今年8月、米カリフォルニア州で開催された自動車の祭典「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でお披露目された、
マクラーレンのコンセプトモデル「MP4-12C Can-Am Edition(カンナムエディション)」。
このほどマクラーレンは、「MP4-12C GT3」をベースにしたこのカンナムエディションを、
来年の3月から30台限定で生産すると発表した。お値段は破格の1台約4850万円になるという。
カンナムエディションは、偉大な功績を残したマクラーレンチームの創始者、
ブルース・マクラーレン氏と1960年代にF1界で活躍したレーサー、
ダニー・ハルム氏へのオマージュとして設計された。パワートレインには、
3.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンを採用し、改良された冷却システムを搭載。
最高出力は12Cシリーズ最強の630ps(2013年版ロードモデル比+5ps)とアップグレードされており、
マクラーレン史上最高のサーキット用マシンとの呼び声も高いという。
ちなみに、鍛造の軽量アロイホイールには、ピレリ製のスリックタイヤが装着されている。
同車と公道仕様の「MP4-12C」のスタイルの違いは一目瞭然だが、
「GT3クラス」と比べると、ボンネットエアーベントとサイドのエアインテークに微妙な違いが見られる。