PC-386GE3とPC486GR+3は元々3.5インチ×2+5インチ×1を搭載したモデルですが、これまでFDDの構成を次のように変更して運用していました。
PC-486GR+ PC-386GE
1: 5インチ 1: 3.5インチ
2: 5インチ 2: 3.5インチ
3: 3.5インチ 3: 3.5インチ
(外付けFDD有効) (外付けFDDモード)
これらの機種に内蔵されているFDDは、ドライブにあるジャンパの設定を変えることでドライブ番号を変えることができます。
それによって、5インチFDDを486GR+に集めてFDの起動ドライブにしていたわけですね。
ですが、PC-386GE5(5インチ×2台のみのモデル)をオクで安く入手したので、構成を次のように見直すことにしました。
PC-486GR+ PC-386GE
1: 3.5インチ 1: 5インチ
2: 3.5インチ 2: 5インチ
3: 5インチ 3: 3.5インチ
5インチFDで購入した資産と3.5インチFDで購入した資産がそれぞれ残っているのですが、先の構成では異なる資産のソフトを使うたびに起動ドライブの設定を変えないといけないのが面倒なのと、PC本体を丸ごと拡張FDDユニットとして使うのはさすがに電気がもったいないな、と思うようになったためです(苦笑
惜しいことに386GE5のFDDの一台は正常動作していないものでした。しかし、マザー上のNi-Cd充電池は液漏れが起こる前に撤去されていて、マザーは非常にきれいでした。
これに対し、386GE3は保存状態が悪かったため筐体に錆がでており、以前の記事にも書いたとおりNi-Cd充電池からの液漏れでマザーのパターンが一部損傷していました。
ですので、386GE3と386GE5をニコイチして、綺麗な386GEを組み上げました。しいて型番をつけるなら386GE4でしょうか(笑
(386GE発売当時、3.5インチ×2のモデルはGE2、5インチ×2のモデルはGE5、3.5インチ×2+5インチ×1のモデルはGE3として発売されていましたが、5インチ×2+3.5インチ×1のモデルはラインナップにありませんでした。GE4という型番は欠番だったんですね。その代わり、5が付くモデル専用に増設用の3.5インチドライブが出ていました。これについてはその後発売された486GRSuperまで同様です。)
これで、3.5インチ資産は486GR+、5インチ資産は386GE4(笑)でプレイできるようになりました。が、以前の記事で書いたとおり、386GEにはバックアップ電源としてNi-Cd充電池が使われています。手元の機体については液漏れ防止で撤去してあります(あるいは撤去されていました)が、この状態ではカレンダ時計やメモリスイッチの設定内容が電源を切るたびにトんでしまいます。
カレンダ時計くらいならまだ我慢できるのですが問題はメモリスイッチのほうで、こちらには起動ドライブの優先順位や起動デバイスの設定があります。ここがトんでしまうと、次に電源を入れたときに「MO」だとか「その他」だとかの設定に変わってしまい、HDDやFDDから起動できなくなります(－ －#
もちろんメモリスイッチの設定を都度直せばHDDやFDDから起動できるようになりますが、電源を入れるたびにいちいちメモリスイッチの設定画面を呼び出さないといけません。
搭載されていたNi-Cd充電池と互換性のある3.6VのNi-MH充電池のストックは一応あるのですが、Ni-MH充電池にも液漏れの危険があるので、まだ取り付けていません。
Ni-CDにしろNi-MHにしろ液漏れの原因は過放電だと思われますので、定期的に電源を入れて充電させてあげる必要が出てきます。(PC-8801MC2はNi-MH充電池に載せ換えているので、充電のために月に一度、一晩の間電源を入れっぱなしにしています。)
さて、この手間を386GEにもかけるか悩んでいます。
【15/1/3追記】
後日、Ni-MH充電池の載せました。記事は こちら 。
【15/1/3追記終わり】
P.S.
ちなみに386GE5についていた動かないほうのドライブですが、電源を入れて挙動を見たところ電源が入った際のヘッドシークで、最外周まで移動したことを検知できていないようだったので、その部分のセンサを取り外して清掃し、元に戻してみたところ、FDを読みにいこうとするところまでは動くようになりました。
その先の検証/修理は保留してます。そのうち時間を作ってみてみましょう。
【12/4追記】
調べてみたところ、上側のヘッドが死んでいました。
さすがにヘッド自体の再生は知識も技術も道具も足りないのでできません。リペアは素直に諦めました。
【12/4追記終わり】