未だに響かぬ蝉の声 | 酒の友は我が友也

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酒好きで女好きとの評判な筆者が、意外と適当じゃないことを綴るブログ。
きっと何か発見がある。たぶん、本を買うより安上がり。
合い言葉は、『愛だろ?愛』

最近、どうも違和感がある。
何に違和感を感じているのか。
感性を研ぎ澄まし自問自答してみる。

セミ…。
そう、セミの声が聞こえない。
毎年、あれほど煩く鳴いていたセミの声が、今年は殆ど聞こえない。
ここ数年、夏になると昼夜構わず聞こえていたセミの声だ。

セミは、そもそも夜に鳴くものではない。
しかし、最近は夜であっても、その鳴き声が聞こえていた。
が、どうだろうか。今年は殆ど聞こえてこない。
これは、一体何を意味するのか。

異常気象。
何を持って異常気象とするのか。
昔と違うから異常気象とするのか。
それでは、あまりにも安直過ぎる。

だが、夜に聞こえてくるセミの声を聞いていると、
セミの羽化サイクルが微妙に狂っているように思えてならない。
そして、それは異常気象を示唆していると言える。

それに加えて、ヒートアイランド現象。
所謂、コンクリートジャングル故の宿命だ。
生態系に影響を及ぼしていることは容易に想像がつく。

しかし、それらの理由は、
セミが鳴かないことには繋がらない。
そこで、過去の記事に目を通してみた。
すると…ひとつの事実が浮かび上がった。
セミが鳴き始めるには時期的に少々早いらしい。

そうか。
今年は梅雨明けが例年と比べて約10日程早い。
梅雨明け=セミが鳴き始めるイメージがあったから、
違和感を感じていたのか。

そうか。
感覚が狂っていたのは、どうやら私の方だったらしい。
異常気象は、人間の感覚すら狂わせるということか。