さてさてお次はは、スターバックスが誇るダークロ-ストのお豆珈琲

「イタリアンロースト」「フレンチロースト」
比較テイスティングをしてみました!!


と、比較テイスティングに入る前に…
まず日本では「イタリアンロースト」
最も深いローストとされていますが、

スターバックスでは「フレンチロースト」の方が
一番深いローストなんです。


コーヒー業界でいう「イタリアンロースト」には共通の定義はないんですよ。
一般的には普通のローストより強いローストを指しますが、
会社や地域によって呼び方が異なるんです。


アメリカの東海岸のコーヒー会社で「イタリアンロースト」と言えば
日本と同じで、最も濃いローストのことなんですが、(フレンチ<イタリアン)

西海岸ではフレンチローストの方が、
イタリアンローストよりも濃いんです。(イタリアン<フレンチ)


だからスターバックスは西海岸で発足したので、
フレンチローストが一番深いローストになります。

全くややこしいわねぇむっ

豆と人と心と。-ITA&FRE


では比較に入りますキラキラ


◆まずお豆の見た目の比較

上の写真、どっちがどっちだか分かります?笑
写真うまく撮れなくて本当にすみません…
この写真じゃ分かり辛いですよね汗


写真の左がイタリアンローストで、右がフレンチローストです。
(混乱を防ぐために色分けしてみました。)


断然フレンチの方が黒いです!!
コーヒー豆の色の常識を覆す黒さです(笑)

そして黒いだけじゃなく、お豆の油脂がにじみ出ています。
深いローストをすると、こんなにもあぶらギッシュ!!
ツ~ヤツヤですキラキラ
(ちなみに、この焙煎豆の表面の光沢のオイルは「カフェオル(Caffeol)」といいます。)


それに比べイタリアンには光沢がなく、乾いています。
それでも普通のお豆に比べると黒いんですが、
同じダークローストでもこんなにも違うんですね。


◆お豆の香りの比較

フレンチはどのコーヒーにもない、どれにも似てない香りです。
INTENSE!!って表現がピッタリ。力強くスモーキー
一体どんな味だろう?!と味の予想がつかない香りです。

イタリアンは、フレンチに比べると、まだフルーツの香りというか、
この豆が、実は木の果実であったことを思い出せる香りです。笑
(本当にフルーツの香りがする訳ではないんですが、
フレンチと比べると感じるんですよ!!)

リッチな香り、美味しそうな香りがして、
ヨーロッパのカフェの光景が頭をよぎりました。


◆お味の比較

イタリアン甘さがあります。深さがあり、豊かな味わいで美味しいです。
フレンチに比べると、イタリアンの方がジューシーさがまだあります。
フレンチよりかすかに酸味があるからだと思います。
そして、フレンチよりしっかりとコクがあります。


一方フレンチはすごく苦くて力強い。香りはイタリアンに比べると少なく、
キャラクターをつかむのが難しいです。

イタリアンよりコクが軽く、
強いロースト感が全体を支配していて、
他のコーヒーにあるフルーツやナッツのような風味は全然感じません。
同じEXTRA BOLDのスマトラとも全く似ていません。


面白いのは、ローストが最も深いからと言って、
コクが最も強くなる訳でなはいってことです。


風味やコクや香りを楽しむというより、
強烈さや強いロースト感、他の豆にはないスモーキーさを楽しめます。


またカップの表面も、フレンチの方は油分がたくさん浮いていました。

例えると、イタリアンはイタリアのラテン系の紳士で
フレンチはドイツ人のお堅い紳士って感じ(笑)
(どっちも会った事ないけど笑)


◆温かいミルクを入れて比較


イタリアンフレンチもさすが両方ミルクと合います!

イタリアンの方は、コーヒー自体のほのかな甘さと
ミルクのもともとの甘さがマッチします。

フレンチの方は「これぞカフェオレ!!」という味(笑)
フレンチの力強さがまろやかになり、
飲みやすくなりました。
でもミルクを入れてもスモーキーさが分かる。すげぇ(笑)



いや~比較テイスティング楽しかったです。
一人で家で大興奮しながらテイスティングしてました(笑)

1種類のコーヒーをじっくりゆっくり楽しむことも幸せな時間ですが、

テイスティングとは「比較と対比」でございますハート②

比較することで、普段隠れていた特性が顔を出したり、
際立った風味をつかむことができます。

う~ん勉強になったよラブ