が、全問正解者は…
それでは早速解答を見てみましょう
問いは、間違っているものを抽出して正しく書き換えるというもの。
1.講議
これは“講義”と書くのが正解。
一見すると間違っていないような錯覚を起こす問題。
けど、目を凝らして見ると、違和感を感じることも出来ると思います。
そこから、正しい語を導き出すのが難儀かも。
※目を凝らして見るのは関係ありません。
2.思想堅固
「あぁ…思想が堅固」
「頭が固い人のことか」
ありそう感じはします。が、正解は“志操堅固”
意味は、“志をかたく守って変えないこと”
3.意味慎重
正解は“意味深長”
4.死に物狂い
唯一書き直さなくていい語。
“死にもの狂い”かも。というコメントがありましたが、
それも正解。漢字表記、平仮名表記どちらでも正解です。
稀に表記が決まっている場合がありますからね。
目の付け所に感心させられました。
5.性凝りもなく
正解は“性懲りもなく”
「凝っててどうすんねん」
とツッコミを入れられる問題ですね。はい。
さてさて…以上が解答です。
全問正解者はいましたね
ただ、正解不正解かかわらず、
これらを実際の筆記試験で書くとなると、少々厄介ではないでしょうか。
普段は、パソコンにケータイという変換機能付きの機器があるからいいですが、
いざ書くとなるとなかなか書けないものかもしれません。
かく言う私も、誤字は判りますし、どの語を使えばいいのかも判りますが、
それを書くとなると頭を悩ませます。
日本語検定の2級以上を受ける人は、
書けるようにもなっておきたいものですね。
それと、ここからは余談となりますが、
先述したパソコンにケータイの変換機能というのが、
“確率”と“確立”や“以外”と“意外”などの誤字を生みます。
変換して出てきた語をそのまま使う。深く考えもせずに。
「変換で出てきたんだから、これでいいのだろう」
そういう思考でしょう。
しかし、語を分解して考えると、言葉の意味が通らないことに気付けるはずです。
「ニュアンスで伝わればいい」と言う人もいるようですが、そういう問題ではありません。
文章としての意味が通らなくなるのです。
どれだけ格好いい文章を書こうが、誤字ひとつで台無しです。
文章の説得力がなくなることは間違いありません。
余談終了。
正しい日本語普及委員会会長の誠志朗がお送りしました
※そんな委員会はございません
