紅葉の葉が色づき始めた今日この頃、何故か岩手県は遠野へ。

で知ってはいたものの初めて出会ったのは「暮坪かぶ」

蕎麦の薬味で辛味大根は好きでたまに食べていたけど初めて食べる辛い蕪。

お蕎麦自体は特にどうもなく、香りはイマイチで食出汁は甘い。

で鬼卸で卸した「暮坪かぶ」はちょっと、もったいない気がする。鬼卸だとどうしても青臭く辛味も立たない。
実際、「暮坪かぶ」を買って地元の行きつけで細か目で卸し辛い食出汁で食べた方が辛味と香りが立つかもね。
試す価値はあります。

まだまだ蒸し暑い日が続く今日この頃、蕎麦屋の天丼を食べたさに昔ながらの定食屋の様な蕎麦屋へ。

蕎麦自体は香り乏しくつなぎかなり多めの5・5。

喰だしは甘めのジャブジャブ系。

天ぷらの揚がりは悪くないけどね。

でもたまにはこーゆーユルい蕎麦屋も嫌いではなく、昨今の由緒正しい蕎麦道追求型の店に疲れた時には必要だと思う。

なんてジャブジャブ汁の蕎麦を一気にかっ込んでウンウンと勝手に納得するのでした。

一昨日、海辺で仕事をしていた僕はお昼にふっと逃げ出して蕎麦を手繰る。

日頃は辛めの食出しに蕎麦を手繰らせる僕は夏のたのしみ滋味深い「ごまだれ」を楽しむ。

海は紺碧に染まり空には入道雲。

海辺で水に苦戦しているにも関わらず美しく豊潤は蕎麦を打ち込む名店で。

さてゆっくりと今年の秋蕎麦の出来を楽しみにしながら静かに昼下がりは流れてゆく。