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9月30日に行われた自主企画のライブで解散を発表したcaroline rocksの最後であり、最高傑作の3rd mini album「final despair」が10月3日にタワレコ限定でリリースされた。

2nd mini album 「paralell.」から1年6ヶ月を経てのこの作品はキャロ自身も「もう超えることのできない最高傑作ができてしまった。」と話している。

解散の理由からもこれは明白である。
“この4人でできる最高の作品ができたと思っています。ただその反面、今後これを超える事は難しいのではないか、という想いに至りました。”(caroline rocksオフィシャルサイトより抜粋)

彼等がこのバンドにどれだけの思いを詰め込んでいたのか、そして何故この最高傑作を産み落として解散の決意をしなければならなかったのか、それはこのアルバムを聴かなければ分からないだろう。これほど素晴らしいアルバムを出して解散するなんて、本当にカッコよ過ぎるというか、なんとなく美人薄命という言葉が浮かんでしまうのは私だけだろうか。


前置きが長くなったが、アルバム「final despair」に収録されてる楽曲全五曲の解説を随時したいと思う。


1. final tempest
アルバムの一曲目を飾るこの曲はキャロの持ち味である砂川のヴァイオリン顔負けの緻密なギターと、渡辺の透き通った歌声を最大限に生かしており、イントロから既に鳥肌ものだ。光っては消える蛍の光を連想させるイントロ、Aメロのギターが印象的で、祈りのような叫びのような言葉にならない感情が溢れ出す渡辺のボーカルは、曲が進むにつれてとてつもない威力で差し迫ってくる。まさにtempest(大嵐)のような威力だ。震災後の影響を受けたように感じるこの楽曲からは、誰もが恐れる“変わってしまう事”への悲しみだけではなく、“それでも生きていく”という人間の強さを改めて教えてくれる。

2. guilty

coming soon…


3. the circus of clowns

coming soon…


4. calling name

coming soon…


5. a isolated flower

coming soon…






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