F師の「続 俱会一處」から「布施」について引用させていただいています。
昨日からの続きで、まだ明日も続きます。
さて布施と言えば日常生活によくあることですが、例えばお寺にも時々「お布施はいくら包んだらよいのでしょうか」と電話で聞いてくる人がある。
多いにこしたことはないが「お気持ちですからいくらでも結構ですよ」と返事をしてもなかなか納得してくれない。
家庭でもそうでしょう。だれそれさんが亡くなった、香典はいくら包もう、そういえば、あの人はうちの時に3000円だったから同じにしておこう。
増やして包むことは主婦としては許しがたい。
友達と金額をいくらにするか電話で延々とやっている。
このように義理でする香典や餞別などを「怖畏施」と言って不純の布施という。(続く)
こう言われてみると、義理の香典や餞別などはほとんど不純の布施をやっています。どれだけ感謝の気持ちを込めているかというところが抜けています。
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