こんにちは。
今日はお昼頃からシトシト雨が降って、秋雨らしい天気となりましたね。
毎月開催しているワインセミナー。
8月はお休みにし、9月は10日の月曜日に行いました。
テーマは、「シャルドネを極める」
環境への適応性が高いため、世界中のワイン生産国で栽培されている品種。
そのため、お店やレストランでも見かけることはとても多いかと思います。
しかしながら、リースリングやソーヴィニヨン・ブランなどのアロマティックな品種や、
オーストリアのグリューナーフェルトリーナや日本の甲州ほどの、これと言った個性がないのも、
シャルドネの特徴の一つ。
捉えどころがないけれども、生産国や造り方によって変わるこの品種を検証しました。
試飲を通じて比較検証を行った際の着目点は;
・土壌:石灰質土壌で栽培されるシャルドネの特徴
・気候:冷涼なエリア VS 温暖なエリア
・醸造方法:ステンレスタンク VS 木樽発酵/熟成
でした。
当日の試飲アイテムはこんな感じです。
右から順に
*2016 Chablis/ Domaine William Fèvre
シャブリ/ ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル
石灰質土壌
冷涼な気候
ステンレスタンク発酵
生産国&地方:フランス ブルゴーニュ地方
*2015 Marsannay Le Clos/ René Bouvier
マルサネ・ル・クロ/ ルネ・ブーヴィエ
石灰質土壌
冷涼な気候
新樽(一部使用)熟成
生産国&地方:フランス ブルゴーニュ地方
*2014 Silkwood/ Monnich Family
シルクウッド/ モニーク・ファミリー
温暖な気候
新樽熟成
生産国&地方:アメリカ カリフォルニア州
*2015 Cuvée Alexandre/ Lapostolle
キュヴェ・アレクサンドル/ ラポストール
新樽熟成
生産国&地方:チリ カサブランカ・ヴァレー
*2016 Extra Brut/ 安心院ワイン
エクストラ・ブリュット/ 安心院(あじむ)ワイン
生産国&地方:日本 大分県
冷涼な気候で栽培されたエレガント系を好む方がいれば、
温暖な気候で栽培され、新樽比率の高い、ガッチリ&ボリューミー系のシャルドネを好む方もいますが、これらの違いに着目して、シャルドネの持つバリエーションの豊富さを楽しんで見てくださいね。