前回投稿した、シャンパーニュ地方のオーブ県にある、ドラピエを訪問した後、

アポが取れていなかったものの、ダメ元で訪問したのが、セドリック・ブシャールが造る、「ローズ・ド・ジャンヌ」。

 

シャンパーニュ愛好家にはすでにお馴染みのRMのメゾン。

 

その特徴は、

 

#1  セドリックが所有する畑を区画ごとにヴァン・クレールを造るだけでなく、区画ごとにシャンパーニュを造ることから、「オートクチュールのシャンパーニュ」と呼ばれている。

 

#2  セドリック自身が、ガス圧の強い発泡性ワインを好きではなく、気泡が細かく圧が弱いシャンパーニュであること。

 

特に#2のようなシャンパーニュを造ることは決して簡単ではありません。

なぜなら、ベースワインのクオリティが如実に現れるため、ブドウ自体の高い健全さやベースワイン(1次発酵)の高いクリーンさなどが求められるからです。

 

実はオーブ県を訪問した8月23日は、ちょうどオーブの収穫解禁日に重なったため、ローズ・ド・ジャンヌのメゾンに到着し、チャイムを鳴らしても応答はなし。

 

そこでメゾンの周辺にいた人に聞いてみたところ、セドリックがすぐ近くの畑にいることを教えてくれました!

 

そして、運のいいことに畑に向かう途中でセドリックに再会!

というのも、2年前の冬にトライした時も連絡がつかず、メゾンに行っても不在で会えなかったからです。

 

セドリック・ブシャールの畑

 

絶賛、収穫中でした

 

畑の土壌

 

一粒足りとも病気になっていない、見事な健全で美しいブドウ(これは、ピノ・ノワール)たち!!

 

何よりも畑仕事が大好きなセドリックだからこそ具現化できる、クオリティの高いブドウの結実と成熟がなされるのだなと実感。その分、スマホは持っているけど好きじゃないので、なかなか連絡が取れないのが訪問する側は大変なんですけどねw

 

案の定、収穫開始日だったので、メゾンに立ち寄り試飲することは出来ませんでした。というのも、今や、パリやNY、東京などの星付きレストランにオンリストされるくらい、世界中にシャンパーニュ愛好家から愛されているのに、栽培や醸造に携わっているのは、セドリック、一緒に仕事をしているギヨーム(ブルゴーニュ出身)、そしてセドリックの妻の3人だけ。

 

とはいえ、思いがけず、ローズ・ド・ジャンヌの畑を見学することができ、そして、セドリックにも久しぶりに会えて満足なひと時でした☆

 

メモInformation

ローズ・ド・ジャンヌhttps://www.nichifutsu.co.jp/vin/regions/rose-de-jeanne/

 

*リンクは、正規輸入元の一つ、日仏商事のサイトですが、上記のページに記載のアイテム以外に、ローズ・ド・ジャンヌは複数の種類のアイテムを生産し、日本にも輸入されています。

詳細をお知りになりたい方は、検索ワード「ローズ・ド・ジャンヌ」でお調べください。