老後資金はいくら準備したらいい? | 【FP解説】貯金ができる!シンプルに家計を管理する方法

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おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

 

老後資金はいくら貯金したらいいですか?よくご質問いただきます。
退職後は、貯金を取り崩しながら生活するので、興味があって当然です。

 


とはいえ、個人差があり過ぎて、
多くの方にあてはまる目安を提示するのは難しいのです。


そこで、今回は、老後資金準備の考え方についてお伝えします。
ご自分のケースにあてはめながら考えてみてください。


・・・


収入と支出のうち、支出は大きく考えると、


自分のやりたいこと
住まい
生活費
備え(主に医療と介護)
遺すお金(子や孫への援助。お葬式代など)


一方、収入は、


仕事による収入(何歳まで、どう働くか?)
退職金
公的年金
個人年金


最終的には、不足する分を貯金するという流れになります。


・・・


上から順に行きましょう。まずは、自分のやりたいことから。


「定年になる前に、何か趣味を持っておいた方がいいよ」
退職金を今後、どう振り分けて使っていったらいいのか?
ご相談を受けたときのお客さんのことばです。


奥さんと旅行に行ったりもしているそうですが、
もちろん、それでも時間はたっぷりあります。


奥さんは習い事や地域の方とのおつきあいで、
家を空けることも多いそうです。


朝、起きたとき、今日は何をするか決まっていない生活は、
返ってストレスが溜まるそうです。


私のように、仕事や子育てに追われる現役世代には、
うらやましい悩みのように思いますが、
想像してみると、何もしなくていい生活はせいぜい1ヶ月が限界でしょう(笑)


セカンドライフの過ごし方というと、旅行が真っ先にあがりますが、
やはり日々のやることを見つける必要があるようです。


私でしたら、仕事を続けることかなあと思います。
仕事といっても、収入の多い少ない(またはボランティア)ではなく、
自分でできる範囲の社会参加というイメージです。


平日は半日ほど働いて、
あとは本を読んだり、孫の面倒を見たり(勝手な想像です・笑)、
家庭菜園をしたり、ジョギングをしたり(今から体を作っておかないと)。


こうした日常生活にプラスして、
たまに旅行に出掛けるようなイベントごとがあるといいなあと思います。


私の勝手な想像を書いてみましたが、
こうした自分のやりたいことを考えることがセカンドライフの出発点なのかなあと、
冒頭のお客さんのことばから痛感しました。


自分のやりたいことが決まれば、
それも盛り込んだ資金計画を作ることもできます。


次回は、セカンドライフの住まいについて考えます。

 

 

 

 

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牛込伸幸FP事務所
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