こんにちは。住宅ローン専門Fpのさとう ようです。

3月になりました。新年を迎えたばかりと思っていましたが、もう春も目の前です。

世間では今はまさに確定申告の真っ最中ですね。

私もやっと申告書を提出できました(笑)

作成中に以前対応したあるお客様のことを思い出しました。

そのお客様の仕事は「作家」

大手出版社の連載を数本持ち、単発でも結構な数の記事を書かれていたようでした。

そんなお客様が家を購入しようとあるハウスメーカーと話を進めていました。

建物の間取りなどの大枠のプランもでき、建築費も見えてきました。

そこで住宅ローンの申込となりました。


しかし、問題が!!



それは収入がないのです。いや正確にはないことになっているのです。

もちろん所得隠しをしたわけではありません。

要はすべての「原稿料」を雑所得として申告をしていて、

継続した収入(営業所得)がないことになっています。

雑所得ですから、平たく言えば

「普段はないけど、たまたま今年だけありました」

という収入です。貸すほうからすれば継続した収入がないと困ります。

お客様は作家として収入を得始めてからずっと雑所得で申告していたそうです。

普通に審査に出していたんじゃ審査は通らないのははっきりしていました。

ただ一縷の望みをつないだのは、その原稿の依頼元。いわゆる取引先です。

名だたる大手の出版社から連載をもらっていて、その他にも自己資金を多く

用意できていることなどプラス要因を整理して、作戦を検討しました。

と、まぁその後の悪戦苦闘はさておき、最終的には希望額を借りて、

マイホームの購入を実現されました。

収入を間違て申告していることで、書類上は

「継続した収入のない」方

になってしまいます。

もし、修正申告でもすれば、税務署に対する印象も悪くなる可能性もありますし、

正しい税務知識を得るなり、税理士の先生と上手にコミュニケーションを

とることは重要ですね。

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