むのを感じた。





そしてデスクに戻ると、すぐにミーティングが開かれた。

支店長が深刻な顔をしている。

『今月で会社を閉めます。倒産です。』

私たちは、あっけにとられた。

社員たちの、次の会社は既に決まっていて、一人一人バラバラの会社に移動させられた。





私と先輩は、偶然にも同じ会社で、その日のうちに二人で新しい会社に向かった。

1週間が経ち、

そこの会社の責任者が、私にちょっかいを出すようになった。それに気付いた先輩がいつも私を、守ってくれていた。

私が責任者に呼び出されると、先輩が『自分たち、ちょっと前の仕事の整理がありますんで、いいですかね?』と男らしく言い放ってくれた。





私はその頃、体調が悪い日が続いていて、何度か会社を休んだ。

あまりにも具合が悪いので、病院に行って検査をしてもらった。

何度も採血をした。

何度も病院に通った。

先生は『妊娠しているようですね。』と言った。

私は頭が真っ白になった。

まず考えたのは、誰の子?』という事。最低だけど、本当にそれだけが気がかりだった。





私は勇気をふりしぼって先輩に会い、車の中で妊娠の話をした。

私はもうすでに、きっぱり別れる事を決めていた。

そうでもしなければ、私は先輩をもっともっと傷つける。

車の中では、また中島美嘉の『愛してる』が流れていた。

私は、先輩に妊娠の話をすると、俺の子かな?お前はどうしたい?産みたいの?もしかしてこれで俺と別れるつもりでいるの?俺は嫌だけど、正直Mの子供だったら俺は、育てられない。でもお前を失いたくない。

俺はどーすりゃいいんだよ』

私は先輩に言った。これで終わりです。私が全部悪いです。会社も辞めます。先輩の事こんなに傷つけて、待たせて、本当にすみません。でもこうするしかもう方法はないから…』

先輩は泣きながら、私にキスをした。

『もしお前が、会社に戻ってくるのなら、俺は待ってるから。お前がくるのを待ってるから。』

私は先輩との最後になるキスに涙をこぼしながら車を出て帰っていった。





   会社に最後の挨拶に行った時、私は先輩の顔を見れなかった。

でも先輩が私の方を見ているのが分かった。

そのまま会社を出て、階段の前に立った時、先輩の顔を思い出した。

でもこれで終わりにしないといけないと私は、自分に言い聞かせた。

階段を一段下りると、後ろから先輩の声がした。

私の名前を呼ぶ声を聞くのも、これが最後だ。

私は後ろを振り返り、先輩の名前を呼んだ。

先輩は、私を抱きしめて『体には気をつけて。もし何かあったら連絡して。お前はもうしてこないと思うけど、俺にもお前のお腹の子供の事には、関係があるんだから。』

私は『はいと言って先輩を強く抱き返した。





   それから1ヶ月。

M君に、おろせ』と言われた。俺はまだ親にはなれない』と。

M君はまた前の彼女と付き合い始めていた。

こんな恋愛も…②

それからしばらくは、私は会社でもいつも通り過ごした。

携帯電話をよく見るようになった私に気付いたM君は、様子がおかしいと思ったらしく、私が

家に帰ると『最近、何かあったの?俺に隠し事してない?』とよく聞いてくる。

ひどい時は『お前の携帯電話を見せろ!!』といきなり言ってくることもあった。

こんな事も…。私が部屋の片付けをしていた時、ダンボールに必要のなくなった物をまとめていると、M君は

引越しの準備と思ったらしく『ここを出るつもり?俺は絶対許さないから』と言っていた。

私が、自分の生活を始めようとすると、M君は何故か焦りだしていた。

でも別に先輩からのメールや電話がある訳でもなく、私が勝手に携帯電話をよく見るようになっていた。

『連絡がくるのかもしれない。』と。





私はその頃、M君に対してこう思っていた。

『M君には彼女がいるじゃない?でも私も側においておきたいの?』

『それとも私の事が、好きなの?』

M君は私が、他の誰かを好きになるなんて有り得ないと安心していたようだ。

私は『何もないけど…』といつもM君に言っていた。

それは、先輩にとっても私にとってもM君に、ばれてしまうとお互いまずい立場だったからだ。

だから私は、隠し通した。自分の為にも、先輩の為にも。




別に先輩と何があったわけではない。あれから、何も変化はない。

でも後ろめたかった。先輩と抱き合った事を思い出すと、いけないことをしているような気持ちになった。

だから、私は引き返せない状態になる前に、ここらへんで今まで通りの先輩後輩の仲に戻ろうと思った。





ある時、M君と彼女がもめあっている時、M君に『ちょっと、外してくれる?俺今からここにあいつ呼ぶからお前どっかに行ってくんない?』と言われた。私もいい加減ここから逃げ出そうと思った。

私は、ついに先輩に連絡して先輩の部屋で会った。

先輩は『あれから会社でも普通だったから、俺の事どう思っているのか聞けずにいたんだけど…。

今日は何か、Mとあったの?』

私は『彼女と喧嘩してるみたいで。追い出されました。でも最近私の事をすごく束縛し始めました。』

先輩は、ただただ『ここに来た理由が何であれ、俺はこうしてお前に会えて嬉しいんだけど。』とホッとした表情で話した。






私は、先輩の優しさに甘えてしまった。

先輩とキスをした。

本当にやさしいキスだった。





よく好きな彼と初めて結ばれた時、その最中で涙する子の話を聞いた事がある。

私は『何それ~!!ずいぶん乙女チックですこと!』と正直バカにしていた。

でも今回、私は先輩とキスをした時、涙を流した。バカにしてしまった事を悔やんだ。

M君を裏切ったという瞬間と、先輩のやさしい気持ちとで一杯になった。

そして思った。『先輩の隣が今は落ち着く。ここに居たい』と。





   先輩は、お前に、俺のその他大勢の子と一緒だと思われたくないから、Hはしない。本当に大事だって思ってる事をお前に信じてもらえるまでそーゆう事はしないから。』と言った。

あんなに、先輩はH大好き人間なのに、そこまで思ってくれてるなんて、私は幸せ者だな~と思った。

Hはなくても、先輩に会うと、キスだけはした。キスをして抱き合って、それだけで落ち着いた。





   私は、どんどん先輩を好きになっていた。




                                                  続きはまた今度。

こんな恋愛も…①

   私の好きな漫画の一つ、『NANA』の映画が9月3日から、東宝映画系で全国ロードーショー公開!!

私は、見るか見ないか、迷っているところで…。

漫画からの映画化は、反対意見もあったらしい。




  この漫画、読んでてすごく苦しくなる

それは、7巻での話。

はちが、ノブを好きになってしまって、あこがれだったタクミと別れる。

ブラストがガイヤとの契約が決まり、707で全員が集まる。

ノブとはちが、二人でお酒を買いに出掛けて交わす会話に、私は胸を打たれてしまった。





  私も以前、好きだった彼M君と同居していた時、同じような経験をした。

1度M君と付き合ったが、M君には好きな人がいて、私とは別れ、私はただの同居人になった。

別れた時点で、M君からきっぱり離れるのが普通なのに、私はあの当時フラれても、M君から離れる事ができないでいた。だからアパートからも出る事ができず、『同棲』から『同居』へ形を変えた。

辛い事も沢山あったが、私は意地になっていたのかもしれない。

『この状況から絶対に目を離さないでいよう!!いつか私にふりむいてくれる日の為に。』と思っていた。





  都合よく、二人で選んで住み始めたアパートは、部屋数が多く、私は馴れ合いの関係にならないように、別の部屋に一人部屋を作り、生活をし始めた。

勿論、私がまだM君の事を好きだという気持ちを、M君は知っていた。

でもそれからも、M君と体の関係はあった。この時、男女の友情なんてないのかな』とか『別れた男と住むという事は、都合よく使われると言う事なんだな』とよく考えたのを覚えている。

私がその部屋を出ればよかっただけの事なんだけど。






  それでも私は、M君のことが好きだった。必死でつなぎとめようとした。

むなしいし、みじめな思いを沢山したけれど、これが私の選択なのだから、耐えるしかないと思った。

そんな生活が1年くらい経ち、私はM君を彼女のところに送ってあげたり、もめごとがあるとM君の相談役になったりしていた。彼女は私の事が嫌いだった。

それは当たり前の事だ。好きな男と一緒に暮らしている女なんて、嫌われて当然だ。

その彼女に、よく嫌がらせなどをされたが、それも耐え抜いた。

M君は、彼女に『彼女は俺にとって、大切な存在だから、俺も離れられない。恋愛感情はない。でも1番にお前の事を考えているから、安心して。』と電話で話していたりする光景を何度も目にしてきた。





  私も悪いけど、M君も悪い。

私を突き放す事ができずにいたからだ。

私も、M君を突きは放せずにいた。





  私にはその頃、勤めていた会社で仲の良かった先輩がいた。

その先輩は、M君と地元が一緒でM君ともまあまあ、仲が良かった。

私とM君の関係も詳しく知っていて、いつも先輩は『結局、お前は、Mなんだろ。見ててすっごい好きです!!ってのが分かるよね~』と言われていた。時には、バカにもされていた。でも、会社にいると楽しかった。M君と離れている時間、私は耐えるとか、みじめさとかを感じなくて済んだ。





  先輩と言うより、友達に近い存在だった。いつも向かい合わせのデスクで喧嘩したり、大笑いしたり、二人で仕事中に買出しに行ったりと、私は心から楽しいと感じていた。

しばらく家で笑ったりすることがなく、辛い時間が多くてM君の事を考えると、食事もできなくなっていた。





  家に帰るとM君はいなくて、私は遊びに出かける気力もなく一人、部屋で同じビデオや映画ばかり見ている生活だった。

だから先輩との時間は、辛い事も忘れられる貴重な時間だった。

でも私は、辛いと分かっているのに、出たら楽になると分かっていたのに、そのアパートから出ることができなかった。





  私はいつもお昼に、会社の近くのお惣菜屋さんでコロッケを一つ買ってくる。

会社に戻って、自分のデスクでそれを食べる。

先輩たちは、いつも近くの定食屋でご飯を食べていた。

でも先輩は、私のことをよく見ていてくれた。

私は全然、気付かなかったけど、ある時、言われた。

『お前は、コロッケが好きだもんな。』と。

お昼、いつも先輩は居ないのに、私がいつも一人でお惣菜屋に行く姿を見ていたらしい。

その言葉を聞いて、私は自分でも考えられない行動をとった。

『先輩、今日時間ある?』

ささいな先輩の言葉で私の心が揺れ動き始めていた。



  私のそれまでの生活は、全てがM君中心で自分一人で遊びに行ったりしたことはない。

まして、他の男の人と会うなんて有り得ない事だった。





  その日の夜、仕事が終わってから私は先輩と会った。

先輩には、同居中の女の人がいて、私と同じように付き合ったり別れたりしていた。

でも同じように一緒に暮らしていた。キャバクラ勤めの4歳年下の彼女。

私と状況がとても似ていた。その彼女の方が、別れても先輩の事が好きで、その部屋から出れずにいたのだ。

先輩もM君と仲がいいし、先輩にも一応女の人がいたので、外でどうどうと二人で会う事ができなかった。

それに私もすごくまずかった。誰かに見られたらどーしよう』とか、M君はこれを知ったらどう思うだろう』とか色々考えた。





  先輩は『仕事終わって帰る時、これに電話して。』と携帯番号の書かれたメモを渡してきた。

1時間ほど先に、会社を出ていた先輩に私は思い切って電話をした。

私と先輩は、携帯番号を交換しなくてもいいくらい、自然に一緒にいた。それは会社だけの事だったんだけど。やっぱり私は、会社以外で先輩に会いたいと思う様になっていた。

『なんか、話したい事あるんでしょ?相談のるよ。Mの事だったら俺も、少しは分かるから、相談しやすいんじゃない?でも俺も少し話したいことがあるかも。』






  その日は、夕方から大雨で傘を持っていなかった私は、会社からびしょぬれになりながら、夢中で先輩のアパートに向かった。その時の私の気持ちは、すごく高ぶっていた。これが恋なのかどうかは分からない。だけど、勝手に足が先輩のところに向かっていた。ただ先輩に会いたかった。もう何も考えていなかった。M君の事も、誰かに見られたどうしようとか、そんな考えはどこかに吹っ飛んでしまっていた。






  私は、先輩の部屋の玄関の前で、濡れた洋服のまま立ち尽くしていた。

『帰るべきなのか、会うべきなのか。でも先輩の顔が見たい。

でも私は、先輩に会って一体何がしたいんだろう…。』



  私の階段の足音に気付いていたらしく、玄関の扉が開いた。

中から、先輩がタオルを持って私を出迎える。

部屋に無言で入ると、先輩は私の頭にタオルをかぶせて、やっぱり濡れたね。雨すごいもんね。傘買えばよかったのにと言った。

私は、ぼそっと『傘を買おうという気も起きなくて、ただ夢中でここに向かってた。』と言った。

先輩は、私の顔を1度見て、びしょびしょな洋服なのに、そっと私を抱きしめた。

私は何なのか分からなかったが、でもすごくホッとしている自分に気付いた。

先輩は、ごめん』と言って私の体から離れた。

私は、私こそすみません』と言った。

先輩は、お前がMのことを好きなのは分かってるし、この状況お前がどうにもできないのも分かってる。お前が、Mと離れられないのも重々分かる。お前が悩んでいるのも、時々悲しそうな表情をするもの分かってる。

でも俺も結局、Mと同じようなことをしているし、お前はMにとって俺の元彼女と同じ状況だもんな。別れているのに一緒に住んでる。同じ状況だからすごく気持ちが分かる。でもどーしようもないんだ。俺が、いつも自然にお前の事を目で追ってしまうのは、どうしようもないんだ。お前が俺に見せる笑顔も、悲しそうな顔をするのも、俺にはもうたまらないんだ。』と言った。





  私は真っ白になった。

先輩が早口で焦りながら、一気に話す言葉を私は夢中で聞いていた。

先輩はすごくモテる人だった。私も最初に会った時、かっこいい人がいるんだな~、この会社』と思っていた。会社の中でもよく先輩は、いろんな女性社員から告白されたりしていた。

でも私はその頃、いつものように『また~!!先輩、これで何人目ですか?女の敵にはならないようにしてくださいよ~!!』とひやかしたりしていた。

まさか私が、今そんな先輩の部屋で先輩の気持ちを聞くなんて…。





  私は、なんとなく先輩の言葉をうまく飲み込めずにいた。

先輩は、合コンなどですぐに女の人に手を出す。

そんな先輩を知っていた私は、私も、その他大勢の一人でただ、やりたいが為にこんな事を言っているのかな…』と思った。



  服もだんだん乾いてきて、終電の時間にも近づき、私は『今日はとりあえず帰ります』と立ち上がった。

先輩は、明日、また会社でな。風邪ひくなよ。帰ったらすぐお風呂だね。』と言った。

私は帰りの電車の中でぼんやり、先輩とM君の事を考えた。






  アパートに戻ると、M君は自分の部屋で彼女と寝ていた。

私は、玄関にあった女物の靴を見て、そこからまた先輩の部屋に走って戻ろうという衝動にかられた。

でも自分にブレーキがかかって、私はそっと自分の部屋に入り、着替えをしてウォークマン片手に近所の公園に向かった。

『私はどうしたいんだろ…』

雨もすっかりあがっていて、公園のブランコに座りおもいっきり漕いでみた。

子供だった時のように、がむしゃらにこいだ。

体が宙に浮いたような気持ちになって、その瞬間本当に宙に浮いた。

気付くと、私は、キーコー、キーコーと勝手に動くブランコの前で倒れ込み、泥まみれになっていてその辺に落ちたウォークマンから、中島美嘉の『愛してる』が流れているのが聞こえた。





  夜中にブランコの音。近所の人には迷惑だったはず。そんな近所迷惑をよそに、

私は、先輩と明日会社で会える事を楽しみに思っていた。そして部屋に戻りぐっすり眠った。




                                                     続きは又今度。

☆ミュージックバトン☆

『ミュージックバトン』をよしのさんと、ななさんから受け取りました。

初心者の私には、分からない事ばかりで、現在頭がパニック状態です…。

でも色々と取り組んでみないと、自分のものになりませんからねっ!!

この機会に、TBの仕方とか覚えたいと思います。

質問①コンピューターに入っている、音楽ファイルの容量

 これなんですが、見方が分からなくて、答えられませんでした…。

質問②今聞いている曲

 湘南乃風アルバム『REAL RIDERS』

質問③最後に買ったCD

 古いのですが、NELLY FURTADOアルバム『WHOa.NELLY!』

質問④よく聞く、もしくは特別な想い入れのある曲5曲

 NELLY FURTADOの『I'm Like a Bird』

 ACOの『哀愁とバラード』

 Crystal kayの『Boyfriend』

 BEGINの『あふれる涙』

 SMAPの『胸さわぎを頼むよ』  

『胸さわぎを頼むよ』は中学校の頃、大好きだ曲で、聞くとその時の彼の事を思い出しますね。

他にも好きな曲は沢山ありますが、5つという事で絞り込むのにかなり考え込みました。

全部紹介したら、きりがないので、しょうがないですけどね。

そして、バトンタッチするブログ様ですが、

この方法がよく分からなくて…。

とりあえず、ここで紹介してみます。

go-go-hanatanさん『◎B!TCHで結構!!!!!!◎』

thomasgordonさん『ザッツ!家計簿☆』

renaibyou-sosさん『恋愛病☆マイナス思考』

kotokoさん『コトコトことこ』

sakurasaku24さん『さくらさく。恋愛日記』

これでいいのかな~。不安ですが、もしよろしければ、5人のブログ様、バトンを受け取って下さい!!

自由参加なので、興味がなければ参加しなくてもよいそうです。

なお、バトンされる方は、トラックバック必須らしいです。私はやっぱり方法が分からなくて、出来ませんでした…。知識不足ですみませんです…。

飲み会<家族

 今日の夜、いつものグループで飲みに行く予定…。

なのに私だけ、行けな~い!!!すごい残念。

 <行けない理由>

姉が、東京研修から帰ってくるので、駅まで迎えに来てと頼まれたから。(地元の駅ではなくて、車で30分位の新幹線の停まる駅まで)

昨日、姉から電話があって『足がミュールですごく痛くて、もう歩けない。荷物も持てないよ~。お願い、明日、●●駅まで迎えに来て。』との事。

ちょうど、夕飯時なので、父が『ついでに明日は、皆でご飯を食べて帰ろう!!』と言い出した。

私は、今日飲み会がある事を父にまだ、言っていなかった。

こーゆう時、どーしても家族を選んでしまう。

友達も大事だけど、父の悲しい顔や、寂しそうな顔、残念そうな顔はあまり見たくない。

姉が3日も家にいなかったので、父は何となく、寂しいんだど思う。口に出しては言わないけれど。

父は、元気だった頃の母と同様に、『子離れ』していない。

昔はそんなに感じなかったけど、母が入院してから、『お父さんも同じだな…』と気付いた。

 

 これで、私の飲みの予定は、消えていった…。

他にも色々しなくちゃいけない事があって、今日は1日忙しい日になりそう。

まず、お断りの電話を入れて、今月の支払いをして、母の病院に行って、父がお昼に1度戻ってくるので昼食を作って、13時からお稽古で…。

まだ化粧してないんだった!!急がなくては!!!!

今日の夢に、また中学校の時に付き合った彼、T君が出てきた。

私の夢の、第1位出演者はT君。

 

 インターネットの夢辞典で色々調べた。

この夢、あんまりいい意味ではないみたい。

 私、T君に会いたいのかな…。

でも会って普通に話せる相手じゃない。だから、気軽に会いたいなんて思った事なかった。

だから、同窓会とか成人式という団体で集まる時に、顔を合わせるだけ。

二人だけで、『あの頃は楽しかったね~』などと、思い出話を1度もした事がない。

 今、T君は東京で暮らしている。ここから新幹線で約2時間。

今、どんな暮らしをしているんだろう…。

彼女は出来たかな…。

私の事は、はたして覚えているのだろうか…。

きっと、今の彼の生活の中で『私』という存在や思い出が、ふとよみがえる事はないだろう。

何だか、今思うと、付き合っていたというより、私の片思いだったような気がする。

そりゃーそうだ。

長い事、片思いして、やっと付き合えたんだから。

あの頃は、幼くて『愛されている』なんて実感した事はなかったけど、T君とつなぐ手がすごく、心地良かったのを覚えている。

 T君が、今私をどう思っているのかは分からない。

同級生だから、存在を忘れられる事はなくても、私との時間は忘れられてしまっただろうか。

聞いてみたいけど、聞きたくない。

話したいけど、話したくない。

会いたいけど、会いたくない。

 私は一体、どうしたいんだろう。

まだ好きってわけじゃない。苦しいほど忘れられなくて、辛いとかでもない。未練があるというわけでもない。

ただ、懐かしいってだけなんだろうな…。そうゆう時は、何もしないのが1番。

私が勝手に思い出しただけだもの。また勝手に胸にしまい込もう。

 私は、今までで大恋愛を2度経験した。

自分で思う大恋愛だから、第三者から見れば、『まだまだ大恋愛なんて、沢山あるよ』とか『それで、大恋愛なの?』と思われるかもしれないが、私にはすごく大きな事だった。振り返ってみてもきっと、この2つの恋愛の思い出だけが、他のものと違って思えるだろう。

これから、私はその思い出を大事にしていきたい。そしてたまには、忘れる事も必要だ。

そればっかり考えていても、前に進めないからね。

いくら考えても、過去の事は、過去でしかないんだし。


 それでも時々、こう問いかけたくなる。

『T君、元気でやっていますか?』

整理整頓…その後

先日、クローゼットの整理をしたのですが、その後の様子を少しだけお見せします。

ここが、着物用品のブースです。帯や、帯板、紐が散乱しています。

                       整理したのに、今日の稽古の準備で、あっという間にこの状態…。

冬物を仕舞って、なるべく夏物をハンガーでかけるようにしました。

                      スーツも何着かあります。 

                      下のコンテナには、下着とキャミソール、タンク、ストッキング、ジーパン

                      類が入っています。水着もここにしまいました。

                      

前の記事でも、この画像を出しましたが、こうやって閉めていると、綺

                      麗に見えます。当たり前ですよね…。

これは、最近お稽古で着ている着物です。祖母の着物だったのですが

                      ついに私が着ても全然おかしくない年頃になっていました。柄は、竹です

たまにこれも着ます。これは、師匠に頂いた稽古用の着物です。

                      結構気に入ってます!!