シャンパーニュ地方 モンターニュ・ド・ランス(Montagne de Reims)の1er Cru、ヴィル・ドマンジュ(Ville-Dommange)という村にある、RMの生産者、Champagne Florent Bergeronneau Marion(シャンパーニュ・フローラン・ベルジュロノー・マリオン)へ、今年の夏訪問してきました。

 

日本ではとても有名という生産者ではないので、初めて名前を聞いたという方も多いかもしれません。

 

このドメーヌを訪問することになったのは、8月のシャンパーニュ訪問時の同行者が、

昨年の伊勢丹新宿本店での「ノエル・ア・ラ・モード」というシャンパーニュの催事開催期間中、

来日していた、このドメーヌの担当者と会い、シャンパーニュを試飲して、気になっていたからでした。

 

ブルゴーニュでは、「クロ」(Clos)という、壁で囲われた、

単一の生産者が独占的に保有する畑が比較的見られます。

 

しかし、シャンパーニュでは、例えばKrugの「クロ・ド・メニル」(Clos de Mesnil)など一部を除けば、

「クロ」の畑は結構珍しく、Florent Bergeronneau-Marionは、「ル・クロ・デ・ベルジュロノー」(Le Clos des Bergeronneau)を保有しています。

 

入り口は、この鉄格子の門と鍵で管理されています。

鍵を管理している生産者以外は、中に立ち入ることができません。

左手奥の方にほんのわずかに写っていますが、畑が壁で覆われています。

 

畑は丘の上にあり、遠くには、ランスのカテドラル(大聖堂)も見えます。

 

このドメーヌの主要品種はピノ・ムニエで、他にピノ・ノワールとシャルドネも栽培。

 

ドメーヌの歴史は古く、1590年から代々世代を超えて引き継がれています。

 

セラーの中も見学しました 〜

 

 

 

このドメーヌの現在の当主はフローランで、妻、娘、息子の4人家族。

"Florent Bergeronneau-Marion"としてのシャンパーニュは当主のフローランが醸造責任者として造っていますが、既にブルゴーニュの南、マコン近郊にある、ワイン醸造の高等専門学校でブドウ栽培やワイン醸造について学び、既に卒業している、ヴァージニ(Virginie)もドメーヌに参画し、自身のブランドを立ち上げています☆

 

その方法については、お父さんのフローランからドメーヌの畑の一部を相続し、

自分で管理する区画のブドウでシャンパーニュも造っているということ。

 

ヴァージニに年齢は聞きませんでしたが、おそらく、まだ若干20代前半の印象。

若いのに、素晴らしい!

 

そのヴァージニが造ったシャンパーニュを試飲させてもらいました。

こちらは、Brut

 

こちらは、ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)

 

どちらも、フレッシュで柔らかさを感じる味わいでした。

 

どうやら、どちらかのキュヴェが年末か来年の早い頃には日本でも飲めるそうなので、今から楽しみです♪

 

メモInformation

 

Champagne Florent Bergeronneau-Marion(ドメーヌのサイト)

https://champagne-bergeronneau-marion.fr/en~Background